地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

未だ現役・相鉄モニ2000 (2000系)

2005-06-30 00:47:00 | 事業用車両


 先日、恩田で長野電鉄に行く8500系 (↓の記事) をウォッチした帰り道、「そういえばまだ時間があるし、確か今日は相鉄架線検測車の定例運転日だっけ……」と思いまして、またまた寄り道で瀬谷に行ってみました。「運休でもダメでもともと。もし来ればラッキー! しかし今日はまだ2000系が現役で来るのだろうか、それとも7000系を改造した新検測車の初出番なのか?!」というドキドキ気分で待ち構えたところ……何と2000系が釣掛サウンドを響かせながら姿を現しました! 最近はこれを撮るたびに「もうこれでさよならか」と思ったものですが、意外と強運の持ち主のようで……(^^)。猛烈な轟音を立てながら走り去って行くその姿に酔いしれるひとときでした。
 そしてこのとき、さらに驚くべきことに、2000系ご登場の直前 (1~2本前) というタイミングを狙うかのように、当面廃車を免れた珍車・5050系が姿を現しました!! 2000系の運行前の露払い、といったところでしょうが、こちらとしては瀬谷に着いたばかりでカメラのセッティング中でしたので大いに動揺しました (^^;
 何はともあれ、2000系と5050系の少しでも長い活躍を祈るばかりです……!

信州の私鉄電車二題

2005-06-29 00:58:00 | 地方民鉄 (甲信)


(1) 上田交通別所線、上田電鉄に!
 今年の秋から、上田交通の電車部門が分社化され、上田交通の100%子会社・上田電鉄になるそうです。まあもとから実質的にそうだとはいえ (昔の社名から「丸子」が抜けただけ ^^;)、昇圧前の80年代半ばに何度も通ったことがある私としては、上田交通という名称に慣れっこになっているのも否定できないことでして……ちょっとだけ寂しいですね (^^;)。そういえば、7200系の旧塗装ラッピング車、まだ撮りに行ってない……。
 ※画像がまるで季節外れでスミマセン。でも蒸し暑い中で涼を求めるということで……(^^;



(2) 先日の長野電鉄8500系@恩田
 昼過ぎで仕事が終わりだった先日、ふと寄り道して (^^;) 午後の恩田 (東急長津田工場) に行ってみました。すると、実にラッキーなことに、入換専用車3両全車がパンタを上げ、かなり複雑な入換作業をやっていました (^^)。そのうち、長野電鉄8500系として改造が進んでいる車両については、黒いデキ3023によって工場建物の手前まで押し込まれたのち、中からやって来たアントか何かに牽引されてスルスルと奥へ消えて行きました (^^;)。クロスシート化改造がなされているかどうかについては確認できませんでしたが、方向幕が抜かれて空っぽに。もうすぐここに「長野」「須坂」「信州中野」「湯田中」という字が入ると思うと実に楽しみです (「朝陽」「信濃竹原」は果たして入るのかどうか?? ^^;)

さよなら琴電非冷房カルダン車

2005-06-26 17:33:50 | 地方民鉄 (中京北陸)


 民事再生法申請以来、電車の冷房化や駅施設の改良、そしてICカード (IruCa) の導入などを猛烈な勢いで進め、クルマ王国・うどん県の人に少しでも多く乗ってもらえるようサービスに努めているのが新生ことでん。そこで最近は、京急700系改め1200形の導入が急速に進んでいるようですが、それは自ずと従来の「電車博物館」状態が薄れて行くことを意味するわけでして、ついに昨日と今日、琴平線の非冷房車群 (もと三岐鉄道&阪神) のさよなら運転が行われたようです……(たしか元阪神ボディの両運転台釣掛車については1両だけ、朝の増結用として残るようですが)。
 私が初めて (というかこれまで一回だけ、ぱれっとさんとのミニオフ会とあわせて) 琴電を訪れたとき、これら非冷房車は全てラッシュ時しか出番がありませんでしたが、既に廃車になった810+820や1011+1012、それに元名鉄3700系の1020形も含めてこうした昭和30年代デザインの電車がゴロゴロとやってくるさまにはまさに目を見張ったものでした……。でもこのとき元三岐車については全車仏生山で検査&予備車状態でしたので、撮ったのは↑これだけです (-_-)。
 その後、琴電が何度も旧型電車祭りを催すたび、飛んで行きたいのはやまやまだったのですが、如何せん開催時期が悪すぎますし (毎年12月中旬~末)、平日の朝を狙って高松を訪れる機会にも恵まれませんでした。そしてついに今日のさよなら運転……忙しすぎて行けない……(T_T)。というわけで、ネット上でお別れを……。
 しかし私はこれで諦めたわけではありません (^^;)。次の廃車対象はたぶん元京急600系の1070形でしょうし (冷房車とは言えいい加減車齢は非常に高いですし、2扉は使いづらいと琴電も思っていることでしょう)、来年予定されているという長尾線の大型車化によって多分京急1000系集中冷房車がドッと入る代わりに (色は長尾線グリーンになるのかどうか??)、古典的旧型車の定期運用も危機的状態になるでしょうから、出来るだけ早めに高松を再訪問しなければと思っているところです。あ、もちろん京急700系&1000系ファンとしては、ことでん旧型車の撤退を惜しみつつも、琴平線新標準塗装をまとった1080形&1200形の活躍も見てみたいわけでして……。あと、ついでに松山で伊予鉄&道後温泉三昧にひたりたいですし、高知では土佐電鉄の旧型車と旧型バスも見てみたいですし……(^^;)。
 

