地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

創立120周年の京急 (2) 河津桜と2100青

2018-02-27 00:00:00 | 大手民鉄 (京急)


 京急が2100形と600形の各1本に青塗装を施している「ブルースカイトレイン」は、これまでドアの脇に鳥のイラストをあしらっていましたが、一昨日の早朝、久里浜駅にて特急品川行として発車を待つ2133編成を眺めてみたところ……あれれ?鳥のイラストが無い! 実は個人的に、余計なイラストは要らず、真っ青まっさらな姿こそ素晴らしく、それに再び台鉄普通車らしい白帯が貼られれば最高だ!と思っておりましたので、内心驚喜したことは言うまでもありません☆



 その後、河津桜とからめて撮影してみたところ、いや〜本当に美しいです。まっさらなブルーと、情熱的なピンク色とのコラボが!!
 これであとは、正面の「けいきゅん」さえ無ければ最高なのですが、最近は2100の全編成に「けいきゅん」が貼られているようですので、致し方ないでしょう。
 う〜、それにしても、こうして完璧にまっさらなブルーとなった以上、改めて台鉄普通車風の装いにして頂けないものか……と願うばかりです。それとも、国内の他の鉄道事業者で、こんな色の車両を保有しているところってありましたっけ?? 

創立120周年の京急 (1) 河津桜と2100

2018-02-25 11:56:00 | 大手民鉄 (京急)


 本日、京急は創立から120周年を迎えました。個人的に、小学低学年の頃は京急沿線に住み、日々400・500系列によるD急行の釣掛大爆走にメロメロなガキでして、釣掛なき後も京急に乗って撮るたびに700・800・旧1000形の活躍を楽しんで来た者としては、誠に御同慶の至りでございます。
 すっかり赤と白がトレードマークとして定着した京急の電車が、未来永劫沿線民やヲタから親しまれ、超絶チームワークによる安全・正確な運行に努めて頂ければと思う限りです。



 そんなタイミングに合わせ (?) 昨日は河津桜がようやく見頃を迎えた三浦海岸界隈を訪ねまして、河津桜の並木と2100形のコラボを楽しんで参りました。冬枯れの季節に突如鮮烈な春の訪れを告げる濃厚なピンク色と2扉車の組み合わせは、これだけでも十分に一幅の名画です♪ 
 いっぽう陸橋の上は、朝っぱらから鉄ヲタや、鉄ヲタの密集ぶりに興味をそそられてニワカ鉄になった野次馬パンピーで大賑わいだったことは言うまでもありません。日中は、ここしばらくの予報で好天な日が少ないだけに、恐らく凄まじい人出となったことでしょう。他の私鉄と比べて有名観光地が少ない京急が、河津桜と海鮮のコラボで宣伝を打ちたくなる理由は、この光景を見れば十分に理解できますが、意外と河津桜の面積は少なく、これ以上観光客が殺到すればキャパオーバーとなることでしょう (観光バスや自家用車の数も凄かった)。とはいえ、対策で今から河津桜をもっとバンバン植えても、成長するまでは時間が時間がかかるでしょうから、今しばらくは京急線路脇のすったもんだの喧噪も続くことになりそうです。

消える列車名「快速エアポート成田」

2018-02-23 10:56:00 | JR発足後の車両


 来月17日のJRダイヤ改正まで1ヶ月を切り、昨日は神田神保町の書泉にて改正後バージョンの時刻表を購入して来たのですが、最大の見どころ (?) であるJR九州の本数削減につきましては、久留米以南と肥薩線の山越え区間にバッサリと手が入れられているのが強烈な印象でした。まぁ、最早矢岳越えは観光鉄道としての意味しかないのでしょう (乗ったことなし)。
 いっぽう、首都圏に関しては……横須賀・総武快速線の快速エアポート成田が、地味〜に単なる「快速成田空港行き」に変わっている……。まぁ、これも時代の流れよのぅ……と思った次第です。



