「伊豆のなつ」や赤帯なし8039Fが東横線を駆け抜け、長津田からは8500系が長野へ向け旅立った今年の7月……東急ファンにとっては近年まれに見る熱い季節だったのではないでしょうか。私も改めて、デジカメ画像をストックしておくPC内のフォルダを見てみましたところ、いやはや今月は東急訪問回数・撮影枚数の多いこと! (^^;)
しかし、これだけ重要な話題が目白押しであったということは、それだけ一時代を築き上げた東急8000・8500系の終焉がそう遠くない将来であることを改めて再確認せざるを得ないことを意味すると思います。そこで、これからは5000系列の投入スピードを睨みつつ、8000・8500系の勇姿を一歩一歩着実に記録することが必要になりましょう。
↑は、大井町線に残る8000系未更新5両編成。個人的には、8039Fが装備している現在の行先標示幕 (元町中華街行表示あり) よりも、こちらの黒字に白という幕の方が良いですね……(^^)。
↑は、東横線8000系の更新車、通称 (?)「歌舞伎」編成です。このタイプは今まで割と一般的に見かけましたので、今すぐになくなるといった焦燥感で眺めたことはほとんどなかったのですが、5000系投入とともに歌舞伎編成からも廃車が出て、気がついてみれば残り4編成! これらの中から更に1~2編成が元住吉入庫扱いになったりしますと、そんな日の東横線は個人的に言って実に寂しい状態です……(-_-)。というわけで、歌舞伎編成はその正面のラッピングの仕方が余り好きではなかったのですが、もう贅沢を言わずに記録に励んでいるところです (^^;
そして忘れてはならないのが、田園都市線の8500系。まだまだ最大勢力で決して珍しいわけではありませんが、時と場合によっては意外と東武・営団車が立て続けにやって来て、さらに追い打ちをかけるように東急車も2000系や5000系だったりし、8500系で通勤と撮り鉄の両方を楽しみたい側としては大変なショックを受けることもあります……(^^;)。それだけに、まだ辛うじて「入れ食い」状態であるうちに記録に努めておくことは大切であると言えましょう。この点は、武蔵野線の103系と状況が同じかも知れません。去年の今頃まで、武蔵野線103系は何の苦労もなく効率よく撮影出来たものですが、編成数が激減した今では路線の長大さと相俟って、一度行ってしまったらしばらく戻って来ず、大いに待ち呆けを食わされてしまいますから……。南栗橋から中央林間まで約100kmを走る8500系も、あと数年後にはこうなるはずです……。
特に急いだ方が良さそうなのは、東武線内を行く8500系の記録でしょうか。東武直通運用は、個人的な印象では5000系が入る確率が高く、しかもかねてから久喜直通がウワサされている今度のダイヤ改正でも大幅に運用が変わる結果、東武30000系が東武線内に戻ってくる確率も高くなるかも知れませんので……(現在のダイヤにおける東武30000系の運用は何故か押上~中央林間間の折り返しが多いです ^^;)。