地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京急クト2展示! そして事業用車に変化?

2010-05-31 12:00:00 | 事業用車両


 去りゆく1000形の存在を前面に押し出した一昨日の京急フェスタでは、まさにそのような趣旨に華を添えるべく、1000形をベースとした事業用車 (救援車)・クト2が見やすい位置に展示されていました\(^O^)/ これまで何度か久里浜まつりを訪れた際には、デト17+18が無架線地帯の保線用車コーナーに展示されているのが定番であり、通常新町と文庫の撮りづらい位置に留置されているクト様を間近に拝むのは夢のまた夢の感がありましたので、いや~何度も来てみるものですね (笑)。
 クト2の後ろには、(ネット上で流れている情報によると) 2両に組まれた1351Fらしき編成が連結されていますが、その意図や如何に……? 



 クト2は勿論自走出来ず、緊急出動時には庫内にいる他の編成が牽引する必要がありますが、クト2のマスコンは1000形に対応しているとされ、これまでは1000形や他のデトがその任に当たってきたようです。しかし今や1000形が消滅の瀬戸際に陥っている中では、デトしか相棒がいないという状況になることがほぼ確定……。とはいえ、デトも資材輸送で出動する可能性があるわけで、いつでもクトを牽引出来る車両をクトの目の前に常備しておく必要があり、そこで当面1351Fが牽引車として抜擢されたのでしょうか……? (あくまで類推で恐縮です ^^;)
 そんなことを考えながらクト2を激写し、さらに「をっ、奥の方にはデト17+18が!」ということで、バックにこの2両を配して撮影~♪ これを撮った時点では「あれれ?救援装備用コンテナを下ろしており、《救援車》ステッカーも貼られていないのぉ~。何かレアじゃん♪」という程度の認識だったのですが、帰宅後PCで改めて眺めてみますと……デト17のヘッドライトが800形近似のものに (?) 改造されているではありませんか!! 
 あるいは1000形の消滅に際し、残存するデトについては1000形マスコンから新系列マスコンへの交換を中心とするリニューアルが図られているのでしょうか?! その方が今後の乗務員訓練・運用にとっても都合が良いでしょうし……。 


 何と!デト11+12も入場中! デト貨車がまとめて5両も久里浜に入場するという事態はなかなか考えにくいわけで……やはり1000形の消滅と合わせて何らかの改造を進めている可能性がありそう。床下機器が全て撤去されていますし(汗)。

京急1000形さよならHM装着イベント開催!

2010-05-30 15:39:00 | 大手民鉄 (京急)


 午前11時過ぎ、デハ1345にHM装着。万感の思いこもる敬礼……。



 高めのアングルで撮影した1345FのさよならHM姿。



 今度はクーラーが目立たないよう低めのアングルで。



 今日HMが付かなかった1243Fは明日以降どうなるのでしょうか?

--------------------------------------------
 1959年に誕生して以来、約半世紀にわたり偉大なる歴史を積み重ね、京急史上最多の製造両数を誇ってきた1000形。しかし新旧交代の波には抗しきれず、周知の通り間もなく全車が引退することに……。そこで、本日久里浜工場(正式名称は京急ファインテック久里浜事業所)にて開催されたファミリー鉄道フェスタでは1000形の存在が前面に押し出され、午前11時から展示中のデハ1345にさよならHMを装着するミニイベントが執り行われました。
 そこで、生まれてこのかた京急沿線には何かと縁がある私としましても、京急1000形の最後の晴れ舞台を是非この眼で見届けて記録にとどめておきたいと思いまして、今日は朝9時前に会場に到着。まずはHM無しの状態を撮影したのちひとしきり会場内を見て回り、改めて11時のミニイベント開始に合わせて1345・1243Fの前に向かったところ……やはり予想通りの人人人……。しかし、何とかデジ一眼を高く差し上げて、無事HM装着の模様を撮影することが出来ました……(1枚目の撮影にあたって、脚立や銀箱の類は一切使っておりません)。そして、京急としても1000形に対してひときわ強い思い入れがあることが見て取れる格調高いHMといい、万感の思いがこもり過ぎて言葉が続かないベテラン職員氏 (装着担当者) の挨拶といい……たしかにこの名車の落日がすぐそこに迫っているのだという事実を改めて痛感させられたのでした。
 両数がピークに達した1970年代末から80年代半ばには「京急といえば1000形」という圧倒的な印象さえあっただけに、1000形の最後の晴れ姿を見届けようという人の数は「凄まじい」の一言でしたが、少なくとも私が会場にいた11時台には大きな混乱はなく、揉みくちゃ覚悟でもやはり訪れて良かった……と思っております。何はともあれ、1000形のために素晴らしいHMを用意され、フェスタ全体を切り盛りされた関係者の皆様に、この場ながら心よりお礼申し上げます。m(_ _)m
 さてこれからは……果たしてHM装着運行がどのようなスケジュールで行われるのかが関心の的となるのでしょうが、撮影にあたっては1000形の偉大なる有終の美を汚さないよう努めたいものですね……。700形のときと同じく大師線4連にHMが装着されるのを個人的に希望しているのですが……(^^;


