渡辺恒雄の後継者、宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【11/30】山東派・今井絵理子さんが手話で参議院本会議質問で国会クラスタ「歴史的本会議」、立憲民主党は会期延長を提案へ

2020年11月30日 22時40分41秒 | 第203回臨時国会(2020年10月下旬)菅首相初答弁
[写真]山東派が合併して新しくできる志高会(新・麻生派)結成にのぞむ、今井絵理子参議院議員、3年前の2017年7月、東京・港のホテルオークラで、宮崎信行撮影。

【与野党国会対策委員長会談 令和2年2020年11月30日(月)】

 森山裕・自民党国対委員長が、安住淳・立憲民主党国会対策委員長に、「憲法改正手続きのための国民投票法改正案」(196衆法42号)の木曜日の憲法審査会での採決を提案。相場としてもやや早い印象ですが、安住委員長が反発。相場よりかなり短いおよそ19分間で終わりました。安住委員長は会合で、第203回臨時国会を今週土曜日まででなく、年末まで延長し、コロナ禍の事態が変われば、すぐに関係委員会で集中審議ができるようにすることを求めました。これに先立つ枝野幸男・同党代表の定例記者会見でも、枝野代表が会期の延長を求めました。森山委員長は断るとみられます。あす再会談の予定。このほか、枝野代表は新型インフルエンザ特措法改正案を今週提出するとしましたが、国会審議というよりも、2月以降の党内外での議論の一定の到達点をまとめる意味合いが強いようです。

【参議院本会議 令和2年2020年11月30日】 

 「改正被災者生活再建支援法」(203閣法2号)が起立採決され、全会一致で可決し、成立しました。7月豪雨に遡及して施行されますが、「半壊」の定義が変わりますので、熊本県などの7月豪雨被災自治体以外でも、確認をしてみたらいいかもしれません。

 これに先立ち、「令和元年決算案の承認案」(203決算1号)が麻生太郎財務大臣から趣旨説明され、審議入りしました。自民党は今井絵理子さんが質問。自ら政界にスカウトした、山東昭子議長(2017年麻生派合併に参画し、2019年夏から参議院議長)の前で、テレビ入り本会議代表質問に立てるようにしたい配慮があったのはまちがいないでしょう。今井さんは「決算承認案の11月提出と11月の審議入り」が今年はできたことを評価し、手話を交えて質問しました。ツイッターの国会クラスタからは「歴史的な本会議」との評価も出ました。来年1月からは参議院インターネット中継で、代表的な審議の一部で、手話が施されることになると思います。

【参議院決算委員会 同日】

「令和元年度決算の承認案」などについて、財務相や会計検査院長から説明がありました。

【参議院東日本大震災復興特別委員会 同日】

 復興相の所信的あいさつ。

【参議院行政監視委員会 同日】

 野田国義委員長の就任あいさつ。

【参議院行政監視委員会国と地方の行政の役割分担に関する小委員会 同日】

 西田実仁・公明党参議院議員会長が、参議院改革協議会の流れで、小委員長。質疑には、前北海道知事の自民党、高橋はるみさんらが立ちました。

【衆議院 同日】

 衆議院の質疑はありませんでした。

●あすの予定

 衆議院法務委員会はあす理事懇談会を開き、参議院から賛成多数で送付された、「生殖補助医療の提供等及びこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律案」(203参法13号)の審議の日程について議論するはこび。あさって、12月2日(水)にも、参議院議員を呼んで答弁を求めることになるかと思います。

 また、参議院では農林水産委員会を開催。「種苗法改正案」(201閣法37号衆修正)について、昼過ぎに採決の公算。他の議案も各委員会で順当に審議入りする見通し。

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インターネット版官報

Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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立憲民主党つながる本部 代表幹事長とも出席 政治に私たちが見えていますか

2020年11月30日 16時22分00秒 | 第203回臨時国会(2020年10月下旬)菅首相初答弁

https://www.youtube.com/watch?v=1IFdOHCFjO8
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自民国対委員長、国民投票法改正案の採決を提案

2020年11月30日 16時14分00秒 | 第203回臨時国会(2020年10月下旬)菅首相初答弁
 自民党、立憲民主党の国対委員長が、きょう30日、会談し、森山裕委員長は、3日木曜日の衆議院憲法審査会で、「日本国憲法改正手続きのための国民投票法改正案」(196衆法42号)の採決を提案しました。

出席者によると、紛糾し、安住淳委員長は認められないと席を立ち、およそ19分で終わりました。相場感として19分はかなり短かった印象です。また、木曜日の採決を月曜日に与党国対が提案するのも、やや早い唐突な空気です。これに先立ち安住委員長側からは、会期を年末まで延長して新型コロナウイルス感染症に関する集中審議を、関係する委員会ですぐにできる態勢の確保を提案しました。

 安住委員長は、採決阻止の徹底抗戦を表明。森山委員長が提案した明日の再会談にはなるべく応じたい考え。会期延長動議は、全野党共同で出せるように野党間の調整を進めることにしました。

以上です。
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