ジャカルタの日本中古冷房車のうち、日本からの経済援助として海を渡った車両の総称であるHibah (贈り物) シリーズの後半戦として、8月中旬時点での都営6000系の画像を複数回に分けてアップしてみましょう。「8月中旬時点」ということを強調しているのは、その後約1ヶ月半というごく短い時間のあいだに、都営6000系の形態&カラーバリエーションがまた2種類増えてしまったこと (原形車とイモムシ流線型編成それぞれに青+黄帯登場) が現地発信のサイトから明らかになったためでして……(滝汗)。んもぅ……とにかくコロコロと車両事情が変わりすぎて、1年に1回の訪問でも超浦島太郎状態に陥るのがジャカルタの鉄道シーンでありますが、デビュー10年を経た都営6000系もその例に漏れないとは……(^^;)。
というわけでまずは、ここ1~2年ほど都営6000系のスタンダードな姿であった緑+黄帯(&インドネシア鉄道社紋)姿! ジャカルタでの登場時は都営三田線時代と同じ青帯姿だったという都営6000系は、その後数年間オレンジ帯を巻いていたものですが、そのオレンジ帯も昨年の秋口には検査に伴い消滅、マンガライ工場で検査した車両であることを示すといわれる緑+黄帯が基本的にトレードマークとなっています。個人的にはこの姿、メトロ5000系もそうですが、コルゲートがギンギンギラギラに輝く武骨なボディに非常に似合っていると思っておりまして、とりわけ正面のシンプルなデザインは高く評価せずにはいられません (^-^)。加えて、都営6000系の一部の編成では如何にも古風なカウキャッチャー然とした排障器が温存されておりまして、これがひときわ都営6000系のゴツい表情を一層際だたせているような気がします♪
しかし今後は、東急8500系などと同じく青+黄帯、とりわけ正面は覆面レスラーの口のようなデザインの塗り分けの帯になって行くようですので(工場により帯色を変えるのは中止……?)、来年訪れる際にはこの姿も風前の灯火または消滅済みとなっていると思うと残念……。いやその前に、もっと大変な事態が進行中なのでありました。その姿はまた改めて……(汗)。