地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

神奈臨DD5516、標準塗装に戻る

2017-01-16 01:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 神奈川臨海鉄道のDD55・16号機は、去る2013年上半期に創立50周年を記念して昭和旧塗装となりましたが、早いもので以来3年数ヶ月の時が流れ、このたび現行の青白塗装となりました。先日、川崎大師初詣ついでに京急大師線を撮影し、その後小島新田から歩いて千鳥線を撮影したところ、まさに塗り替え直後で全くと言って良いほど汚れておらず極めて美しいDD5516がやって来て、まさに超びっくり……。



 そして内心、激しいショックに打ちのめされたのでした。
 嗚呼、何故203レが単機でやって来るのか……。もしこれがコキを連結していれば、バックの工場とからめて入換シーンを楽しめるはずですが、単機で来た場合には201レで西群線に入ったコキ200を連れて帰るだけですから……。
 さらに激しいショックであったのは、「ウワァァァァン!復活旧塗装を結局一度も撮れなかった……」ということ (号泣)。最近はなかなか神奈臨を訪れるヒマがない中、初詣ついで等でごくたまに千鳥町を訪れる都度、DD5516に当たることを期待していたのですが、結局現行塗装に塗り変わった直後に当たるとは……。こう記しますと「普段から通えば良いではないか」という声が聞こえて来そうですが、とにかくまぁ、昔神奈臨に通っていた頃と比べて確実に多忙になってしまった中では、何度訪れてもDD5516が来ないリスクの方が大きいことは否めず、結局《初詣等で確実に川崎を訪れる機会》のついでに当たることに賭けていたのでした。さすが籤運が悪い私だけのことはあります……。


神奈臨千鳥線・青空とDD5519

2016-01-17 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 新春川崎大師初詣ついで鉄、とりあえず無難に京急大師線のHM姿を撮ったあとは、新年の運命を占うおみくじとして (笑)、神奈臨千鳥線を訪ねてみました。ここで昼過ぎに運行される203レの撮影は、(1) 単機ではなく返空タンクコンテナコキを連結しているかどうか、(2) 罐は一体何で来るか、(3) 奥の化学工場から水蒸気が激しく上がってフォトジェニックになるかどうか、といった点で極めてギャンブル的であり、これらの組み合わせが宜しければ今年一年の運勢もまぁ良かろう、という気がしてくるわけです (笑)。いやはや、今から10年以上前は、それこそ月に数回通うこともあったのに、今や仕事の負担がますます増えて、千鳥線を訪ねるのも川崎大師初詣ついでの年に一回の行事と化してしまった……。



 それはさておき、いざ千鳥町の西群線に着いてみますと、折からの寒さと相俟って、工場の排気筒からは水蒸気がガンガン出まくり♪ 青空と無機質なプラントの組み合わせも、相変わらず千鳥町っぽくて最高だぜ……と思わずニンマリ♪ そこで、あとは203レのお出ましに合わせて変な雲が流れて来ませんように……と祈りつつ待つことしばし。見事203レはコキ3車を連れてきてくれまして (=構内での入換時間が長くなり、美味しいシーンをたくさん激写出来ます ^o^)、牽いている罐は明るめのブルーに塗装変更して間もないDD5519! 勿論、一番の大当たりは復活ラズベリーツートン旧塗装のDD5516ですが (未だに撮ったこと無い……。情けなさ過ぎ。苦笑)、ピッカピカ塗装のDD5519というのも嬉しいじゃないですか!! 
 というわけで、約1年ぶりに訪れた千鳥町で、これだけのシーンを激写できれば、もう新春ムードは最高潮ってもんです (笑)。このあとはすぐに、市営埠頭BSから市バスに乗って観音二丁目に向かい、実に順調に川崎大師に到着~。無事参拝も終え、年末年始つぶれまくりの激務の疲れを癒やす冬晴れ川崎散歩の一日を締めくくったのでした。
 それにしても、KATOからDD13の後期型が出ますね~♪ というわけで、DD13タイプの臨海鉄道罐として、京葉臨海 (持ってない……^^;) だけでなく、是非神奈臨歴代塗装につきましても、新年の祈願として宜しくお願いしたいところです。扇形庫ブランドでも構いませんので……(売れねーか……汗)。

石油元売り大合併の報に寄せて・神奈臨浮島線

2015-11-28 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 寒さが本番となれば、石油タキの繁忙期……ということで、最近新聞の経済面をつらつら眺めておりますと、JX日鉱日石と東燃ゼネラルの合併話がホットな話題となっていましたが、長期的に見た少子高齢化や、製造業における天然ガスや各種クリーンエネルギーへのシフト、自動車エネルギーの電気・水素電池への移行等々ゆえに、石油業界が頭打ちになるのを見越してのことなのでしょう。すると、需要減は製油能力の余剰を意味するわけで、両社の製油所を統廃合する、という話も取り沙汰されているようです。そこで首都圏在住鉄ヲタの視点から非常に気になるのは、果たして製油所の再編が既存の石油タキの運行体制にどう影響するのか、ということです。
 とくに、JX日鉱日石は根岸から日々膨大な量をJOT緑タキで発送しており (しかも冬の繁忙期突入で土日も結構な頻繁運転)、いっぽう東燃ゼネラルは浮島町からOT青タキでそれなりの量を発送しているわけで、両者を足すと根岸の発送能力を超えるということであれば、根岸・浮島町ともども存続することになると思われますが、もし首都圏の二大石油タキ拠点を両社合併によって統合するとなれば、切られるのは多分浮島町……。



