地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

KATO飯田線旧型国電第3弾を愛でる

2015-01-31 00:00:00 | 模型素人物欲見聞記


 去る年末には鉄コレ第20弾として塩嶺のポニー123が発売され、昨日はそれを4両もつないだ妄想シーンでお目汚ししてしまったわけですが (^^;)、そんな折も折、このたび見事ドンピシャな辰野つながりで、KATOの飯田線旧国第3弾として荷電2両セットとクモハ54100+クハ68400が発売となりましたね~♪ 小学校の卒業旅行=生まれて初めての遠距離一人旅として、消滅間際の旧国で上諏訪から豊橋まで乗り通した私も、勿論ゲットしてしまいました☆
 何はさておき、長さも顔も異なる荷電2両……きゃわいいです (はぁと)。自分が乗ったときには見かけた記憶がないのですが……(滝汗)。多少文句をつけるとすれば、サボ受けの真上あたりの塗料の吹き具合が薄いことでしょうか。とはいえ、GMの塗料からこの青を調合するのも面倒臭く、失敗したらコワイですので、目をつぶることにしますが (苦笑)。



 一方のクモハ54100+クハ68400……個人的には全くスキのない出来映えだと思っております♪ 飯田線に乗ったときも、フツーにタマ数が最も多かったこのタイプ (モハ60・クハ55のセミクロス化→1953年改番) に当たりましたので、なおさら懐かしさもこみ上げるというものです。まぁホンネをいえば、2扉車に当たりたかったのですが……(^^;)
 なお、かくも申し分ない模型が現れた結果、二つの嬉しい悩みが……。
 まずは、とくにクモハ54100+クハ68400について、果たしてもう1編成追加すべきかどうかということ。他の超お気に入りでありながらマニアックでもある製品ならば、再生産されない可能性を考慮してもう1丁……となるのですが、KATOの飯田線旧国に限って言えば、これまで発売されたラインナップに照らして、1両ごとに作り分けるこだわりが相当強いような気がしております。クモハ54100+クハ68400についても、側面戸袋窓Hゴム車が存在しますし……(私が乗ったのもそうでした)。というわけで、今後再生産があり得るとしたら (否、十分あり得ると信じたいです) 車番違いで攻めまくりとなることが予想されるのですなぁ~。
 もう一つの悩みは、かねてから買い込んだまま全く未着工となっているGM・LJ板キットをどうするのか……ということ。スカ色のクモニ13に至っては、そのキュートな存在感に惚れて、妄想長大編成化を図ろうとすらしていたのですが (爆)、やっぱKATOの今回のブツと比べると負けるわなぁ……。茶色に塗るのが良いのか、それともせめて1両くらいはスカ色に塗り、KATO製品の完成度の高さと自分のヘボさとの落差に打ちひしがれるというドMな気分を味わうのが良いのか……。まぁそもそもそれ以前に、最近は仕事がたまって模型いじりに時間を回せないわけですが。

鉄コレ第20弾クモハ123-1をN化する

2015-01-30 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 昨年末に吹き荒れた怒濤の鉄コレの嵐の中、堂々たるマニアックな陣容で発売された第20弾の国鉄型1M電車軍団……。とりわけクモルクル、あるはクモヤ145といった、一般ピープルにはまず理解されないであろうハードコアな事業用車が含まれて、多くのヲタの脳髄が激しく揺さぶられたためでしょうか、発売から約1ヶ月でボックス売りは払底、ブラインドのバラ売りも定価で売っている書泉などで辛うじて散見されるのみとなったように認識しております。売れるペース速っ!! 同じ20m級の電車であった19弾については未だにバラ売りを見かけるというのに、私鉄と国鉄でこの違い……やはり鉄ヲタ界は圧倒的に国鉄に偏重しているのだなぁという認識を新たにせずにはいられません。まぁ個人的には私鉄と国鉄のどちらも好きですけどね (ではJRは?……^^;)。
 というわけで、そんな鉄コレ20弾ではありますが、そもそも多忙が続いており、僅かな浮き時間も師走の事業者限定品のN化に使ってしまったことからして、血迷って大量購入した第20弾を一気にN化する時間的余裕などあろうはずもなかったのですが、このたび去る年末年始に竣工したクモルクル及びクモユクモニ143に続き、辰野~塩尻間で細々と活躍したクモハ123-1をN化してみました。



