[写真]日の当たる、参議院自民党控室、4年前、宮崎信行撮影=多少加工が入っています。
東京の景気ですが、私が把握した限り、日本郵政・日立製作所など大企業が「家族も含めて一律外食禁止命令」を出しているようで、閑古鳥。法的根拠はなくとも、まあ従わざるを得ないでしょう。
【参議院本会議 きょう令和3年2021年12月10日(金)】
第4次安倍内閣の官房副長官から菅内閣の農相を経て、参議院に戻った野上浩太郎さん。総理からの答弁引き出し力は圧巻で、来年の政治日程が良く分かりました。
54歳の野上さんは来夏改選ですが、官邸では異例の「副長官が組織した中小企業勉強会」をつくっていました。野上さんは代表質問で「下請けの適正価格」を問い、岸田首相は「下請けGメンを年内に倍増する」と明言しました。
法案提出も3本答弁が出ました。野上さんは「パンデミック有事では、例えば100日と目標を決めて薬事承認したらどうか」と問い、首相は「ワクチン、治療薬とも有事における薬事承認の制度にあり方を検討しており、法整備を行う」と明言。
前農相として「緑の食糧戦略システムにもとづき、輸出5兆円をオールジャパンで実現したい」とし、首相は「輸出促進法改正案を、次期通常国会に提出することをめざす」としました。
静岡県警が正式に「殺人罪」の届け出を受けた、熱海人災土石流で、首相は「盛土のありかたについては、年内に暫定とりまとめをする。詳細調査と応急措置は既に補正予算案に盛り込んだ。規制できる地域を今よりも広げるなどの、抜本的で、全国一律の規制強化法案を次期通常国会に提出できるよう準備を進める」としました。
ワクチンパスポートの年内の運用改善など行政指導や、当初予算案での措置の答弁もありました。
肝いりのデジタル田園都市会議では、光ファイバー網「スーパーハイウェイ」を「3年程度で完成させる」と断定調で答弁し、「来春をめどに構想をとりまとめる」としました。
野上さんに対して法案3本・行政指導2件・とりまとめ3つ・当初予算案付けが首相から答弁されました。野上さんは安倍派で、官邸・農水省を経て、宏池会政権で参議院自民党に戻りましたが、野上さんは冒頭「不安に寄り添う政治のあり方研究会を再起動した」と述べ、主流の世耕弘成幹事長(参議院安倍派=清風会=会長)の後継者に名乗りをあげたようにも思えます。
きょうの本会議では山口那津男さんも質問。「先の衆院選で寄せられた新たな民意を深く胸に刻み、という文言を政権合意に初めて入れた」と強調しました。
国民民主党は来夏引退の電力総連・東電労組で連合議員会会長の小林正夫さん。私にとっては任期中に最も印象が変わった議員でした。後継者も霞が関・内幸町の東電本社企画部出身のようです。高くて高圧の送電線を管理するのは孫会社。
維新は浅田均さんが登壇しました。共産党は田村智子委員長。立憲は青木愛さんが登場し、きのうの小西洋之さんに続き「房総半島」に言及しました。
最後に、弾丸裁判所の人事。
永年在職表彰では、1993年衆議院初当選の長浜博行さん。野田内閣の最後に3か月間環境大臣をつとめました。早稲田政経学生時代はノンポリで、東京下町で家業を継ぎ奥さんとの平穏な生活。それが松下政経塾の人間関係もあり、日本新党初代役員室長から目まぐるしく落下傘でで衆議院に当選してすぐに細川内閣。八頭立ての馬車の調整は大変だったとしました。ここまでの話が大半で、「持続可能な政権交代ある政治を実現したい」。きょうは新進党結党から27年目の12月10日でした。
ところで、上述の「日の当たる参議院自民党控室」。国会議事堂本館2階の、参議院側の、皇居側。第7~10控室はすべて自民党が使っています。窓からは国会中庭の木々が見え、左斜め向こう側が皇居のお濠・桜田門。

で、ワンフロア上がった3階も自民党議員会長・幹事長・国対委員長の個室。で、一番端の一室だけ、「バルコニーのように張り出した23控室」が維新の控室のうちの1つです。同党は議員総会をここで開いているようです。

