【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【第20回統一地方選】岐阜5区の立憲民主党女性惜敗者が切り崩され自民推薦で県議選転向で、立憲選対委員長「バックアップしてきた」と党本部の対応を正当化する談話を発表

2023年01月07日 20時40分04秒 | 立憲構成員である読者を想定した2021-22選挙・組織情報
[写真]大串博志・立憲民主党選対委員長、きょねん6月、国会内で宮崎信行撮影。

 前回第49回衆院選で、安倍晋三元首相(現在は故人)の最側近で知られた自民党の古屋圭司元大臣に岐阜5区で惜敗率84%に迫った立憲民主党の女性新人が、離党して、第20回統一地方選に自民党推薦で立候補する意向を固めたと同氏ツイッター・岐阜新聞などが報じたことを受けて、同党の大串博志選対委員長が談話を出しました。

 大串さんは「我が党としては次期衆院選での必勝をサポートすべく、すみやかに総支部長として決定し、資金面での支援も含めて全力をあげてバックアップしてきた」として、党本部のこれまでの対応に問題が無かったと正当化しました。

 同氏が離党し、自民党多治見市支部大会に出席したと中日新聞等が伝えた、きょう2023年1月7日発表しました。

 談話では、「今井瑠々氏は、一昨年の衆議院選挙に立憲民主党の最年少公認候補として出馬し、多くの支援を得つつも惜敗した」と女性最年少の目玉総支部長だと認識していることを示唆。党員らに謝罪し、同氏を非難しました。今後の対応について「党本部の対応としては、1月17日に予定されている次回党常任幹事会において検討、決定していくこととする」としました。

 県選管ホームページや報道では、岐阜5区内に全域が含まれた「県議会・多治見市選挙区」は2人区。市長選に転出する現職の後継者として元共同通信政治部記者で早稲田大学の政治サークル「鵬志会」元幹事長の男性新人が自民党公認で出馬することが決定しています。2人区ですので、自民推薦無所属女性新人にも勝機があると、外形的に予想されます。

 当ニュースサイトがきょねん5月8日付で報じた「「昔が忘れられない」社会党元議員・山下八洲夫容疑者をJRパス不正使用で逮捕、愛知県警、中日新聞報道 歳費法第10条違反で、見直し議論に影響も - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」山下元議員はきょねん6月に身柄を釈放され、同年12月に有罪判決が出ており、信頼の回復の道は険しそうです。

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