[写真]岡本三成財務副大臣、おととし2020年7月、東京・北区で宮崎信行撮影。
「令和4年予算案」は、さきほどの衆議院予算委員会で審議入りしました。さきほど2022年1月21日(金)の説明で、岡本三成財務副大臣が読み間違えました。例年あることですが、ことしはかなりひどかった。
まず、鈴木俊一財務大臣が「補正と一体の16カ月予算で、コロナ対応と成長と分配の好循環のため、一般会計107・6兆円。租税収入は65兆円、公債費は36兆円を見込んだ」と趣旨説明しました。
この後、財務大臣以外の閣僚は退席。岡本三成・財務副大臣(公明党、東京12区)が補足説明をしました。この補足説明で読み間違いありました。ここでの、読み間違いは毎年のように起きています。しかし、ことしは過去最もひどかった。
野党理事が「農林水産が」などとヤジを飛ばし、再登板になる、立憲民主党の大串博志・野党側筆頭理事が根本匠委員長に詰め寄りました。大串さんは「予算を審議してくださいと来ているわけですから。今訂正するか、次の予算審議(テレビ入り)の冒頭で謝罪するか。もう一度確認するのがいいです。後の議事録修正は受け付けません」と色を成しました。委員長や与党理事も賛同という雰囲気でした。
岡本副大臣は「私、3か所言い間違えました。まず本来、譲与税配付金と言うべきところを、譲与税配当金と言いました。二点目の公共事業関係費を合計金額を6兆575億円でした、大変失礼しました」と語りました。岡本さんは6兆5705億円と言いましたが、6兆575億円で正しかったとしました。この後、岡本さんは3カ所目が分からず、副大臣席に戻り、官僚に確認。岡本さんは「食糧安定供給費は1兆2701億円が正しい数字です」としました。岡本さんは「億円等」という口癖があるようで繰り返しが続きました。
大串さんがふたたび委員長席に近づくと、根本委員長は「なに? 私も注意したいんだ」としましたが、大串さんは「私が知る限り、他にもありますよ」と。
[写真]岡本三成財務副大臣、おととし2020年7月、東京・北区で宮崎信行撮影。
[画像]場内協議する、衆議院予算委員会の根本匠委員長や大串博志さんら各党理事、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
この後、岡本さんは「エネルギー対策費で発音が悪く、億円の億を飛ばして8756円といったが8756億円だった」としました。この訂正も2度繰り返すので、再び「8756円」と言ってしまい、与党理事から促されて再々訂正することになりました。
この間、与党理事から「原稿が(与野党の予算委員の机上には)あるからいいんだよ、言い間違いは誰にでもあります」と緊張感のない野次を飛ばしました。
このあおりで、参議院予算委員会では全閣僚・全委員が待ったまま、鈴木大臣らが遅参し、10分近く開議が遅れました。
ここで、鈴木大臣は「まず、衆議院予算委員会が長引いたため、委員のみなさんにお待たせしましたことをお詫びします」と切り出しました。しかし、衆・予算委が長引いたことをなぜ、鈴木大臣が謝罪する権利と義務はありません。
9回連続で当初予算案の長時間審議に臨んだ麻生太郎前大臣から財務大臣の地位を譲り受けた鈴木大臣。さらには大派閥だけど面倒見が悪い「志高会」も譲り受けるとの観測がある。予想通りの脇の甘さ。また代表質問では野党各党の関心分野が重なっている傾向があることから、衆参とも法案とは関係なく、行政の矛盾を突く、意外と盛り上げるかもしれません。週明け月曜日の朝8時55分から、実質審議スタートです。
「令和4年予算案」は、さきほどの衆議院予算委員会で審議入りしました。さきほど2022年1月21日(金)の説明で、岡本三成財務副大臣が読み間違えました。例年あることですが、ことしはかなりひどかった。
まず、鈴木俊一財務大臣が「補正と一体の16カ月予算で、コロナ対応と成長と分配の好循環のため、一般会計107・6兆円。租税収入は65兆円、公債費は36兆円を見込んだ」と趣旨説明しました。
この後、財務大臣以外の閣僚は退席。岡本三成・財務副大臣(公明党、東京12区)が補足説明をしました。この補足説明で読み間違いありました。ここでの、読み間違いは毎年のように起きています。しかし、ことしは過去最もひどかった。
野党理事が「農林水産が」などとヤジを飛ばし、再登板になる、立憲民主党の大串博志・野党側筆頭理事が根本匠委員長に詰め寄りました。大串さんは「予算を審議してくださいと来ているわけですから。今訂正するか、次の予算審議(テレビ入り)の冒頭で謝罪するか。もう一度確認するのがいいです。後の議事録修正は受け付けません」と色を成しました。委員長や与党理事も賛同という雰囲気でした。
岡本副大臣は「私、3か所言い間違えました。まず本来、譲与税配付金と言うべきところを、譲与税配当金と言いました。二点目の公共事業関係費を合計金額を6兆575億円でした、大変失礼しました」と語りました。岡本さんは6兆5705億円と言いましたが、6兆575億円で正しかったとしました。この後、岡本さんは3カ所目が分からず、副大臣席に戻り、官僚に確認。岡本さんは「食糧安定供給費は1兆2701億円が正しい数字です」としました。岡本さんは「億円等」という口癖があるようで繰り返しが続きました。
大串さんがふたたび委員長席に近づくと、根本委員長は「なに? 私も注意したいんだ」としましたが、大串さんは「私が知る限り、他にもありますよ」と。
[写真]岡本三成財務副大臣、おととし2020年7月、東京・北区で宮崎信行撮影。
[画像]場内協議する、衆議院予算委員会の根本匠委員長や大串博志さんら各党理事、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
この後、岡本さんは「エネルギー対策費で発音が悪く、億円の億を飛ばして8756円といったが8756億円だった」としました。この訂正も2度繰り返すので、再び「8756円」と言ってしまい、与党理事から促されて再々訂正することになりました。
この間、与党理事から「原稿が(与野党の予算委員の机上には)あるからいいんだよ、言い間違いは誰にでもあります」と緊張感のない野次を飛ばしました。
このあおりで、参議院予算委員会では全閣僚・全委員が待ったまま、鈴木大臣らが遅参し、10分近く開議が遅れました。
ここで、鈴木大臣は「まず、衆議院予算委員会が長引いたため、委員のみなさんにお待たせしましたことをお詫びします」と切り出しました。しかし、衆・予算委が長引いたことをなぜ、鈴木大臣が謝罪する権利と義務はありません。
9回連続で当初予算案の長時間審議に臨んだ麻生太郎前大臣から財務大臣の地位を譲り受けた鈴木大臣。さらには大派閥だけど面倒見が悪い「志高会」も譲り受けるとの観測がある。予想通りの脇の甘さ。また代表質問では野党各党の関心分野が重なっている傾向があることから、衆参とも法案とは関係なく、行政の矛盾を突く、意外と盛り上げるかもしれません。週明け月曜日の朝8時55分から、実質審議スタートです。
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