しばらく近場のさよならネタが続きましたが、まだ11月上旬のプチ遠征の成果が残っていました (^^;)。そこでまず取り上げてみたいのがこちら、東武の有料急行「ゆのさと」です。
この有料急行というジャンル、今ではJRともども希少価値が高くなってしまいましたが (T_T)、思い出してみれば中2の頃はじめて東武伊勢崎・日光線を訪れた際、沿線各駅の駅舎の古めかしさや遠距離列車の多さ、それに職員の制服の着こなしのテキトーさ (^^;) と並んで、最もカルチャーショックを受けたことの一つでした。急行りょうもうと言い、快速急行だいや・おじかと言い、「急行」の2文字が付くと料金を取られるというのはまるで国鉄そのもの (^^;;)。特に、当時非冷房の6000・5700系で運転されていた快速急行は、既に一般のロングシート車でも冷房車が増えていた当時にあって、まさにRP誌の最近の特集にいう「遜色急行」そのもの。まあ、今よりも日光・鬼怒川の観光商品としての価値が高く、東武利用需要も高かった当時にあっては、主に着席料金という位置づけだったのでしょうか。
そんな東武有料急行も、今や「りょうもう」が特急に格上げされ、6050系を使った快速急行は「りょうもう」で余剰になった300・350系となり、さらに「南会津」は廃止……と、縮小の一途をたどり、「急行」の2文字をこんなレア列車に占有させるのはもったいなさ過ぎだなぁと思っておりました。そんな中ついにネット上では、東武スペーシアの新宿乗り入れや半直の久喜直通に合わせた白紙改正で「急行」も有料列車からフツーの料金不要列車になり、従来の「急行」は特急に格上げというウワサがちらほら……
そこで、関鉄水海道車庫に行った帰り、八潮にてTXを下車し、陸の孤島の感が強かった八潮市を路線バスに乗って見聞したあと、紅葉シーズン臨として増発された急行「ゆのさと」を松原団地にて撮影しました。もう11月に入ると、午後4時過ぎには光量が本当に少なく、被写界深度が全然狭すぎですが……「急行」の2文字入りのHMを掲げて複々線を激走する350系の勇姿を何とか記録出来ました (^^)。でもそういえば、350系は東武方面に出かけるたびに割と目にしているにもかかわらず、急行「南会津」が走っていた頃の野岩・会津線内送り込み運用 (新藤原発会津田島行) でしか乗ったことがないなぁ……ということを思い出しました (^^;)。
また、このときは露払い的存在として東急8500系の区間準急が! (^o^)/ 恐らくこの半蔵門線直通列車が「急行」に改称されるのでしょうか。恐らくそう先は長くない8500系と「区間準急・中央林間」という表示の組み合わせも、ゆくゆくは貴重な記録になるのでしょうか……。ただ、個人的にはダイヤ改正によって久喜までと言わず8500系の「急行・館林行」が出現するのを期待しているのですが……妄想ですみません (^^;)。