 既に離脱して久里浜送りとなっていた1381Fが未だ解体されず、安全・マナー教室会場として活用されていました。そして、デハ1381の側面には成田山初詣サボが……(芸が細かい!)。

長野電鉄創立90周年・T6編成のある風景

2010-05-29 00:00:00 | 地方民鉄 (甲信)


 2000系D編成(林檎色)との並び!



 東急8500系ファンにとって、この光景は超貴重なのか、超不運なのか・・?



 2000系A編成(葡萄色)との並び……は良いのですが、HMまだですか……?



 ついに90周年HM登場!と思いきや、嵌め具合を確認しただけで装着せず……。

--------------------------------------------
 長野電鉄はこのたび目出度く会社創立90周年を迎え、公式HPにて各種の記念企画が掲載されておりますが、個人的には「記念HMを2000系A・D編成と8500系T6編成にローテーションで装着する」という話題に大いに惹かれました。と申しますのも……くじ運さえ良ければ、独自の「なんちゃって貫通顔」を誇る (?) 8500系T6編成のヘッドマークステイを使用しているシーンを撮影出来るからでありまして、東急8000系列ファンにとってはまたとない嬉しい話です!
 このことは、たまたま「そろそろ約1年ぶりに長電を訪れて2000系の活躍を改めて記録したいものだ」と思い、「ゆけむり」検査日が何時かを調べるために公式HPにアクセスしてみたところ知るに至った次第。そして、偶然平日休みと好天とHM装着開始日が重なったことから「これはまさに千載一遇のチャンス! 2000系に装着される場合でも大変貴重なものであるのは間違いない!」と思いまして、昨日早起きして始発の新幹線に乗り、一路長野へ向かったのでした。
 昨日は、2000系が通常のHMを装備したままで運用されており、朝のラッシュ輸送を終えたのち須坂に入庫したT6編成にはHMがなかったことから、多分T6編成が再び出庫する際に装着するのだろうか……と思いまして、時折光線状態を見ながら村山・朝陽界隈に往復しつつも(フリー切符を購入済)、基本的に須坂で「そのとき」を待つこと久し……。17時27分の長野行として出庫する編成が3500系床屋編成であるのを確認したのを最後に「一体どうなっているんだ……結局今日は3編成のどれにも装着しないではないか……。これほど待ち続けるくらいなら、涼しいを通り越して寒いくらいの一日だったので、昼間から『楓の湯』にでものんびり入りに行きたかった……」という遺憾を感じつつ長野駅に戻り帰宅したのでした。
 そこで改めて念のため公式HPを確認してみたところ……掲出期間の部分が

 申し訳ございませんが、弊社都合により掲出日を延期いたします。

という文言に変わっているではありませんか……(@o@) (T_T;;)。27日の夜遅くまでにそう書き換えられていれば、須坂でひたすらT6編成を眺めつつ不安を募らせるということもなく、別の撮影スポットで各種編成の走行シーンを撮影したかったのですが……。というわけで、要リベンジですな……こりゃ。

