【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【日曜日11/8】「直帰率90%の誇りとともに」秋篠宮ご皇嗣殿下宣明の儀、バイデン大統領当選、大西隆さんがあす野党合同ヒアリングへ

2020年11月08日 23時22分33秒 | 法律の執行状況
[画像]当ニュースサイトの直帰率を示すグーグルアナリティクス。

 あす、9日(月)は衆参の会議・委員会はありません。10日(火)午後1時からの「ワクチン法案」(203閣法1号)審議入りから第203回臨時国会は中盤戦に入ります。先週の予算委員会で、首相は、3年前の日本学術会議の半数改選では、学術会議と杉田官房副長官(内閣人事局長)が事前に推薦名簿を示し合わせ、外していた、と首相がはぐらかしのように思える答弁。当時の学術会議会長の大西隆さんが、きゅうきょあす9日(月)午後3時からの野党合同ヒアリングに参加することになりました。あすは国対委員長会談の予定は特になく、この野党合同ヒアリングでの首相答弁の齟齬を野党が確認。今週下旬の今年最後の予算委員会にのぞむことになります。

 秋篠宮ご皇嗣殿下の「立皇嗣宣明の儀」がきょう2020年11月8日(日)皇居宮殿で開かれました。法的根拠を調べたら、皇室典範特例法で退位した天皇(上皇陛下)の皇嗣は皇室典範第2条第1項の「皇長子」(天皇陛下)となり、2項、3項、該当者がいないため、第4項の「皇次子」である秋篠宮文仁親王殿下が、ご皇位継承順位第一となられたことを、内閣の助言と承認により、陛下が宣明され、殿下が受け、首相がお祝いを述べた、ことになります。これに先立ち、明治神宮を天皇皇后両陛下、秋篠宮家の両殿下、眞子内親王殿下、佳子内親王殿下がご参拝。今後、伊勢神宮にも参拝されます。同時に、令和の皇室も引き続き、靖国神社に、ご親拝・ご参拝なさらない意思表明と思われます。

 海の向うでは、バイデン大統領が当選確実となりました。4年前から反知性主義のカリスマとなった、トランプ大統領は1期4年でホワイトハウスを去ります。私の32年来の「カリフォルニアン・ママ・パパ」のコンセア夫妻は、退職公立学校教員と法律事務所事務員の共働きの「あきれるほど豊かな中間層」で、ミュージシャンのバイトをしながらも、生活費が高水準のサンディエゴ市で一戸建てを維持し続けていますが、今回はファッショナブルなマスクで、2日前の期日前投票を利用したようです。アメリカに詳しい人なら、属性からして当然ですが、民主党に投票したと思われます。サンディエゴを離れ故郷シアトル郊外で暮らすベトナム戦争傷痍軍人のダスティを失った未亡人のフェイスは、共和党支持ですが、ベテラン病院削減の暴挙を行ったオバマへのいかりは消えたこともあってか、今回はさほど乗り気でなく分断の修復を望みました。カリフォルニアンファミリーは、黒人男性も含めて、ほとんど民主党です。とはいえ、反知性主義が、過半数近くの票を獲得したわけで、「大学を出ても食べていけない」米日の苦悩は続きそうです。

 また、先週後半から、コロナ感染者で、札幌など北海道が激増して、東京を含む日本全体も激増。きのうは入院者が1000人、退院者が700人ということになっているようです。地球温暖化の昨今ですが、11月上旬の日本で、こういう日本の風物詩という、予想外の展開となっています。

 さて、日曜夜にこの記事を公開しました。当ニュースサイトが、週末(金曜日と土曜日)に「直帰率90%超え」を記録することが目立っています。これはどういうことかというと、週末に、スマホ・タブレットから当ニュースサイトを訪れ、1回見ただけで、スマホ・タブレットから離れたり、他のサイトに移ったりする人が増えています。「あすの国会・永田町・官邸周りの動きはどうなるだろう」という読者の期待を感じます。やはり私の「あすは何もありません」との「悪魔の証明」ができるニュースサイトは、ここだけですから、その期待でしょう。ですから、明日は大西隆さんが午後3時から野党合同ヒアリングに出る、ということで、これが他法案の本会議代表質問から下旬の予算委員会にかけて、衆参で野党が先週の答弁を蒸し返すという展開になります。ワクチン法案は厚生労働省、ごくわずか内閣官房ですが、内閣府、文部科学省への質問通告が出てくるかもしれません。それ以外の役所は月曜日ですが、サボれます。第3次補正予算案編成を見越して、細かい政策メニューをしこむのもいいかもしれません。

 引き続き、永田町・霞が関向けに書いていきます。有料媒体を持たない私の2020年となりますが、記者会見の出席要件を維持できる限りは、しばらくこのままで行くと思います。好き勝手な時間に寝ていて同居の母に目覚まし・バイオリズムで迷惑をかけているかもしれませんが、共依存ですので、かなり高度に安定して生活しており、当ニュースサイトもていねいに発信し続けられそうです。

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