維新控室は、3階なので、敷地の外にある、憲政記念館の森と尾崎幸雄記念塔が見えます。
で、立憲、公明、国民、共産ともすべてこちら側に部屋を持っていません。蓮舫さんも、小池晃さんどころか、山口那津男さんですら、日の当たる控室に入ることはありません。参議院という社会では、これほどまでに、参議院自民党は日が当たっています。野上さんの質疑を聞いていると、長浜さんの党が政権交代を実現するのは、かなり先だ。
【衆議院予算委員会 同日】
「令和3年度補正予算案」が鈴木俊一財務大臣から趣旨説明されました。ちなみに、野田聖子大臣は、前列の首相・財務相・(後列の)官房長官に次ぐナンバー4の席のようですが、男女共同参画、地方創生でそれほど答弁があるのか。鈴木大臣は「歳出追加は新しい資本主義に8・2兆円を盛り込むなどした。歳入追加は前年度剰余金6・1兆円に加えて公債を22兆円。これにより一般会計は35兆円増えて、142兆円になった」などと説明しました。週明け8時55分から開会。今年最後のクライマックスとなります。
【立憲・国民国対委員長会談 同日】
馬淵澄夫立憲、古川元久国民の国会対策委員長会談が初めて持たれました。
東京の景気ですが、私が把握した限り、日本郵政・日立製作所など大企業が「家族も含めて一律外食禁止命令」を出しているようで、閑古鳥。法的根拠はなくとも、まあ従わざるを得ないでしょう。
【参議院本会議 きょう令和3年2021年12月10日(金)】
第4次安倍内閣の官房副長官から菅内閣の農相を経て、参議院に戻った野上浩太郎さん。総理からの答弁引き出し力は圧巻で、来年の政治日程が良く分かりました。
54歳の野上さんは来夏改選ですが、官邸では異例の「副長官が組織した中小企業勉強会」をつくっていました。野上さんは代表質問で「下請けの適正価格」を問い、岸田首相は「下請けGメンを年内に倍増する」と明言しました。
法案提出も3本答弁が出ました。野上さんは「パンデミック有事では、例えば100日と目標を決めて薬事承認したらどうか」と問い、首相は「ワクチン、治療薬とも有事における薬事承認の制度にあり方を検討しており、法整備を行う」と明言。
前農相として「緑の食糧戦略システムにもとづき、輸出5兆円をオールジャパンで実現したい」とし、首相は「輸出促進法改正案を、次期通常国会に提出することをめざす」としました。
静岡県警が正式に「殺人罪」の届け出を受けた、熱海人災土石流で、首相は「盛土のありかたについては、年内に暫定とりまとめをする。詳細調査と応急措置は既に補正予算案に盛り込んだ。規制できる地域を今よりも広げるなどの、抜本的で、全国一律の規制強化法案を次期通常国会に提出できるよう準備を進める」としました。
ワクチンパスポートの年内の運用改善など行政指導や、当初予算案での措置の答弁もありました。
肝いりのデジタル田園都市会議では、光ファイバー網「スーパーハイウェイ」を「3年程度で完成させる」と断定調で答弁し、「来春をめどに構想をとりまとめる」としました。
野上さんに対して法案3本・行政指導2件・とりまとめ3つ・当初予算案付けが首相から答弁されました。野上さんは安倍派で、官邸・農水省を経て、宏池会政権で参議院自民党に戻りましたが、野上さんは冒頭「不安に寄り添う政治のあり方研究会を再起動した」と述べ、主流の世耕弘成幹事長(参議院安倍派=清風会=会長)の後継者に名乗りをあげたようにも思えます。
きょうの本会議では山口那津男さんも質問。「先の衆院選で寄せられた新たな民意を深く胸に刻み、という文言を政権合意に初めて入れた」と強調しました。
国民民主党は来夏引退の電力総連・東電労組で連合議員会会長の小林正夫さん。私にとっては任期中に最も印象が変わった議員でした。後継者も霞が関・内幸町の東電本社企画部出身のようです。高くて高圧の送電線を管理するのは孫会社。
維新は浅田均さんが登壇しました。共産党は田村智子委員長。立憲は青木愛さんが登場し、きのうの小西洋之さんに続き「房総半島」に言及しました。
最後に、弾丸裁判所の人事。
永年在職表彰では、1993年衆議院初当選の長浜博行さん。野田内閣の最後に3か月間環境大臣をつとめました。早稲田政経学生時代はノンポリで、東京下町で家業を継ぎ奥さんとの平穏な生活。それが松下政経塾の人間関係もあり、日本新党初代役員室長から目まぐるしく落下傘でで衆議院に当選してすぐに細川内閣。八頭立ての馬車の調整は大変だったとしました。ここまでの話が大半で、「持続可能な政権交代ある政治を実現したい」。きょうは新進党結党から27年目の12月10日でした。
ところで、上述の「日の当たる参議院自民党控室」。国会議事堂本館2階の、参議院側の、皇居側。第7~10控室はすべて自民党が使っています。窓からは国会中庭の木々が見え、左斜め向こう側が皇居のお濠・桜田門。

で、ワンフロア上がった3階も自民党議員会長・幹事長・国対委員長の個室。で、一番端の一室だけ、「バルコニーのように張り出した23控室」が維新の控室のうちの1つです。同党は議員総会をここで開いているようです。

維新控室は、3階なので、敷地の外にある、憲政記念館の森と尾崎幸雄記念塔が見えます。
で、立憲、公明、国民、共産ともすべてこちら側に部屋を持っていません。蓮舫さんも、小池晃さんどころか、山口那津男さんですら、日の当たる控室に入ることはありません。参議院という社会では、これほどまでに、参議院自民党は日が当たっています。野上さんの質疑を聞いていると、長浜さんの党が政権交代を実現するのは、かなり先だ。
【衆議院予算委員会 同日】
「令和3年度補正予算案」が鈴木俊一財務大臣から趣旨説明されました。ちなみに、野田聖子大臣は、前列の首相・財務相・(後列の)官房長官に次ぐナンバー4の席のようですが、男女共同参画、地方創生でそれほど答弁があるのか。鈴木大臣は「歳出追加は新しい資本主義に8・2兆円を盛り込むなどした。歳入追加は前年度剰余金6・1兆円に加えて公債を22兆円。これにより一般会計は35兆円増えて、142兆円になった」などと説明しました。週明け8時55分から開会。今年最後のクライマックスとなります。
【立憲・国民国対委員長会談 同日】
馬淵澄夫立憲、古川元久国民の国会対策委員長会談が初めて持たれました。
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