最近当ブログの更新頻度が低下しており、いつもご覧頂いている皆様には大変恐れ入ります。昨今の何事もオンラインでこなす風潮の中で作業の量が増えてしまっていることに加え、試しで始めたツイッターの方にいつの間にか時間を取られているためということで御容赦願います。
そのツイッター版では、思いつくままに行き当たりばったりで様々な画像をアップおりますが (それはこのブログも然りですね ^^;)、思いつきで過去画像に走る中で、昔撮ったきり忘れていた画像にスポットライトを当てることが増えました。とりわけ、ポジフィルムで撮った故にデジタル化の時代の中で使い勝手が悪くなっていたカットなど……こんなシーンを撮っていたのか!ということで、マクロレンズを使ったお手軽スキャンで救出する機会が増えています。
そんなシーンのひとつとして、2003年8月に撮影した福井鉄道80形の画像をアップしてみたく存じます。当ブログを始めたのは04年10月のことで、それ以前の画像はただでさえお蔵入りしまくりであるのですが、デジ一眼 (EOS 10D) を初めて購入した03年夏の時点では、やはりまだポジの方が偉くデジタルは補助という固定観念が強かったため、より決めたいシーンはポジで撮影し、おまけとしてデジ一眼で撮るという傾向が強かったですね……。しかしデジ一眼や画像処理に慣れる中で、「しまった、デジタルの方が解像度が高くいじりやすいし、プリントしても遜色はない……デジ一眼を買った時点ですぐに完全デジタル化を図るべきだった」と思うようになりました。とはいえ、時既に遅し。スキャンする手間をかけないと使い勝手が悪いポジは、そのまま利用せずにスライドボックスの中で保存するままとなっていました……。
そして最近ツイッターを始める中で過去画像を漁ってみると、をを!こんなシーンも撮っていた!という発見が (笑)。
とりわけ福井鉄道80形は、南海の木造車がルーツでありながら、福井鉄道入り後の車体載せ換え、そして国鉄の廃車発生品利用による新性能化とそのついでの冷房化、さらに京阪の廃車発生品利用による制御機器の交換を経て、全く違った電車になってしまったという不思議な存在です。しかも、その福井オリジナルボディは、如何にも質実剛健な地方私鉄中〜大型車そのものという感じで、さらに塗装も宜しく、クーラーと排障器もゴツくて良い! そう……こんな地味に濃いぃ電車があったら良いな、という妄想をそのまま形にしたスタイルが魅力的なのです。さらに、車内に一歩入れば、111系のボックスシートが並んでいる光景にもシビれたものです……。
福井鉄道の鉄コレは、名車・200形が好評を博したものと認識しておりますが、是非この80形、あるいは120形といったオリジナル大型車も、是非いずれ鉄コレにならないものか……と待ちわびるばかりです。