去るクリスマスは待ちに待った「鉄道コレクション」第9弾の発売日! キリスト教徒というわけではなく、物心ついた頃には既にサンタクロースが虚構であることを見抜いていた私でも、さすがにこの絶妙なタイミングには、「たまには偉大なるサンタ様の実在を信じてみるのも悪くないのかも」とうならざるを得ないほどでした……。まあ、釣掛式電車命!な人間の願いを叶えて下さるトミーテック様が、年末のボーナスや給料日という、思わず財布のヒモが緩む頃合いにぶつけたに過ぎないのでしょうけど (^^;;
というわけで、近所の模型屋でかねてから予約しておいた4箱をさっそく引き取ったのち、世間よりも一足早く年末年始休みに入っていることから (^^;)、超速攻でN化作業開始!! まずは40両全てを箱から取り出し、塗装の状態が悪い分については今後の塗装変更用として選り分け (さて、何色を塗ろうか……笑)、とりあえず各系列4両×5=計20両を突貫作業でN化してみました。♪(^^)♪
今回のコンセプトは、国鉄63系の車体更新車ということで……ついでに国鉄73系の全金属車体化改造車(トミックス製・御殿場線用スカ色)を並べてみました。いやはや、まさに炸裂しまくりな昭和30年代製ワールド……ただただ心酔するばかりです(*^O^*)。
並べた鉄コレN化車両群を横から見下ろすと↑こんな感じ。いや~~壮観です!! そしていざ転がしてみれば、まさに蘇る1970~80年代の懐かしき鉄道風景……。
N化する作業そのものについては特にあれこれ記す必要もないかも知れませんが、それよりも前に気になったのは、それぞれの製品の出来具合にバラツキが大きいことでしょうか。
*東武7300系……基本的な出来には文句のつけようもございません! 但し、標準M車がFS-10装備のモハ7320で、シクレM車が前パン・78系風ベンチレーターのモハ7329というのは……どちらも73系の中では特異な部類に入るわけで、やや首をかしげざるを得ないものもあります (汗)。
*小田急1800形……窓の再現もリアルでマジ最高!!!!!!!! この点、窓の表現がほとんど73系全金属車並みのGMキットは立つ瀬がなくなりそう (^^;
*秩父800形……小田急と同様最高!と叫びたいところですが……塗装にやや難多し、ホコリ混入や塗りムラがそこかしこに……。
*山陽700形……個人的には残念ながら全く馴染みがなかった車両ですが、スタイルそのものは実にシブく、鉄コレの再現もなかなか。残念ながら塗装の吹きムラ多数……。
*身延線モハ62・クハ66……これも残念ながら引退が早かったため乗ったことはなく、長年にわたり富士や浜松の留置線で放置されていた姿のみが記憶に残っていますが、もし当初の計画通りに増備されていれば、80年代から遅くとも90年代まで、房総や長野・新潟地区などで釣掛式電車の旅を存分に楽しめただろうに……と思うにつけ、かえすがえすも惜しい車両。それだけに鉄コレも期待していたのですが……せっかく名物の裾折れも再現されているというのに、塗装や窓パーツにかなり難あり……(号泣)。四川省か湖南省あたりから出稼ぎに来たばかりの未熟練工に加工操作をやらせたのでは……としか思えないです (苦笑)。
ただ、そんな事態にめげてばかりもいられず、むしろ開き直って遊ぶものは遊ぶが勝ち! (笑) とくにクハ66については、ある妄想のために手を加えてみることにしました。右の「続きを読む」からどうぞ~。
ダミーカプラーを外してスカートパーツの一部を切り欠き、ボディマウント式TNカプラーを装着! 左は施工前、右は施工後です。
そして……実際には実現しなかった「73系との夢の混結運用」!! ええと……架空の設定としましては……「国鉄末期の財務事情は恐ろしく悪く、73系のうち全金属車については延命措置を施したうえで、分割民営化後も継続使用することが決定。そこで、沼津の御殿場線73系の一部が残存したことに合わせ、身延線のモハ62・クハ66も73系との併結を容易にする改造がなされ、御殿場&身延線で共通運用化。沼津駅で併結編成が発車待ちをしていたところ、日本周遊中のオリエント急行と夢のような御対面!」という感じですが……え?話がうまく出来すぎているって?? すみません……(^^;)。所詮は妄想です、はい (笑)。