 この車両、以前非鉄18きっぱーをやっていた20代の頃に乗ったことがありまして、余りにも長いロングシートや細かい2段窓が逆に壮観ですらあるという強烈な印象を抱いたものですが、いざ30代になって鉄活動に復帰し「このあたりを通るついでに是非撮っておこう」と思っても、その都度必ず代走の115系2連が停車していたために大いに肩透かしを食らい、結局「オレとこの車両の相性は悪かったんだな……何かクヤシイ」という中途半端な思いの中、いつの間にか消えていた(とゆーか、お別れシーズンに突入しても結局また代走でフラレるという恐怖感が脳裏を支配して、腰を上げることが出来なかった)というビミョーな存在であります (超滝汗)。とはいえ、風貌なり存在感そのものは勿論マニアック過ぎて大好きですので、鉄コレ化にあたっては是非妄想長大編成に仕立て上げ、8基のパンタをブチ上げて善知鳥峠や姨捨山を激走する……という、もし本当に実現していれば鼻血大噴出な光景を空想しまくろうではないかと思ったのでありました。鉄コレ単体が2割引で約850円、N化してM車にすると約3,800円、T車でも約1800円ということで、どう考えても金ばかりかかる愚策としか言い様がありませんが、こうしてTOMIXの「かもしか」169系と並べると、いやいやどうして、本当に有り得そうで美しく濃厚な組み合わせではないですか……(*^^*)。いやいや、169系4連にパンタ1基であるのに対し、123系4連にパンタ8基というあたりからして有り得ねー!わけですが……(笑)。

 ちなみに「かもしか」は、湘南色急行「天竜」に代わってとして登場した1986年の夏、上田交通に遠征した帰りに篠ノ井から松本まで乗ったのを思い出します。18きっぷでは乗れず、さりとて夜行日帰りにつき信州ワイド周遊券を買っているわけでもなく、仕方なく片道切符と急行券を買ったのは、貧乏高校生には辛かった……。しかし、これに乗らないと、その後の中央東線における普通列車の乗り継ぎが悪かったため、仕方なく乗ろうと決断した次第。篠ノ井からの乗車のため、姥捨の大展望を望む窓側の席は空いていようはずもなく、僅かな移動のために18きっぷ約1日分の金額をすっ飛ばしてしまったのは何とも気分の悪いものでした。当時の国鉄からしてみれば、ボックスシート車ではなく新幹線0系の余剰シートを使ったデラックス車を差し向けてやったのだから有り難く思え、といったところなのでしょうが……。
 とはいえその後、長野自動車道&バスとの競争を強いられる中で、長野~松本間のみ急行として料金を取るというわけにも行かなくなり、僅か2年で快速に格下げ……。その事実を時刻表で目撃して「何でオレが乗った1年半後に18きっぷだけで乗れるようになるんだよぉぉ!!最初から快速で登場してくれよぉぉぉ!!」と内心絶叫し、世の不条理の何たるかを知ってしまった高3の春……(超弩級激鬱)。嗚呼、貧乏ヲタ高校生って哀しいものですね (爆)。ま、今はそんな実に青臭い思い出を振り返りつつ、まさにその車両=169系かもしかの模型を安易にゲット出来るようになったわけですから、ここまで育ててくれた親と、今の商売に結びついた諸々の偶然に感謝、といったところでしょうか。

新ヤンゴン熱鉄記 (30) 環状線DF1200橙罐客レ

2015-01-29 06:00:00 | ミャンマーの鉄道


 一昨年にはじめてヤンゴンを訪れて以来、毎年この時期になると北品川駅が最寄りのミャンマー大使館に出向いてビザを取得するのがならわしとなってしまっておりますが、今年は (と申しますか当面のあいだ) 大使館の全面建て替え工事に伴い、相当勝手が異なります。まず門からして異なり、さらに門の目の前にあるプレハブの建物に入りますと、そこが領事部 (多分) のビザ受付オフィスとなっています。そして、ビザ申請が午前中、受領は15時30分からの1時間のみとなり、受領は相当時間に制約されまくりだな……と思うのですが (滝汗)、少なくとも申請と受領の窓口が完全に分かれたのは、混乱を避けスムーズに発給事務が進むメリットがあると言えましょう。前の建物は、如何にも1950~60年代風の雰囲気が何とも味わい深かったものですが、金回りが良くなれば一気に建て替えということなのでしょう。新大使館がどのような偉容となるのか期待したいところです。ビザ代を貴重な外貨収入とする趨勢が今後も続くと思われる中、ビザ免除になるとは余り思えず、引き続き大使館にて取得しなければならないでしょうから (汗)。



 というわけで、昨年3月に撮影した画像をダラダラとアップするのも、そろそろ終盤戦と参りましょう。ヤンゴン環状線の客車列車のうち、オレンジのDF1200とダークグリーン水色ツートン客車の組み合わせです。一昨年に初めて訪問した際には、そもそも客車列車は全車ボロボロの老兵揃いであり、特別車の存在も全く想像出来なかったことから、この手のカラーリングの編成は極めてありふれたものだったのを思い出します。しかし昨年訪問時には、全編成に特別車が連結されるようになり、しかも特別車の多くはボックスシートの茶色ベージュツートン客車であったり、あるいは腰回りへのラッピングが増え始めたことから、このように5両の客車が完全に同じ色で揃うという事例は非常に少なくなった……という印象です。もちろんこの場合、特別車はロングシートの新造車であり、特別車に乗ろうとするときにこれに当たると超ハズレ気分がこみ上げるわけですが (苦笑)、いっぽう撮影する分には希少価値が増した分だけテンションが上がるというものです (もちろん、混色編成も趣味的にサイコーではありますが……。どっちやねん ^^;)。
 さて、ビザも正式に取得したこともあり、3回目の遠征に向けた気分が少しずつ盛り上がり始めたところですが (しかし実際には遠征直前まで激務をこなさなければイカンのだよなぁ~。ま、その激務の疲れを癒し、スギ花粉ピークから逃れるために海外鉄遠征するわけですが)、果たしてこういう「伝統的」な編成は、どれぐらい残っているのだろうか……。4運用に増えた環状線日本中古DCにワクワクする一方、如何にも東南アジアらしいノリの列車の今後にも注目せずにはいられません。

