先日は久しぶりに韓国の車両をアップしましたが、それにしてもKORAIL発足後今日に至るあらゆる韓国鉄道車両のデザインセンスの悪さはどうにかならんのか……。それがウリナラの特色であり好みであるということなら仕方がありませんが、水西高速鉄道の外観センスの悪さ (とくにロゴ) は、全然写欲をそそられない……。日本で近年台湾・東南アジアの鉄道が大いに注目され (?)、中国の鉄道についてもハードコアな好き者は確実にいるにもかかわらず、鉄ヲタ界における韓国の鉄道への関心が、これらの国ほど高まらないように見えるのは一体何故なのか……。そこで個人的に思うに、それは単に日韓関係の悪さだけではなく、コンテンツとしての韓国鉄道の面白みの無さ、とりわけデザインに起因するのではないかと思われます。まぁ韓国については、昔からケンチャナヨな味わいを愛するハードコアな趣味者がごく少数ながらおり、今もそういう世界が確実に続いていることから、00年代から数年前まで見られたような、何でも韓国由来のものを韓流と称してもてはやす風潮は、一過性の異常な現象であったと解釈することも出来なくもなく、鉄道についても昔通りにごく少数の日本人マニアがいる状態が続いているということなのでしょう。。
とまぁこんな感じで、個人的には別に韓国鉄道シーンへの同情心といったものはなく、単に現象を現象として眺めているだけですが、ここでもし本当に韓国の鉄道車両に足りないものを補い、マニアックな魅力を高めようとするのであれば、やはり塗装こそ手っ取り早い手段でしょう。KORAILではなく鉄道庁や韓国鉄道公社と呼んでいた頃までの塗装は、今と比べて確実にカッコ良く見えるわけですから……(その頃に撮り鉄すべきでしたが、大学進学ともに非鉄時代がしばらく続いて情報にも疎い中、撮影禁止とばかり思っていました)。
とはいえ、今さら覆水盆に返るとは思えず、新しく一層マニアックな塗装を目指すべきであります。そこで思いついたのは、以前「究極のケツ作ウソ電」として塗り絵してみた平壌地下鉄風KORAIL1000系電車に続き、「そうだ、KTXも北朝鮮の罐っぽい色にすればカッコ良いのではないか?」ということ。
そもそも韓国の内政外交が、せっかく一旦昨年の今頃に過度の中国傾斜から距離を置き始めたというのに、今やかくも内政が紊乱しているのみならず、北の暴走とTHAAD配備問題をめぐる中国の嫌がらせに直面し、日本からも昔のようには相手にしてもらえないなど (これは韓国自ら望んで動いた結果)、完全な閉塞状況に陥ってしまったとは……。事ここに至れば、北主導の南北統一も決して不思議ではありません。そこで、一介の鉄ヲタブログではありますが、下手をすると本当にこうなってしまうという警世の一品として、敢えてアップ致します (滝汗)。先日、日韓関係の改善を強く望み親北派を批判する洗練された韓国人と会ったばかりだけに、「こういうウソ電をアップするのはどうよ?」と思わなくもないのですが……しかし全般的な状況はやはりこういう方向性も有り得なくもないと考えざるを得ません。
というわけでウソ設定は……「青年大将ニムの偉大な領導で実現した祖国統一を祝い、心からの忠誠を表明するため (そのような心にもない言葉を並べて保身を図るため)には、一刻も早く、まずは先頭に立つ機関車部分だけでも、《パルリパルリ (早く速く)》の精神で社会主義建設に相応しい塗装へと変更しなければならない!」との大号令が下されて過渡期が始まったばかりの光景、という感じです (汗)。