 何せ、成田空港のLCC大繁盛に伴い、東京駅から1000円ポッキリの格安バスが運行され、鉄道アクセスについても京成の圧倒的大勝利と思われる中、やたらと遠回りでしかもトロく、しかも1時間に1本しか来ず、既に車内がボロい「エアポート成田」なんて、名前倒れの欺瞞としか言い様がないでしょう。もっぱら、千葉市周辺に住んでいる人々や成田空港への通勤者が利用しているという印象で、神奈川県民にとっては18きっぷで成田空港に行きたいという奇特なヲタ以外、ほとんど意味のない列車になっていたと認識しております。
 そんな「エアポート成田」ですが、先日たまたま、東海道を歩いたついでに撮っていました (1枚目の画像)。列車名が消えるなどということはつゆ知らずに……。こんな偶然もあるものですなぁ〜。
 そしてそもそも、E217系をまともに撮ったことがなく、何を今さらの当ブログ初登場です (^^;)。以前、115系のホリ快鎌倉号を撮るため、たまに横須賀線で撮り鉄しても、E217系は練習電に過ぎず、写りを確認後ソッコーで消去していたような……(汗)。以来、時が流れること久し。とりあえず街道を歩いたついでに撮っておこうかと思うようになったこと自体、心境の変化を意味しているのかも知れません。

アムトラック初撮影 (5) 軌陸車突然参上

2018-02-21 12:00:00 | 米国の鉄道&バス


 朝一番にシカゴからミルウォーキーに到着したハイアワサ号が折り返して来るまでの間、極寒底冷えの踏切にて内心ヒィィ〜と悲鳴を上げつつも、たまに通過するバスを撮影しようと待ち構えていたのですが、列車通過は踏切のカンカンという音で分かりますので、基本的に駅の方向(線路を巨大な郵便局が覆い尽くしています)は気にしていなかったのでした。しかし……ふと気がつくと、視界の右端に怪しい物体が! じゅ、巡視用の怪しい軌陸車がイルーー!



 次の瞬間、踏切を通る車の不在を確認した軌陸車が動き始めましたので、「あわわわ」と慌てふためきつつ露出ダイヤルを回して (鉄道撮影時の露出は常にマニュアルです) カメラを構えたものの……あちゃー、露出オーバー気味となり、微妙にブレてしまいました (T_T)。それでもレタッチで何とかなるのはデジタル様々でしょうか。
 この巡視用軌陸車、Canadian Pacificと書いてあり、何も知らない私は「何で米国の鉄道でカナダやねん?」と思ったのですが、後で調べてみればそれもそのはず……カナダと境を接するウィスコンシン州の鉄道は今日、Canadian Pacificが線路を所有して貨物列車を走らせているのでした。ここらへんの感覚は大陸的スケールと申しますか、大雑把ですなぁ〜(^^;)。
 それにしても、クルマには興味のない私ですが、こういう軌陸車的ゲテモノが白昼堂々線路を走る光景は大好きです☆ 日本が閉塞の実施において厳格すぎるのでしょうな……(つまらん。←そういう問題ではないような……^^;;)。

第八ジャカルタ炎鉄録 (39) 203系マト68

2018-02-20 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 いつもお世話になっておりますパクアン急行様のブログに掲載されている、先日の春節=イムレック臨時列車でデビューしたばかりの、INKA製・2018年版Ekonomi3等客車がやたらとカッコ良い……。ステンレス製でピカピカ光っている上に、車体真ん中に鎮座する集中冷房が如何にも重々しい印象を与えます♪ ステンレス車になったら何故か自重が2トン増えたというのはご愛敬ですが、ひょっとするとスキンステンレスで、雨が多い国柄、車体表面を塗らずに防水出来れば良いという心算なのかも知れません。



 というわけで、脈略 (というかコジつけ) は集中冷房と、車体の大部分が無塗装という点しかありませんが、1年半前のジャカルタ遠征の際に撮影した203系マト68編成の画像をアップしておきます。女性専用車ラッピングが剥がされて完璧に美しい姿となったことに惚れ惚れとしながら撮ったものです……。
 しかし今や、KCJ→KCI改組に伴い、正面のステッカーは白地のものに貼り替えられ、割と最近の (?) この姿すら過去のものとなっています。さてとそろそろ、自分の頭の中にあるインドネシアの鉄道の姿と、現実のインドネシアの鉄道の姿が相当乖離してきたような気分がして来ました (滝汗)。