 そうなると、一大荷主を失ってしまう神奈臨浮島線は一体どうなってしまうのか、僅かにゴミコキとJOTメンテナンスセンターに出入りする空タキ、そしてごく稀にシキが入るだけの、千鳥線に近い零細路線になってしまうのではないか……という悪い予感が脳裏をよぎります。従来の青タキの存在感ゆえに「そんなバカな」と思われる方もおられるでしょうが、かつて結構賑わっていたはずの浜川崎(昭和駅手前で鶴見線から分かれて製油所へ)のヤードが今や、石炭ホキが1日1往復(あと特定の運転日に米タンが)出入りするだけの超閑散状態となっているのを悲しい思いで眺めているヲタとして、何とかこの製油所(とりわけ石油タキ拠点)統廃合の波が根岸と浮島町の両者を襲わないよう願うばかりです。
 いっぽう、JXグループと東燃ゼネラルが合併するのであれば、石油タキの受け皿もJOTとOTで分かれている必要はないわけで、規模からしてJOTがOTを吸収合併……というのもあり得るような気がします。すると、短期的にはOT青タキがこぞってJOTマークを付けることになるでしょうが、長期的には全て緑に塗り替えられることでしょう。というわけで、製油所の統廃合が起こらなくても、従来の石油タキシーンには必ず何らかの変化が起こることから、JRF罐と神奈臨罐のいずれが牽くにせよ、純粋に青くくすんだ編成を撮るのは今のうち、といったところでしょうか?!

 ちなみに、今回の画像は、このブログを始めた前後の10年以上前に撮影したカットを久しぶりに引っ張り出して、最新のPhotoshop LEで再レタッチしたものですが、12号機は今やスマラン近郊の工事用罐となり、15号機は総合車両のオレンジ罐に……。時間の流れは実に早いものです。この頃は出退勤ついでに、頻繁に川崎界隈に寄り道していたものですが、その後業務多忙になるにつれ、すっかりご無沙汰になってしまった……(@_@)。ここ2~3年、神奈臨で撮るとすれば、川崎大師で初詣するついでだからなぁ~(滝汗)。


 浮島橋から千鳥線を望む。ラテックスタキ1車のみぶら下げてトボトボ走る、寂寥の光景……。


神奈臨50周年・本牧の宴を思い出す

2015-07-14 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 シキと海コンという組み合わせ自体が異次元の遭遇 (^^;



 シキ1000+ヨのシンプルな編成は、浮島線でたまに見られますね~。



 JRF特別塗装コキとシキが連結!



 本牧が余りにもアツかったあの一日を忘れない……。

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 このたび三島のスイッチャー画像をガサゴソと漁ってみて、そういえば……ガチャガチャと連結されているタキの出発地であった千鳥町・末広町・浮島町を最近訪れていないな~という事実に思い至りました。仕事の都合でなかなか足が遠のいてしまった以上仕方がないですし、何と言っても車扱が無くなってしまって数年経ったのが痛い (-_-)。
 でも、それでも沸々と、神奈臨を追いかけ回す楽しさを思い出すわけで……。そこで、そういえば2年前の初夏に開催されて凄まじい人出となった神奈臨50周年イベント(@本牧)の画像のうち、アップしそびれたマニアックなシーンがまだまだあったのを思い出しました。嗚呼~、こういう滅茶苦茶な連結による晴れ舞台を、またやって下さらないものでしょうかね~♪

インドネシアの神奈臨DD5512再起を祝う

2015-06-14 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 インドネシアでは今日、日本の中古電車が隆盛を極める一方、僅かに1両のみ輸出された液体式ディーゼル中古機関車である神奈臨DD5512は、西ジャワのチルボン西郊・ジャティバランの街の片隅で、たまに工臨を牽引する他はほとんど出番もなく、ただひたすら熱帯の激烈な光に晒されて惰眠を貪るままであったことにつきましては、以前当ブログで現地取材をしました通りです。ところが最近……ジャティバランから忽然と姿を消してチルボンのディーゼル機関車整備工場に運び込まれ、現地鉄のあいだで秘かに動向が注視されていたようです。果たして用途済みとなって解体となるのか、それとも……?



 そしてこのたびついに、いつもお世話になっておりますパクアン急行様のブログにて、DD5512が美しく再整備された姿がアップされました! 何と、ジャワ中部の一大港湾&商業都市であるスマランから、鉄道博物館があるアンバラワまでの休止線を復活させるための工事列車の牽引役として抜擢されたようです!! 何処にいるか分からない工事列車の所在を、日本在住ヲタが短期の訪問で探し当てるのは極めて困難ですが、パクアン急行様も記しておられる通り、工事終了後は出来れば鉄道博物館で動態保存車になってもらいたいなぁ~と熱望します♪
 というわけで、そんなDD5512の再起を祝して、当ブログ未公開の現役当時の画像を蔵出ししてみることにします。しかしまぁ……外付けHDを漁っていて、早くも11年前の撮影となってしまったことに呆然とします。千鳥線に青化ソーダタキやラテックスタキがゴロゴロしている……。OTタキにもちゃんと横帯が入ってるし……(遠い目)。そして他にも、むかし足しげく神奈臨に通った頃の画像が、他にも未公開のまま結構たくさんあるし……(@o@)。