ローカル線の再起に関する新刊書といえばもう一冊、銚子電鉄の次長さんが執筆された『がんばれ!銚子電鉄』も挙げないわけには参りますまい。こちらの本は、一昨年11月以来の大混乱をどう乗り切ったのかを中心に、歴史的背景も含めて一連の経緯がわかりやすく整理されており (次長さんのブログと全く同じ文体ですので、100%ご本人の執筆でしょう)、一喜一憂を続けたファンにとっても、ローカル私鉄の今後を考えるうえで必読の一冊だ……ということでオススメです!
それはさておき、昨年末の銚子訪問の目的は、デハ1002の検査終了・運行開始を前に、少なくとも1両の釣掛式電車が動いている状態を楽しんでおくことでしたが (デハ1002の塗り立てほやほや「鉄子色」を見てみようという意図がなかったといえばうそになります ^^;)、それ以上に楽しみにしていたのは……デハ301が仲ノ町を離れて外川にいる姿を記録することでした。
デハ301の外川移動は、リンク頂いている「麻呂の気紛れなる戯言」さんのレポートを通じて判明したのですが、恐らくはデハ1002の検査・塗装にあたり、仲ノ町のスペースを確保するためだったのではないかと思われます。そして12月下旬の時点で、デハ1002の営業運転復帰が迫っているとなれば、いつデハ301が仲ノ町に戻って来ても不思議ではなく、外川留置シーンの記録は待ったなしでした。
というわけで、仲ノ町での撮影を終えて外川を訪れてみると……をを素晴らしい! 仲ノ町の狭苦しいスペースに留置されている姿 (2枚目の画像) とは違い、何て撮りやすいことでしょう……(^O^)。しかも、特設の架線検査台といい、後ろにユ101を連結した状態といい、如何にも「珍」な雰囲気が潮の香りとともに漂ってきます……(*^^*)。そこで、あわよくばパンタを上げて仲ノ町に戻るところを記録できないものか……と思ったのですが、そこまで運が良いわけではなかったのは残念 (いや、それがフツーか。^^;)。
それはさておき、去る今月頭に横浜で開催された鉄道模型フェスタでは、「鉄道コレクション」銚子電鉄デハ301・501醤油色バージョンセットの試作品が展示されており、なかなか引き締まった出来映え (?) に思わず惚れ惚れ……(笑)。そして、発売は3月と決まったようです。そうとなれば、ここは是非銚子まで出向いて購入することによって、少しでも銚子電鉄の収入の足しになるようにしたいと思っているのですが、ついでに鉄道コレクションの発売を記念して、デハ301の撮影会を仲ノ町で開催して頂ければありがたいなぁ……と思っています。確かRP誌の読者短信欄にも、事由は記されていなかったものの「撮影会開催予定」云々の記述があったような (^^;)。もっとも、1日だけの開催となりますと、あの狭い仲ノ町のホームが大混乱になってしまいそうな気もしますので、一定期間仲ノ町構内の形式写真を撮りやすい位置にパン上げ留置というのがベストかなぁ、と思われます。以上はあくまで願望、あるいは妄想ですので、皆様真に受けられませんよう……(^^;