個人的には「湘南ライナー」幕と「あまぎ」幕がカッコ良かった!
Simple is the best?な「おはようライナー」幕。
世界の中心・横浜駅の真っ直ぐなホームに185系は映えました。
幕回しで「普通」が現れると脳内で「521M!」という叫びが!
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1981年に急行伊豆と普通列車の兼用車両として登場して以来、約40年間にわたって天下の東海道線東京口にて終始主役の座を占め続けるという偉業を成し遂げた185系。その長寿の理由は、圧倒的安定のMT54の走りに加えて、一日当たりの走行距離があまり長くなく、潮風にさらされるにもかかわらず良好な状態を保ち続けたためであると考えられます。しかし新陳代謝の波は抑えがたく、指定券販売のオンライン化と座席上ランプ設置の流れもあって、185系は昨晩限りを以てE257系に主役の座を譲って波動用輸送に転じることになりました。
小田急江ノ島線沿線民である個人的には、185系に乗る機会といえば、藤沢から521M・伊東行き普通列車に乗るのが圧倒的で、その回数とても多いわけではなく、結局目の前を走り去るのを黙って見ていることが多い車両でしたが、5両から15両まで様々な長さで変幻自在に走る姿はやはり印象的で、とりわけ近年はまとまった数の国鉄型車両として沿線にMT54のサウンドを振りまいていたのは感動的ですらありました。大きな事故も故障もなく、無事これ名馬。そんな称賛と共に、去りゆく185系を見送りたいと思います。長年の堂々の活躍お疲れ様でした。