小田急が新時代の通勤電車の決定版として放った新5000形は、去る3月下旬にデビューしてから間もなく半年を迎えますが、唯一最大の問題と言えば正面の行先表示の小ささくらいのもので、それも改修されたことから、特に悪い話は全く聞いたこともなく、総じて利用者から諸手を挙げて歓迎されていると言っても良いかと存じます。そりゃもう、E233・E235とは異なる独自のボディで、しかも幅広で広々、内装も明るく落ち着きがあり、椅子も幅が広めで座り心地まずまず、走り出せば静穏で安定した加減速ですから、文句をつける方がどうかしています。
そんな新5000形、個人的には先月末の時点まで、町田→相模大野間のほんの一瞬乗ったことがあるのみで、何とももどかしい気分でしたが、9月2日に記念すべき初・長距離 (?) 乗車を果たしました。午後2時からの会合に出席するため、大和11:13の快速急行に乗って怪社に向かおうとしたところ……運用入りホヤホヤで新車の匂いを充満させた5053Fが大当たり!! 僅か45分で新宿に着くのは誠にもったいない気分で (笑)、到着後は思わずスマホで撮りまくってしまいました。正面から撮ったのみで編成写真ではないのは恐縮ですが、何はともあれ個人的な記念・備忘録ということで御容赦下さい (^^;
とりあえず今年度は6本の増備となるようで、引き続きどの編成が入れ替わりで廃車になるのかに注目が集まりそうですが、機器更新の都合などから、8000形よりも1000形が優先的に廃車となっているのは返す返すも残念です。8000形はひとえに一人当たりの椅子の幅が狭いですので……。