地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急恩田通信200908・8606F

2020-10-10 13:35:00 | 大手民鉄 (東急)


 ここのところ東急をめぐっては、池多摩線1000系の事業者限定鉄コレ化、伊豆急8000系での歌舞伎復活、メトロ18000系の鷺沼入りなど様々な動きがありましたが、この先どうなるか外部には未詳な変化として実に大きいのは、デハ8606+デハ8506の恩田テクノ屋内展示が終了し、再びテクノの中に取り込まれたことでしょう。果たして展示保存のための整備なのか……否、それだけであれば線路を挟んで反対側で清掃すれば良いだけの話でしょう。やはりここは、車体そのものは腐らず、下回りも当面廃車となる車両からの部品取りで潤沢に (?) 確保出来ることを活かして、どこかに譲渡される可能性に期待します。



 そんな恩田の8606+8506、いろいろな幕を出していましたが、結局つくし野やすずかけ台まで表示することはなかったようで……(笑)。個人的には到底コンプリートしておらず、約1ヵ月前に撮ったのが最後となってしまいましたが、用賀幕という滅多に拝めないシーンを記録することが出来、本当に良かったです。
 今後もし本当に譲渡となれば、果たしてそれはどこに……? メカ的には富山地鉄17480形となった8590系と基本的に同じですので、富山であれば大歓喜☆ 冬の立山線で雪まみれになる姿は間違いなく8590よりも映えますし……。
 他にも、1両を電装解除して秩父7800系の続編とするのも悪くなさそうですし、あるいはもっと別の私鉄という可能性もあり、同じく電装解除して弘南あたりとか……?? 再びテクノから出て来て真相が明らかになるまで、あれこれ妄想に耽るのが一番楽しいのかも知れません。

東急恩田通信200824・8606F

2020-08-26 18:30:00 | 大手民鉄 (東急)


 恩田の東急テクノシステム側に留置されている東急8606Fはしばしば幕が変わり、「非常〜に時間がかかる幕回し撮影会状態」が続いていますが、直近では「準急・渋谷」を表示しています。先日、都内の怪社での打ち合わせが早い時間に終わったため、帰宅ついでにまたまた恩田に寄ってパチリ。



 ちなみに、お盆休み中は「急行・渋谷」だったそうですが、個人的にこちらは撮りそびれています。まぁ、急行よりは準急の方がマニアックな香りがしますので良いでしょう (笑)。
 それにしても、行先表示が錦糸町、住吉、渋谷……と移って来ましたので、次は田園都市線内の駅を表示するのではないかと勝手に予想していますが、ここは是非、用賀・梶が谷・あざみ野といったキワモノ路線で攻めて頂きたいところです。もっとも、何時までこの留置が続くのかという問題もありますが……。

東急恩田通信200813 (下) Y003F

2020-08-24 18:17:00 | 大手民鉄 (東急)


 こどもの国線に所属する合計3編成のY000系は、今や全ての編成が異なる色となっており、ある意味でガラポンくじ状態と言えるかも知れません。そんな計3編成のその日の運用は、長津田駅で階段を下りる際に牛・羊マークで掲示してあり、標準色のまま残るY003編成が日中運用される場合には、日中の時間帯の表示が随分すっきりと……(笑)。うし・ひつじ目当てのお子様は、それを見てさぞかし落胆することでしょう。逆に、標準色目当てのヲタは、それを見て思わずガッツポーズするのかも知れません。まあ個人的には、標準色は既に何度も撮っていますので、まずは「うしでんしゃ」を早めに撮ってコンプリートしたいのですが (^^;)。



 とはいえ勿論、標準色が運用に入っていても大歓迎です。恩田界隈の緑の茂り具合や色合いは、天気と季節によって微妙に異なり、どんなタイミングで訪れても一期一会であることには変わりありませんので……。
 何はともあれ、この標準色に関して申し上げたいのは、
    早 く 鉄 コ レ 化 希 望 !
……この一言に尽きます (^^;)。
 一応東急系アイテムですので、例によってヨコハマ鉄模フェスタの事業者限定品としていつか出ることが想定されますが、いっぽう新しめな私鉄20m級3扉車をフィーチャーした第○○弾に盛り込まれる可能性もあります。
 とはいえ、昨今の情勢を踏まえれば、そもそも来年2月にヨコハマ鉄模フェスタをあの狭い会場で可能なのか、という問題があります。また、最近の鉄コレリリース鈍化を踏まえれば、果たして30弾以後が出るのかどうかも怪しく……。そこで、ここはフツーにオープンパッケージで発売されることを期待してやみません。


