[写真]ネットウヨの罵倒をかいくぐり、筆者・宮崎信行の書いた記事も載っている「週刊金曜日 2015年9月14日臨時増刊号 特別編集 戦争への不服従」の書影。
衆参両院で、本会議代表質問と、議院運営委の国会同意人事がありました。そして、参議院だけ常任委員会を開き、衆議院で予算審議中の2月14日・15日などに、視察をして、参議院はサボっていると言われないようにすることを決めました。
【参議院本会議 きょう令和5年2023年1月26日(木)】
政府4演説に対する代表質問1日目。
自民党は議員会長でなく、安倍派の山本順三さんが登場しました。山本さんは8年前、平和安全法制で参議院トップバッターとして本会議質問。
安保2法案が参議院で審議入り 北澤俊美さん「必要なのは対案ではなく廃案だ」 - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記
直後の改選では永江孝子さん(現・議員)に最後まで追い上げられましたがかわしました。「手を汚した」のが評価されたのか、安倍晋三首相のもと、国土交通副大臣、国家公安委員長。世耕弘成幹事長のもと議運委員長、予算委員長と日のあたる坂道を歩きました。きょねん夏は、高見知佳さん(故人)を大差でかわし4選しました。
山本さんは「私が参議院に議席を得て19年目になります。今日ほど大きな変革の嵐が我が国に押し寄せている時期はなかったです。米ソの冷戦でグローバリゼーションと相互依存が進み、世界の安定が進むのは、今や儚い夢です」としました。
山本さんは「昨年末、世耕議員を中心に有志で台湾を訪問し総統や外交部長らとお会いいたしましたが、まさに兵役義務を現在の4ヶ月から延長すると発表されました」「台湾における有事に対する危機意識の高さがひしひしと伝わってくる場面でありました」「昨年末に安全保障3文書が閣議決定されており、それを高く評価され、日台双方にとって大変タイムリーな会談となり、2プラス2の必要性までも言及されたところです」とアピールしました。
衆参両院で、本会議代表質問と、議院運営委の国会同意人事がありました。そして、参議院だけ常任委員会を開き、衆議院で予算審議中の2月14日・15日などに、視察をして、参議院はサボっていると言われないようにすることを決めました。
【参議院本会議 きょう令和5年2023年1月26日(木)】
政府4演説に対する代表質問1日目。
自民党は議員会長でなく、安倍派の山本順三さんが登場しました。山本さんは8年前、平和安全法制で参議院トップバッターとして本会議質問。
安保2法案が参議院で審議入り 北澤俊美さん「必要なのは対案ではなく廃案だ」 - ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記
直後の改選では永江孝子さん(現・議員)に最後まで追い上げられましたがかわしました。「手を汚した」のが評価されたのか、安倍晋三首相のもと、国土交通副大臣、国家公安委員長。世耕弘成幹事長のもと議運委員長、予算委員長と日のあたる坂道を歩きました。きょねん夏は、高見知佳さん(故人)を大差でかわし4選しました。
山本さんは「私が参議院に議席を得て19年目になります。今日ほど大きな変革の嵐が我が国に押し寄せている時期はなかったです。米ソの冷戦でグローバリゼーションと相互依存が進み、世界の安定が進むのは、今や儚い夢です」としました。
山本さんは「昨年末、世耕議員を中心に有志で台湾を訪問し総統や外交部長らとお会いいたしましたが、まさに兵役義務を現在の4ヶ月から延長すると発表されました」「台湾における有事に対する危機意識の高さがひしひしと伝わってくる場面でありました」「昨年末に安全保障3文書が閣議決定されており、それを高く評価され、日台双方にとって大変タイムリーな会談となり、2プラス2の必要性までも言及されたところです」とアピールしました。
そのうえで「防衛能力の強化や反撃能力の保有など専守防衛のもと大きく転換する抑止力を高める必要不可欠だということを総理がしっかり説明することが必要だ。総理は年初の欧州北米訪問の際、G7首脳との会談で、核兵器のない世界の実現についてどのような成果を得られたのでしょうか?また、それを踏まえたG7広島サミットに向けた取り組みについても総理にお伺いいたします」と質問しました。
平和安全法制当時は外相だった岸田文雄首相は答弁で、「我が国の有り様は一切変えることなく、防衛力の抜本的強化に取り組みます。持続可能で包摂的な経済社会を作っていくために民間の活力を注入します」と語り、閣議決定と防衛増税による軍拡を正当化しました。
【衆議院本会議 同日】
平和安全法制当時は外相だった岸田文雄首相は答弁で、「我が国の有り様は一切変えることなく、防衛力の抜本的強化に取り組みます。持続可能で包摂的な経済社会を作っていくために民間の活力を注入します」と語り、閣議決定と防衛増税による軍拡を正当化しました。
【衆議院本会議 同日】
きょうの代表質問は長時間ですが、首相と国土交通大臣の2人にしか質問答弁の要求がなかったので、他の大臣は眠かったかもしれません。
