この世にうらやむものはなく、「日本은 업다 (日本はもうないも同然なほどウリナラの方が先進国になった)」と思っていたはずの主体ウリナラの南半分では、「ウリナラが日本から買いたいものを日本が売ってくれないから、全ての日本製品をボイコットする」という、最高に論理が顛倒した支離滅裂な国民運動が展開されています。しかし、それが果たしてどれだけ、相互の信頼に基づいた健全な貿易を望む本来の自由貿易の精神から乖離していることか、最早説いて聞かせても無駄なレベルになってしまったとしか思えません。
しかも、そんな運動の片鱗が、不特定多数の外国人も利用する地下鉄の車内にまで浸透し、ドア窓ステッカーとしてベタベタ貼られ始めているということですから、これは最早「美帝를打倒하자!」「Down With USA!」などと至るところに大書されたウリナラ北半分とかイランとか、毛沢東時代の中共と変わるところではありません。
さらに、日本による貿易管理の厳格化を、ウリナラに対する経済侵略とか、南北分断をさらに固定化する悪の策略だなどと決めつける方がどうかしています。日本としては、そんなウリナラが信用出来ないから関係を絞って徐々に手を引くことになっても構わないという発想でやっているわけで、あとは克日でも何でもやって頂きたいところですので、それが何故侵略なのかさっぱり分かりません。また、日本との経済的関係を薄めて克日に成功すれば、それは恐らく国力の低下を伴うかも知れませんが、少なくとも経済的レベルとしては北との距離が縮むことになります。そして、南北協力で打倒日本を叫ぶ余地も一層拡大することになりますので、むしろ南北統一の夢が指呼の間に届くということではないでしょうか。
したがって、このような運動が盛り上がるほど得をするのは、北の青年大将ニムと、彼に従う老執事のムンということになります。だからこそ、なおさらウリナラの政府は反日運動を盛り上げまくっているのであって (実際、政府が反日を叫ぶほど支持率が上がっていますし)、それが実はウリナラ南半分の北への吸収合併への道であることを、ウリナラ南半分のほとんどの人々は考えてみようともしないのです。
かくして、当ブログが数年前から主体朝鮮塗装のウソ電を描くなどして予想してきた、北主導の南北統一という美しい未来がますます近づいていることに、改めて我ながら震撼せざるを得ないのであります。
とゆーか、ソウル交通公社の電車だって、イルボンから買った素材や部品をいっぱい使っているだろ、と思うにつけ、そもそも主体思想かぶれのソウル交通公社労働組合は、日本製品不買ステッカーなど貼るヒマがあったら、ただちに全列車の運転を取りやめて電装品を叩き壊し、1号線のトンネルは日帝残滓としてきっちり埋めるべきではないか、と思うのですが。
というわけで、どんどん主体思想がかって貿易を減らして行くウリナラの今後が何となく脳裏によぎりつつ、大動脈の京釜線を頻繁に行き交うコンテナ列車の画像を貼っておきます。