東急恩田通信200813 (上) 8606F

2020-08-14 15:52:00 | 大手民鉄 (東急)


 東急8606Fの先頭車2両は、恩田テクノの見やすい位置に留置された状態が続いており、その目的については譲渡待ち・保存待ち等いろいろ言われていますが、引退車両の長期展示は以前入換車3両の引退時とデヤの引退時にも見られたことであり、少なくともさよなら撮影会を24時間開催しているのに等しいと言えましょう。そんな8606Fが今度は「急行・住吉」を表示しているとのことですので (元住吉にも通じる駅名ですので、東急関係者の皆様にも良い感じなのでしょう)、町田に買い物に行くついでに寄り道してみました。



 長津田でこどもの国線ホームに下りて行くと、ちょうど到着した電車からは、お盆休みを近場のこどもの国で過ごした家族連れがドドドーッ!と大量に吐き出され、「をいをい……何だこの凄まじいラッシュは! こんなことなら新幹線や特急で遠出する方が全然人口密度少ないだろうに……」と驚きつつ車内に入りますと、案の定、車内の多くの窓が結構大きく開け放たれていました。これは車内から撮影するのに好都合。中望遠程度で、フードの先を窓から出すことなく、1枚目のような感じで撮影することが出来ました。車内の他の客の冷たい視線を何とも思わない度胸が必要ですが……(^^;)。バシャバシャと降る俄雨のため、少々ざらついた画面になってしまいましたが、これもまた記録というものでしょう。
 恩田で下車した後は、例によって高台へ。工場本屋の南東側に虹がかかっているのを眺めつつ、急行・住吉行の勇姿を改めて激写! 何時までこの位置にとどまるのか、今後譲渡か保存か、詳細は分かりませんが、次の幕があり得るとすれば何かな……と思いつつ、8606Fとのひとときを味わったのでした。

東急恩田通信200728 (3) ひつじ電車

2020-08-09 09:25:00 | 大手民鉄 (東急)


 戦後75年、再び思うように帰省もままならない夏がやって来ようとは誰が予想したことでしょうか。これもまた、ギリギリにヤバい時点になるまで責任をなるべく負うことをせず国民の自助努力に委ねるという、ある種の「日本精神」の結果ではないとは誰が断言できるでしょうか。
 ともあれその結果、新幹線は9割以上の席が余っているようです。だったら、リアル飲み会にも行かず固く在宅中心の生活をしている者が、たまには新幹線や特急に乗って一人旅をするのは全然安心安全だろう (ぼっちなら買い物と食事オーダーのときにマスク越しに発声するだけ) と思わなくもないのですが、この凄まじい高温で個人的にはお出かけする戦意喪失です (苦笑)。いっぽう、遠出を控える心理の影響で、近場のお手軽スポットが大賑わいというお盆休みとなっているようですが。ダメじゃん賑わっちゃ (^^;)。



 というわけで、そんな大都会近郊のお手軽気晴らしスポットのひとつであるこどもの国によい子のみんなを運ぶY000系の画像をアップしておきましょう。
 早いもので、1999年8月にこどもの国線が通勤線化されてY000系が走り始めて以来、21年もの年月が過ぎてしまいましたが、いやをいちょっと待て!個人的な脳内では、Y000系は未だにピッカピカの新車なのですが……。草むした単線を2両編成でトコトコ走るという時間が止まったような路線の割には、時間ばかりが無情にも猛スピードで走り去って行くかのような気分ですね……。
 そんなY000系・全3編成は、銀色車体に青黄帯がスタンダードですが、世間的な視点から言えば、さすがに約20年変わらない姿で走り続けるとマンネリ化は避けがたいということでしょうか、どうせ数分間の短い旅でもあり、デザイン面で遊びまくっても通勤通学客が目くじらを立てるには値しないということもあり、「うしでんしゃ」「ひつじでんしゃ」が相次いで登場しています。
 先月の久々の恩田訪問では、ついでにそんなラッピング編成のどちらかでも撮れれば……と思っていたところ、「ひつじでんしゃ」に当たりました。こんな感じのトゲのないラッピングであれば、こちらもノホホンとした気分で撮れますし、牧場風の雰囲気を表現した気合入りまくりな車内ラッピングも一見の価値ありです。