神奈臨DD602・検査直後の明るい青姿

2015-01-28 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 京急大師線で新春HM姿を撮影した後は、港町から大師線に乗って小島新田へ。駅前の陸橋を渡って神奈臨千鳥線撮影に向かいました。『貨物時刻表』では203レは単機扱いであるところ、景気が悪くなくエチレンコキの動きが活発であれば返空コキを連れて来ることが多く、その結果西群線到着時にも「単機が発送コキに連結されておしまい」ではなく、少々複雑な (?) 入換をやってくれますので、果たして203レが返空コキをぶら下げているかどうかは、川崎大師のおみくじよりも余程重要な新年のおみくじでもあります (爆)。景気の現状を知るバロメータですし……。
 そこで、爽快な青空のもと待つことしばし。大通りを横切る盛大な警笛のあと姿を現した203レは、果たせるかな返空コキを3車もぶら下げて来てくれました♪



 そして牽いている罐・DD602に注目してみますと……をっ!検査明け直後で超ピッカピカとは嬉しいではないですか! ますます新春の神奈臨気分が盛り上がって来ますが、今回はそれにとどまらず初物気分を大いに味わうことが出来ました。何と! DD602の塗装が従来よりも明るいブルーとなり、正面の白帯部分の社紋と「神奈川臨海鉄道株式会社」ロゴが無くなっているではありませんか! 従来のやや暗めな色に社名ロゴ入りというのは、如何にもマイナー貨物専用路線に相応しいダサさを漂わせており、そこがまた良かったわけですが、この新色 (?) もこれはこれでカッコ良いですね♪ 連れてきた酸化エチレンコキの水色フレームとも相性が良くなったような気がします。確か最新鋭のDD603がこんな仕様で落成しましたので (まだ撮ってない ^^;)、それに合わせたデザイン変更ということなのでしょう。
 というわけで問題は、果たしてDD55にもこの塗装が波及するのかということ。まぁ多分そうなるのでしょうか? いっぽう、旧塗装をここで撮るという願望が未だ実現していないという……。この日も塩浜機関区の建屋外で寝ていましたし……。

京急1500形・大師線2015年初詣HM

2015-01-26 08:59:00 | 大手民鉄 (京急)


 昨日は、首都圏某所にある「あまのじゃく」様御邸宅にて、泣く子も黙る恐怖の鉄ヲタ集団「あまのじゃく軍団」の新年大集会が開催されまして、その参加者の多くは暴走運転上等!ブッチギリ運転士など鉄道ギャング関係者、もとい善良無比な鉄道員の鑑という、何とも特殊な空間の末席を汚させて頂きました (^^;)。席上では、あんな車両のこんな衝撃的展開、あんな模型のこんないじり方、あんな鉄道会社のこんな今後、あんな鉄道会社制服組のこんな行状などなど……例によってハードコアなヲタトークが連続し、元々調子がイマイチであった私のノドも枯れ枯れになってしまいました (爆)。あまのじゃく御夫妻をはじめ、ご参加の皆様にはどうも大変お世話になりました! m(_ _)m
 というわけで、御参加の方の一部がK急社員でいらっしゃることから、毎年新春恒例・大師線の川崎大師初詣HM装着シーンです♪



 周知の通り、京急大師線では毎年元旦から節分あたりまで、干支に合わせた公募デザインのHMを全列車に掲げているわけですが、初代1000形が引退してからというもの、個人的にはイマイチ写欲は落ちてしまったことは否めません。というわけで、松の内の頻繁運転期間中に何が何でも撮るぞ!というつもりはなかったのですが、大厄の年に足を骨折して以来ここ数年は川崎大師に必ず参詣するようにしておりまして、そのついでに1500形+HMを撮る……というのが1月下旬の個人的恒例行事となっております。この時期になれば港町界隈に群がるヲタの数も他に0~1名ということで、アングルを選び放題になりますし♪
 というわけで、とある平日休みの一日、まずは北品川駅下車徒歩数分のミャンマー大使館でビザを申請し、その後は川崎に向かって「天下一いずま」中華料理店でモヤシソバを食べてウマ~♪ さらに旧東海道をトコトコ歩いて港町のカーブに向かったところ……この日の予報は日中曇りであったはずが急速に晴れて行きまして、まさに新春に相応しい超!青空のもと、超!ド順光の1500形初期車を激写!! 「曇りでもまぁHMを撮れればいいや」という感じで余り期待していなかった分、こんな感じで完璧に撮れてしまいますと、今年も良い年であると良いなぁ……という期待を抱かずにはいられません。