忙しさ故に未だ富士山麓特集も終わっていない当ブログですが (^^;)、先週末は4ヶ月ぶりで関西に日帰り出張して来ましたので、そのときの撮り鉄ネタを並行してアップしてみたいと思います。
本来でしたら関西に出向いたともなれば、ついでに有給などもくっつけて、関東にはない独特のシブい魅力を備えた関西私鉄の面々、それに今でもまだまだ隆盛を誇っているといえる103系を激写して回りたいものですが、最近の個人的な余りの忙しさではそれも難しく、泣く泣く日帰りスケジュールを組んだのでした (T_T)。でも単純にそれだけではつまらなさ過ぎますので、昼過ぎから用務が始まるのを良いことに、往路は敢えて小遣いをプラスして急行銀河で大阪入りしまして、午前中はまるまる撮り鉄に費やしました (笑)。今回の訪問対象は、高校時代に貴志川線に乗って以来かれこれ○○年ぶり (^^;) になる南海です。しかも、1500V線に乗るのは生まれて初めて (爆)。しかし、現在の南海電車のラインナップをみてみますと、前パン+貫通路が実に魅力的な抵抗制御車を未だ大量かつ大事に使っているようで、個人的な主な関心に昭和30~40年代の高度成長時代の車両も含めるようになるにつれ、これは是非一度は撮っておかないとなぁ……という願望が日に日に高まって来たのでした。
そこで、まず何はともあれ難波駅に行ってみますと、いきなり最大のお目当ての7000系が前パン姿も凛々しく停車中! 車内に入ってみますと、車齢40年前後というのが信じられないほど素晴らしく整備されていることがよく分かります……。そして乗り心地も快適そのもの。いろいろ調べてみますと、この7000系、未だに一両も廃車になっていないそうで、そういう意味では「西の東武8000系」といったところでしょうか (東武8000系はサハに廃車が発生していますが……)。そして、20m・片開き・前パン・貫通路つきというスタイルは、東武7800系を何となく思い出さなくもなく……一説によると7800系は5000系へと車体更新するのではなく、全面的なアコモ改造によって延命させる案もあったそうですので、もしそうだとすると多分こういうスタイルに近いものになっていたのかも知れません。いっぽう、前パン・20mという点を除けば、京急1000系にも通じるものが……。
というわけで、関東人としてかなりいい加減な妄想を綴ってしまいましたが (^^;)、古き良き私鉄電車の風格を今に伝える関西の傑作のひとつに、この7000系も入るのでしょうか……?!
撮影地は2枚とも萩ノ茶屋駅ですが、ここは常に本線・高野線の電車が怒濤のように行き交い、しかもこの7000系の勇姿も頻繁に見られるとあって、約1時間の滞在はあっという間でした。いっぽう、高架の両側はまさにディープ・ミナミ……。時間が止まったような雰囲気に圧倒されまくりでした。