名鉄は今日からダイヤ改正を実施するとのことで、とくにその目玉は利用状況に合わせた特急ネットワークの再編・充実にあるようですが、一方で地味~に減便が実施される路線もあるようです。まだ全線時刻表の現物を詳細に見たわけではありませんので詳細は記しませんが、名古屋近辺の区間で非常に目立つのは日中の豊明~弥富準急 (名古屋~弥富間は普通) の廃止でしょうか。もっとも、津島線は運転間隔にばらつきがありますので、吉良吉田~佐屋準急 (吉良吉田~名古屋間は急行) を普通に格下げして、須ヶ口~佐屋間を完全15分間隔で揃えれば良かろうという判断なのかも知れません。
それでも、いろいろな路線で少しずつ所要編成を節約することで、余剰となる編成が生じることはすぐに予想がつくわけで……5000・5200系の下回りを流用した5300系あたりはそろそろ本当にヤバいのではなかろうか?と思えてなりません (-_-;)。名古屋近辺では5300系を待っていてもなかなか姿を現さないことは、先月瀬戸線で6750系を楽しんだ後、新幹線の時間まで少々本線系を撮影した際にも痛感したところでして、まぁたまたま運が悪かっただけかも知れませんが、果たしてあと何回5300系を撮影出来ることやら……。
ちなみにこのときの撮影では、せっかく抜けるような青空が印象的な午後の順光線に恵まれたにもかかわらず、6000系すら全く来ず (名古屋にて、自分がホームに下りた1分前に発車した犬山行き普通に乗れていれば撮影出来たのですが・・・)、鉄仮面6200番台や6500系も滅多に姿を現さず、さらにはパノスパ特別車編成の生まれ変わりである新5000系も全く来ず (名鉄の新型車のうち、何故かこの車両だけ心が惹かれる……)、怒濤のようにやって来るのは2000系列や新3500系などのVVVF車ばかりでつまらん・・・。
そんな中、たまにパノスパ一部特別車6連が姿を現しますと、思わず心がときめくのは私だけではないでしょう! 勿論、丸みを帯びたパノスパにはパノラマカーのようなアブナく尖ったダンディズムは感じられませんが、とにかく気合いが入った展望室・特別車を含むその姿には、やはり名鉄の良き時代の残像を感じてしまうのであります……。パノラマカーが約半世紀走ったこと、そして名鉄の特急営業施策変更作戦がほぼ落ち着いたことを考えますと、とりあえず今後しばらくのあいだパノスパ一部特別車編成は安定的に推移しそうな気がしていますが、とにかく路線長が長い名鉄にあって昭和気質のシブい車両を見かける頻度が下がっている中では、何はともあれパノスパがそれなりの頻度でやって来ること自体を有り難いと思うのが良いのかも知れません。
余談ですが、名古屋圏で長らく普及してきた「トランパス」は、来年の2月29日を最後に名鉄で使用できなくなるとか……。パノラマカー引退時にゲットしたトランパスの未使用分がまだまだあるため、先月の名鉄訪問時には積極的な (?) 消費に務めた私ですが、栄にて瀬戸線から地下鉄東山線に乗り換えたところ、名古屋市交では一足早く既に使用中止となっており、突然バタンと自動改札が閉まって吃驚……。と申しますか、その衝撃的瞬間によってはじめてトランパスの落日を知った次第 (滝汗)。まだ残額を抱えている方は使用・払い戻しなどお早めにどうぞ・・・。
個人的には他に「スルッとKANSAI」の未使用分が多数あるのですが、世の中これほど非接触型カード全盛となった以上、いつ「ICOCA・PiTaPaオンリー宣言」がなされてもおかしくないわけで、これも早めに使わないと……(汗)。