全くもって熱帯としか言い様がない暑さが続く今日この頃ですが、多少の気休めとして冬の斜光線の中で撮影したカットをアップ致しましょう。去る1月末~2月頭の鹿児島出張ついで鉄の続編です (まだまだ続く……^^;)。
最近、各地の路面電車事業者においては、最新鋭のノンステ車両を導入する動きが加速しているようで、それはそれでバリアフリー時代の利便性向上に合致し悪い話ではないと思いますが、いっぽう遠来の客が路面電車という存在に期待するのは懐かしいレトロ感覚であるわけで、そんな趣向にも対応した「なんちゃってレトロ」の最新鋭車両も少しずつ増えているようです。鹿児島市電でも、2012年の100周年を機に、観光電車としてこの101号が導入されました。
一応この電車は、格別レトロでリッチでプレミアムな存在感を演出するため、土日祝日に限って4往復、特別料金の観光電車として走る運用に入っており、他にもリクエストすれば特別貸切料金で走ってくれるのでしょう。個人的には、この手の「なんちゃってレトロ」につきましては、とくに冷房装置を覆い隠すための「なんちゃってダブルルーフ」の陳腐な存在感が余り好きではなく、気がついてみれば近場の都営荒川線でも未だに1カットも撮っていないことを思い出しました (滝汗……とゆーか、都営荒川線自体、ここを目的地として撮り鉄しに行ったのは何年前の話になるのでしょうか……遠い目 ^^;)。しかしこの電車につきましては、「なんちゃってダブルルーフ」のチャチな雰囲気はさておき、全体的に非常にシックでシブい色合いに仕上がっているあたり、なかなか好ましいのではないかと思います。金文字っぽい装飾も、○トーカのようなあざとさは感じませんし♪
とまぁこんな感じで、乗ってみれば良かったのかも知れませんが、結局撮るだけで終わってしまいました (笑)。またいずれ再訪するあかつきには (何時だよ一体……)、乗ってみるのも悪くないかも知れません。