さよなら山陰線京都口113系 (4) 湘南前パン

2010-05-28 00:00:00 | 国鉄型車両


 先日嵯峨野トロッコをアップしたついでに、こちらを片付けておきませう・・。
 山陰線京都口の113系6連のうち福知山方に増結される2連は、冬になると霜取りの大役が加わって、原則として前パン装備車限定運用となっていました。そこで、なくなる前に是非一度は前パンを振りかざした姿を記録しておきたいと思い、去る1月の京都出張の際に改めて山陰線界隈に繰り出してみたのですが……天気予報が当たって「真っ暗」としか言いようのない冬の氷雨模様に……(だったら雪にしてくれ!と。号泣)。とはいえ、折角確保した時間であるだけに、何も撮らずに退散するわけには行きません。そんなこともあろうか……ということで持参していたのがEOS 5D MⅡ! ISO1250という、APSサイズセンサー機であればザラザラ画質になってしまう感度でも、この最強兵器であれば難なく撮影出来てしまうのは最高の強みです (^^)。そして、結構飛ばして通過する113系の快速を何とかギリギリで写し止めるべく、1/400秒 f5という苦し紛れの露出設定を行い、雨に凍えることしばし……湘南色前パンを先頭にした混色編成の快速園部行を何とか撮影したのでした。



 その後は、園部から折り返して来る普通列車を捉えるべく保津峡へ。しかし……亀岡ではなく園部まで行ってしまうとなかなか帰って来ない……。しかも折からの悪天候+保津峡という険しい地形ゆえになおさら分厚く折り重なる山と雲+近づく日没といった要因が重なり、どんどん暗さは増す一方……。谷底から吹き上げる烈風も容赦なく鉄橋上のホームを揺らし、よくまぁ風邪を引かなかったものだと思うほどの寒さに見舞われたのでした (@_@)。それだけに、ようやく姿を現した京都行113系をISO1600・1/250秒・f4.5という超ギリギリの条件で何とか後追い撮影したあとは、例えようのない脱力感でしばしヘナヘナ (^^;)。画像を確認しても、相当露出不足気味で「果たしてうまく絵になるだろうか」と心配したのですが、必死のレタッチで何とか辛うじて鮮やかさを盛ることも出来、ようやく「あぁ……撮った甲斐があった」と満足 (汗)。勿論、天気の良い日の順光がベストであることは言うまでもありませんが、冬の京都らしく森閑と冷え込んだ雰囲気と前パン113系の組み合わせは当分心に残る一枚だなぁ……と思っております。

東急恩田通信・9003F衣替え編

2010-05-26 16:11:00 | 大手民鉄 (東急)


 多忙のためなかなか東急沿線で撮り鉄するヒマがなく、以前は時折訪れていた恩田も去る4月中旬にこどもの国線通勤線化10周年記念HMを撮りに訪れて以来ご無沙汰 (?) となってしまいましたが、今日は久しぶりに時間を確保出来たため、ちょいと寄り道してみました。すると……1ヶ月以上前はすっからかんだった屋外の留置スペースには9003Fの姿が! しかも大井町線仕様に改装中! 詳論するまでもなく東横線5050系増備の影響で大井町線に転属するということなのでしょうが、今後さらに副都心線直通対応で5050系が新造されるごとに9000系の模様替えが続くことになりそうですね……。



 そして、余剰となった9703+9303+9803はステッカー類を貼り替えられることなく、3両を留置できる短い側線に放置中。近いうちに廃車・搬出となるのでしょうか。車齢約23年とは何とも儚い命……どうもお疲れ様でした。
 ちなみに、高いところから工場を見下ろす公道に向かったところ、久しぶりにテクノシステムのシャッターが開いているところを目撃。1000系の中間車が引き続き何やら改造工事中で、脇にパンタグラフが置かれていたり、釣り革が支持棒ごと外されていたり……まだまだ混沌とした雰囲気を見て取ったのですが、いっぽうでしばらく外されていたモケットを別の倉庫からテクノシステム本屋に運び込むところも目にしまして、「もう少々で改造も一段落するのだろうか」と思ったのでした。


 9003Fはどうやら幕の取り替え作業中のようで、正面の「あざみ野」のほか、側面には「緑各停・梶が谷」「急行・中央林間」を表示中~。いや~、9000系の急行中央林間行、見てみたいものです……(大井町急行が6000系の指定席である限り多分ないでしょうけど ^^;)。



 入場線には8083Fの姿が……。超望遠→超トリミングに加えて、暗部をレタッチで起こした画像のため、かなり見づらいかも知れませんが……確かに車番は8084。定期検査のための入場なのか、それとも8091Fと同じく9000系5連と入れ替わりで廃車→秩父……??