昨日はデジタル一眼史上記念すべき、キヤノンEOS 5D MarkⅡの発売日!
もともと高校生の頃に一眼レフを始めて以来、長らく35mm版フィルムの世界に慣れてきた私も、デジタル一眼が普及し、かつ撮り鉄の道に復帰して大量に連写するようになったここ数年は、さすがに費用の問題からAPS-Cサイズセンサーの中級機をもっぱら利用しておりました。周知の通りAPS-Cサイズセンサーは、レンズの焦点距離が1.6倍になることから (キヤノンの場合)、望遠系を多用する撮り鉄シーンでは極めて有用なのですが、逆に広角で撮るときツラい……。ま、APS-C用の超広角ズームを用意すれば良いものの、個人的には35mmフルサイズカメラとレンズを共用したいもので、結局未購入 (^^;)。そこで、たまに広角~標準系で鉄道写真を撮るときだけでなく、旅行・風景写真一般でリバーサルとデジタル両方で記録する際に、35mmフルサイズ用デジタル一眼があれば良いなぁ……と思い、3年前EOS 5Dに注目したものの、大して連写できない!のをはじめ、イマイチ使い勝手が良くない……。そこで決定版が登場するのを待つこと久し、ようやく昨日のMarkⅡ発売となりました!! バンザーイ!\(*^O^*)/
こんな感じで発売日ゲットを決めた私は、昨日まず新宿ヨドで予約品を受け取った後、仕事場での会合に出席しているあいだにバッテリーに充電し (^^;)、帰りに南新宿で途中下車。持参のEF85mmF1.8を取り出して、黄昏から夜へと移るギリギリの時間の走行写真に挑戦することで、2110万画素・映像エンジンDIGIC4の実力を試してみることにしました。
しかも、そんな時に折良くやって来たのがVSE・50000形。新型ロマンスカーの追っかけをする趣味はないもので、これまでVSEは箱根登山線内で5000・5200・7000形を撮影したついでに撮ったことがあるに過ぎない私ですが、今回ばかりはVSE様大歓迎! 何故なら、てかりまくりの白ボディを持つVSEは、電灯などで白飛びが生じやすい条件での高感度撮影において、最新鋭機がどのくらい絶妙に階調を表現できるかを試すのに絶好の車両だからです。
そこで、1/250 f2.5・ISO3200・高輝度階調優先ON・周辺光量落ち自動補正ON・JPEGという条件で激写してみたところ……うぉっ……凄過ぎる! とてもISO3200とは思えないほどざらつきが少なく、白飛びもなく、それでいて彩度もコントラストもしっかりと確保されているという……(@o@)。画像処理技術の進歩は計り知れないですなぁ……。しかも、展望席の皆様の表情も克明に記録されており、今回アップするに際してわざわざぼかしを入れなければならないほど (爆)。
というわけで、最新鋭フルサイズデジカメのとんでもない性能を見せつけられて、さてどう使いこなそうか……いろいろ考え出したら止まらない師走前となってしまいました (^^;;)。久しぶりに、腹部のメタボ気味解消も兼ねて山岳写真をやりたいなぁ……と思いつつ、でもただでさえ暇な時間が少ない今日この頃、そんなことでは撮り鉄出来なくなるではないか……と、煩悩は尽きません (^^;)。
【お断り】この撮影でストロボは使用していません(EOS 5Dに内蔵ストロボはありませんし)。運転席に向けてフラッシュを焚く行為は、列車の安全な運行を妨げる犯罪行為ですので絶対お止め下さい。東海道線踏切での無謀な行為が問題になっている今日この頃、撮影者のモラルは一層問われることになるでしょう。