JRCキハ40系列&キハ11のヤンゴン無事到着に加えて、JRE仙台地域色キハ40系列のミャンマー輸出が伝えられるなど、ますますミャンマー国鉄が日本中古RBE天国となって行く勢い……ということでミャンマーネタの続きです。
去る3月にヤンゴンで撮り鉄をした際の成果としては、勿論日本中古RBE各種を激写したことや、バゴーでLRBEに乗ったことなど多々ありますが (どちらも全然アップが後回し……最近はいろいろな方がヤンゴンを訪問されて多々リアルタイム情報がアップされる時勢となりましたので、当ブログが先を競って速報を載せる意味は既に無し ^^;)、ある意味で最もマニアックに強烈な成果は……日本製4扉コンパートメント車格下げ車の形式写真を激写していたことです!
1950年代にH立で製造された雨樋・ベンチレータ付客車の最高峰は、4扉コンパートメント・アッパークラス寝台であるBNCXE1700形でありますが、そのロングシート格下げ車は (?) 形式名をLBGTXと改め、車番はそのままに(?)ヤンゴン環状線の6連または東郊用3連に組み込まれ、悠々自適にゴロゴロ転がっていました。
とくに1712は、4扉の原型をとどめているのが要注目! 2年前に初めてヤンゴンを訪問した際には、この客車を眺めても「英国DCのお古とはまた一味違ったボロが走っているなんて凄いな……。しかも4扉とは。まぁラッシュの切り札として4扉も必要ということなのだろうか」としか思わなかったものです。しかし今回、どうやら素性が怪しいのではないかと睨んで形式写真を撮っておいたところ、をを!現役のコンパートメント車画像と比較すると瓜二つ! というわけで、実は日本製最高級車の成れの果てこそ、この4扉・青緑ツートン塗装だったのです!
いっぽう2扉の1701は、ロングシート格下げとともに中間ドアを左右二ヶ所埋めた(?)結果、非常にちぐはぐな窓配置の2扉車になっている……ということが推察されます。しかし素人目には、これが4扉コンパートメントであったかどうか全然分からず、単にバラバラな窓のボロ客車が連結されているだけとしか思わないでしょう。いやはや私も、形式写真を撮って後日ジーッと他の車両と比較するまでは、単にボロとしか思っていなかったのでした (爆)。
というわけで、帰国した後の今頃になって「しまった!1701をもっとしっかりと激写・乗車しておくべきだった」という後悔の念に駆られている次第ですが、このような発見がゴロゴロしているからこそ、ミャンマーの客車シーンは穴場的な面白さがあると痛感します。