【衆議院予算委員会 2014年1月30日(木)】
【参議院予算委員会 2014年1月30日(木)】
本会議での代表質問が終わり、衆参両院の予算委員会が開かれ、
平成25年度第1次補正予算(案)
平成26年度当初予算(案)
の一般会計、特別会計、政府関係機関予算、合計6本が、麻生太郎財務大臣から趣旨説明されました。
[画像]平成25年度補正予算案と平成26年度本予算案の趣旨説明をする麻生太郎財務大臣、衆・予算委、2014年1月30日(木)、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
[画像]平成25年度補正予算案と平成26年度本予算案の趣旨説明をする麻生太郎財務大臣、参・予算委、2014年1月30日(木)、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
補正と本予算の趣旨説明を同時に行うのまれ。また、参・予算委での当初予算(案)の趣旨説明は通例3月であり、衆参ねじれが解消した「決める政治」を背景にした自民党ペースの日程ととなりました。
衆参での自公過半数での予算審議は、第1次安倍内閣の2007年通常国会以来。このときは、1月31日審議入りですが、補正がなかったので、今年は実質的にもっと窮屈な日程といえそうです。さらに6年前は、松岡利勝農相が自殺するという痛ましい事件が起きており、第2次安倍内閣は大きな関門を迎える2か月間となりそうです。
麻生財務相は、趣旨説明で、「好循環実現のための競争力につながる未来への投資」とする一方で、
「社会保障と税の一体改革を実現する最初の予算」
と語りました。
税収は50兆50億円を見積もっており、これは消費税率が8%になるから。これをどう歳出に使うかが、3党合意で、一体改革法を命がけで成立させた責任野党・民主党の攻めどころととなりそうです。衆議院で51名以上の会派は単独で修正案を出せることから、予算修正案を提出するかどうかも注目されます。
さあいよいよ、国会中継がもっとも面白い2か月間のスタートです。
先の臨時国会では、スター議員が多いため、30分×7名が順に登場しましたが、今回は、基本的質疑初日から、岡田克也委員が60分間たっぷりと登場することになりました。
質問通告はすでに、岡田さんのホームページに載っていますので、全文を紹介します。
[岡田克也さん公式ホームページから引用はじめ]
国会質問のお知らせ
岡田かつやが衆議院予算委員会で質問に立ちます。NHKで中継されますので、是非ご覧ください。
衆議院TVでもご覧いただけます。 → http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
衆議院予算委員会質問
日時: 2014年1月31日(金)13:50~14:50
【質問要旨】
1.外交密約と特定秘密保護法
1)核の持ち込み密約について、外務省から説明を受けていたにもかかわらず、自民党政権下で歴代内閣総理大臣が「事前協議がない以上、寄港の事実なし」としてきたこと
2)特定秘密保護法と知る権利
3)第三者機関としての情報保全監察室(仮称)の独立性
2.歴史認識と日米・日韓関
1)村山談話・小泉談話にある植民地支配・侵略についての総理の認識
2)極東軍事裁判と赦免・減刑の関係、A級戦犯の位置付け
3)靖国神社に総理大臣が参拝することの妥当性
4)米国・韓国はじめ外交に及ぼす影響
3.積極的平和主義と集団的自衛権
1)積極的平和主義における集団的自衛権の位置付け
2)憲法9条の意義と集団的自衛権
3)集団安全保障と憲法9条
4.補正予算
1)補正予算の財政法上の位置付け
2)来年度本予算と補正予算の区分、「基金」の問題点
3)中小企業予算(新ものづくり補助金、資金繰り・事業再生支援)や緊急人材育成・就職支援基金、革新的研究開発推進プログラムなどを補正で措置することの妥当性
5. 選挙制度改革
1) 衆議院小選挙区における1票の格差や定数削減
(要求大臣 全大臣、特に内閣総理大臣)
[引用おわり]