今年は季節のめぐり方がどうもおかしく、関東地方も例年より約2週間も早く梅雨入りし、今日はせっかくの日曜日であるにもかかわらず台風→温帯低気圧による大雨が懸念される一日となりましたが、毎年恒例の京急ファミリー鉄道フェスタは悪天候にもめげず本日堂々開催されました!
昨年の久里浜フェスタは一連の1000形引退フィーバーの真っ直中にあたり、会場では引退記念式典が開催されるなどものすごい熱気となったのを思い出しますが、今年は最早1000形がズラリと並ぶことはなく、しかも折からの悪天候ということで、「う~ん行くか行くまいか」と逡巡……。とはいえ、1000形でなくとも2000・800形が並ぶことは十分期待できますし、どうやら保存車となったらしい1351の姿を実地に確認出来るとすれば、それはそれで大いに意義があることは言うまでもありません。そこで、靴に撥水スプレーを振りかけていざ久里浜へ! 往路は藤沢→大船→横須賀線を経由し (^^;)、大船始発の誰も乗っていないサロ1階席を占拠するという贅沢を味わったのち、JR久里浜駅からサクッと10分ほど歩いて行きますと、ををを~っ!期待通りに1351と2011が並んでいるではありませんか!
嗚呼、栄えある「
ありがとう運転」の先頭に立った1351、そして今年の新春を駆け抜けた
ニューイヤートレインの印象が未だ鮮烈な2011……。最近の京急を語る上で最も熱かった2両が並んだ姿をこうして撮影出来るとは、何という幸せ!!
その右側には、運用を離脱して事実上廃車回送されて来たという801×6が並べられ、如何にも1990年代までの800形の活躍ぶりを思い出させるD急行・新逗子行という表示を出していました (*^_^*)。恐らくこの編成にとってこれが最後の晴れ姿ということになるのでしょうが、その舞台に相応しい粋な演出だったのではないかと思います。敢えて欲を言えば、銀1000ではなく801を1351の左隣に並べて頂ければ、1980年代の京急・良き時代を再現するまたとない光景になったと思うのですが……(今日の並びでは2011と801のあいだに架線柱とスペースが挟まってしまいましたので -_-)。勿論、来年以後も1351が保存車として残り、800形と2000形も活躍を続ける限り、そんな理想の並びが実現する可能性はゼロではありませんが、801編成はもう今回が最後だと思われますので……。
でも何はともあれ、1990年代以降の車両が今や京急で最も大手を振って闊歩している中、これだけ800形と2000形をフィーチャーして頂けるだけでも有り難いと言うべきなのかも知れません。他にも、幕回し実演用として動員されたのは803編成でしたし (銀1000の6連が既に複数あることからして、この編成も廃車か・・・)、検査を経てピカピカに塗装されたばかりの2031編成も、屋根の下ながら非常に撮りやすい位置に留置されていました。これであとは、今回最も期待していたある車両を拝むことが出来れば文句なしだったのですが……何のかの言ってシャッターの奥の外から見えない位置に留置されていたようで (謎)。
雨が強くなる前になるべく早く撮るものを撮っておこう……と、傘を差しながらのレンズ交換のやりにくさに苦しみながらも奮闘した後は、ある意味で「お約束」の物販コーナーへ。かつて眼の色を変えて収集したパスネット帝国がすっかり崩壊し、鉄コレの目玉品もない中では、余り他のグッズに触手が動かない私でありますが (^^;)、とりあえず三陸鉄道特製クリヤファイル複数枚と、北総鉄道が元締めとなって被災地の三セク鉄道と手を組んだ「スクラム切符」にお布施させて頂きました。京急の種別板レプリカと東武の差しサボレプリカ、そして富士急の「幻のトタM40編成乗り入れサボレプリカ」には少しだけ心が揺らぎましたが、飾る場所はないので購入はボツ (^^;)。京王の物販コーナーで走っていた、プラレール207系900番台をピンク色に塗った謹製非売品「復興支援号 (?)」にグッと来ました (笑)。
というわけで、悪天候ながらも毎度見どころの多いイベントの開催にご尽力頂いた関係者の皆様に、この場ながら心より御礼申し上げます m(_ _)m
あな美しや・・・
真っ白 (@o@)
ある意味で最も個人的に盛り上がったシーン (^^;
保線用車オンリーのデモ走行 (乗車なし。もっぱら撮影のため) &撮影会なんてあれば面白いかも……と思うのは私だけでしょうか (^^;;