7501F発車直後、さっそくデキ201が機回し。デハ1011への連結直前。
組成完了~。いよいよ広瀬川原へ1011F最後の走行か?と思いきや……。
あれれ……何と転線してこちらに迫って来ました!
速度こそ超鈍足ながら、特快HMを装着して動く姿は大往生に相応しく……。
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25日の秩父7501Fデヴューイベントは、7501Fの熊谷発車を以て一応終了ということで(勿論、車内ではその後も乗車記念証の配布が続いたことでしょう)、そのまますぐにJRに乗って都内での所用に向かっても良かったのですが、この日もうひとつの主役としてHMを装着したオレンジ1011Fの姿にも後ろ髪を引かれる思いが。そこで、用事に間に合う列車の発車時刻 (14:21発の平塚行) ギリギリまで粘ることにしまして、撮れるものを撮ろう……と思ったのでした。
すると早速動きが! 自走出来ない1011Fを広瀬川原から連れて来たデキ201がホイッスルを上げて入換を開始し、三峰口方に回り込んでデハ1011と連結しました (1枚目)。嗚呼……イベントが終わってしまえばただちに続行運転で広瀬川原に帰ってしまうのか……と思いつつ、とりあえず連絡通路から1011Fの広瀬川原への最後の旅姿を見届けたのでした (2枚目)。そして間もなく発車……。
しかし、その後の展開は極めて意外なものでした。デキ201は加速後すぐに減速し、上越新幹線の下を潜る位置で停車! そこで「これは再びこちらに来るのかも……!」と思い、速攻で駐車場に戻ったところ、イベント用「秩父路特快」HMを装着したままのクハ1211がこちらに接近するではありませんか……!! デキ201に押されているとはいえ、1011Fが正面を出して迫って来るのを拝めるのはまさにこれが最後 (広瀬川原到着後はスイッチャーが三峰口方に付き、無架線地帯に押し込まれるのみでしょう)。しかも、それはかつての中央特快を彷彿とさせる姿……。そんな光景に立ち会えたのはとてつもないことでは?……ということで、思わずモハ90系として登場以来の偉大な歴史が脳裏をよぎり、胸が熱くなったのでした……。
最後は不調続きでついに自走出来ない状態となってしまいましたが、国鉄、そして秩父での長年の活躍に加え、国鉄色リバイバル第1号としてファンを大いに楽しませてくれた1011F……どうもお疲れ様でした。さようなら!! (もっとも、広瀬川原イベントが終わるまでは無架線地帯で放置され、平日に休めないファンのために改めてHM装着姿を披露してくれそうな気もしますが、果たしてどうなる?!)
何と!熊谷居残り組のみが享受できた突発1000系撮影会開催!
オレンジとカナリアが並ぶという超豪華なサービスに感謝感激……。
ただ、乗るべき湘南新宿の発車時刻が迫る中、大慌てで撮影したため、大粒の雨露がフィルターに付着してとんでもないフレアが生じていることに全く気づきませんでした……(号泣)。まぁこれも、別れの涙雨が降っていたという記録のうちでしょうか……。