昨日からスタートした名鉄の新ダイヤ、数を思い切り減らしたパノラマカーが担当する運用にますます注目が集まりそうですが、レアになった車種の運用には自ずと代走として他のSR車が入る確率が高いわけで、突発的な出張鉄ではひょっとするとほとんど撮影できないのかも……と思うと、何とも寂しい気分です。
いっぽう、新ダイヤで目を引くのは、1000・1600系「パノラマスーパー」による全車座席指定特急のいっそうの減少でしょうか。特急政策の変更による空港特急以外の全列車一般車併結化の推進と、両数が短く利用率も高くない西尾線特急の格下げにより、とくに1600系3連×4編成は全編成が離脱し、モ1700とサ1650は新造の2000系列一般車と混結、ク1600は車齢10年にも満たないというのに廃車……。というわけで、非常に思い切った経営判断の陰で、余りにも薄幸な車両が生じてしまったことには、ただただ哀れを感じずにはいられません。
そこで、先月末の名古屋出張鉄にあたっては、走っていることが当たり前過ぎて従来注意していなかった1600系につきましても、来れば思わず激写! 本笠寺にて、廃車を控えたク1600の麗姿を無事捉えてホッと一安心すると同時に、会津鉄道に転じたキハ8500と同じく、何か良い活用策はないものか……と思ったのでした。
しかし、これまたどう見ても個人的には未だにバリバリの新車としか思えない1000系パノスパ全車指定席編成がどんどん廃車へと追いやられて、新5000系に機器を提供している現状を考えてみますと……たった4両のク1600であれば、廃車にしてもそれほど惜しくない、と名鉄は判断しているのかも知れません。
うーん。台枠の強度に問題さえなければ、どこかから電装品を調達したうえで、子会社・大井川鉄道か、昔から車両面での交流がある富山地鉄あたりでの第2の車生を送らせるというわけには行かないのだろうか……という妄想が湧いてきます (汗)。もちろん、もしそうなったとしたら、大井川にしても富山地鉄にしても、他のシブい車両が余剰廃車になってしまう可能性が高いですから、心中穏やかではありませんが (^^;)。あるいはDC化して会津鉄道に譲渡し、AMEXの増発用に……って、これは妄想に過ぎましたね。スミマセン (^^;;