なにわミナミの南海軍団 (1) 前パン片開き鋼製!の7000系

2005-06-25 21:42:02 | 都市民鉄 (近畿以西)


 忙しさ故に未だ富士山麓特集も終わっていない当ブログですが (^^;)、先週末は4ヶ月ぶりで関西に日帰り出張して来ましたので、そのときの撮り鉄ネタを並行してアップしてみたいと思います。
 本来でしたら関西に出向いたともなれば、ついでに有給などもくっつけて、関東にはない独特のシブい魅力を備えた関西私鉄の面々、それに今でもまだまだ隆盛を誇っているといえる103系を激写して回りたいものですが、最近の個人的な余りの忙しさではそれも難しく、泣く泣く日帰りスケジュールを組んだのでした (T_T)。でも単純にそれだけではつまらなさ過ぎますので、昼過ぎから用務が始まるのを良いことに、往路は敢えて小遣いをプラスして急行銀河で大阪入りしまして、午前中はまるまる撮り鉄に費やしました (笑)。今回の訪問対象は、高校時代に貴志川線に乗って以来かれこれ○○年ぶり (^^;) になる南海です。しかも、1500V線に乗るのは生まれて初めて (爆)。しかし、現在の南海電車のラインナップをみてみますと、前パン+貫通路が実に魅力的な抵抗制御車を未だ大量かつ大事に使っているようで、個人的な主な関心に昭和30~40年代の高度成長時代の車両も含めるようになるにつれ、これは是非一度は撮っておかないとなぁ……という願望が日に日に高まって来たのでした。

 そこで、まず何はともあれ難波駅に行ってみますと、いきなり最大のお目当ての7000系が前パン姿も凛々しく停車中! 車内に入ってみますと、車齢40年前後というのが信じられないほど素晴らしく整備されていることがよく分かります……。そして乗り心地も快適そのもの。いろいろ調べてみますと、この7000系、未だに一両も廃車になっていないそうで、そういう意味では「西の東武8000系」といったところでしょうか (東武8000系はサハに廃車が発生していますが……)。そして、20m・片開き・前パン・貫通路つきというスタイルは、東武7800系を何となく思い出さなくもなく……一説によると7800系は5000系へと車体更新するのではなく、全面的なアコモ改造によって延命させる案もあったそうですので、もしそうだとすると多分こういうスタイルに近いものになっていたのかも知れません。いっぽう、前パン・20mという点を除けば、京急1000系にも通じるものが……。
 というわけで、関東人としてかなりいい加減な妄想を綴ってしまいましたが (^^;)、古き良き私鉄電車の風格を今に伝える関西の傑作のひとつに、この7000系も入るのでしょうか……?!
 
 撮影地は2枚とも萩ノ茶屋駅ですが、ここは常に本線・高野線の電車が怒濤のように行き交い、しかもこの7000系の勇姿も頻繁に見られるとあって、約1時間の滞在はあっという間でした。いっぽう、高架の両側はまさにディープ・ミナミ……。時間が止まったような雰囲気に圧倒されまくりでした。

東急8000系「伊豆のなつ」号運転!

2005-06-24 00:21:14 | 大手民鉄 (東急)


 23日夜、終電近い時間に帰宅して (毎日仕事がタイトなもので……)、いつものようにネット上を巡回していたところ、とんでもないニュースリリースに遭遇しました!! 何と、先日定期運用から離脱した東急東横線8000系の未更新車 (↑この編成です) に、恐らくこれから改装されて譲渡されるであろう伊豆急のラインカラーステッカーを貼り、伊豆観光キャンペーン列車「伊豆のなつ」号として東横線内を走らせるというのです!!!!
 基本的な運転日は7月の土曜 (そして一部日曜) とのことですが、詳しくは東急HPをご覧下さい。
 いや~それにしても、東横線某駅すぐそばの産婦人科で生まれ、幼少時は8000系をはじめ東横線を行き交う電車をヒマさえあれば眺めており、しかも親の出身地である伊豆を走る伊豆急にも散々お世話になっている私としては、これは絶対に外せないシーンとなることは間違いありません (^^)。しかし、こうなると小田急2600系や相鉄新6000系の旧塗装復活と同様、沿線はイベント系を生業とする濃いぃ集団が跋扈することは間違いないわけで (普段の~んびりと撮っている私鉄&国鉄型ファンとしてはそれが悲しいところ)……多摩川駅や新丸子駅とかは殺気立った状態になることは目に見えていますから……さてどこで撮ろうか……。
 
 う~ん、明日も朝早いのに、すっかり睡眠時間を削って舞い上がってしまいました (^^;