馬場伸幸・日本維新の会単独代表。
馬場伸幸・日本維新の会単独代表。
馬場さんは4党協議を振り返えり、「粘り強く国会質疑と折衝を繰り返すことで抜け穴だらけだった当初の政府案に一定の実効性を持たせることに成功しました」と語りました。馬場さんは「被害者救済法は、政府与党がもともと今国会へ先送りし、ほとぼりが冷めるのを待とうとしていたなかで、議員立法で対案を示し、前国会中の成立を実現しました」とアピール。改正感染症法の(1)5類引き下げ(2)ワクチン情報提供ーーの2つの附則も維新の手柄だとしました。
馬場さんは身を切る改革で「日本維新の会が持つ科学技術・イノベーション特別委員長のポストを返上し、委員長手当(議会雑費)や公用車などの無駄な税金が組み込まれた特別委員会を廃止することができた。小さな変化だが、これまでなかった具体的な実績だ」と維新流儀を東京でも展開。馬場さんは「平成24年11月の党首討論で当時の安倍総裁が1割削減を約束したのに、10年間着手すらしていない」と自民批判のボルテージをあげました。
馬場さんは憲法審査会について「いつまでも意見を言っていてもしかたない」と言外に立憲を批判しつつ、緊急事態条項の発議案の成文化を岸田さんに求めました。こちらは自民に寄せてきました。
公明党の石井啓一幹事長に対して首相は「国土強靭化の強力な推進にとりくむ」と3度目の基本計画策定を明言しました。
国民民主党は玉木雄一郎さん、共産党は志位和夫さんが質問しました。
ところで、今月、「共産党幹部会委員長公選」を求める本が2冊発刊され、私はすべて読みました。委員長を目指す党支部員が他の支部員と接触できないので推薦人を集められないとの実態を初めて知りました。公選は派閥をつくることになると志位さんは言及しています。本を読んだ限りでは、公選制は説得力に乏しいと、私は率直な感想を持ちました。しかし、志位さんに対して、田村智子副委員長らに交代すべきではないかと、「非党員だけどシンパと思われる有識者」からSNS世論が上がりつつあります。
【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】
古谷公正取引委員長と田中会計検査院検査会の「続投」の国会同意人事について所信表明があり、各々への各党質疑がありました。
田中さんは「会計検査院は何かを見つけたらそれで終わりではなく、改善策を見つける。実地検査が生きてくる」と語りました。
古谷さんは、「フリーランスにかかる取引の適正化等に関する法律案(211閣法 号=2月下旬提出予定)」に関連した質問で、「令和3年3月の公取・厚労省・中小企業庁の3者連名のガイドラインがある」とし「法案については、与党の議論が残っている」としました。古谷さんは与党と内閣官房との調整に流れが言っていることを言外に言明しました。新原・元経産省局長が内閣官房分室の担当も兼ねたため、法案作成の比重はそちらに行きそうです。
【参議院第1種常任委員会 同日】
5つの委員会が開かれ、文教科学委員会は2月13日・14日に栃木県・宮城県で予算や日本語学校の視察をすることが決まりました。ちなみに初当選の時からずっと気づいていましたが、高橋克法自民議員は「小渕恵三首相の株上がれ」の映像の隣に移っていた栃木県高根沢町長でしたので、地元凱旋となります。総務委員会は兵庫県。国土交通委員会は詳細は未定ながら2月13日・14日。参議院内閣委員会は「れいわ新選組の山本太郎と大島九州男の良い話」が界隈で知られていますが、大島九州男さんが委員になりました。参議院外交防衛委員会は視察をすることだけ決めました。外交防衛委員長は阿達雅志さんですが後ろ盾の安倍元首相・岸信夫前防衛相が政界から相次いで去るので厳しくなりそうです。
【参議院国家基本政策委員会 同日】
室井邦彦委員長が何らかの理由で欠席。他の理事が取り仕切り合同審査会の手続きをしました。
以上です。
馬場さんは身を切る改革で「日本維新の会が持つ科学技術・イノベーション特別委員長のポストを返上し、委員長手当(議会雑費)や公用車などの無駄な税金が組み込まれた特別委員会を廃止することができた。小さな変化だが、これまでなかった具体的な実績だ」と維新流儀を東京でも展開。馬場さんは「平成24年11月の党首討論で当時の安倍総裁が1割削減を約束したのに、10年間着手すらしていない」と自民批判のボルテージをあげました。
馬場さんは憲法審査会について「いつまでも意見を言っていてもしかたない」と言外に立憲を批判しつつ、緊急事態条項の発議案の成文化を岸田さんに求めました。こちらは自民に寄せてきました。
公明党の石井啓一幹事長に対して首相は「国土強靭化の強力な推進にとりくむ」と3度目の基本計画策定を明言しました。
国民民主党は玉木雄一郎さん、共産党は志位和夫さんが質問しました。
ところで、今月、「共産党幹部会委員長公選」を求める本が2冊発刊され、私はすべて読みました。委員長を目指す党支部員が他の支部員と接触できないので推薦人を集められないとの実態を初めて知りました。公選は派閥をつくることになると志位さんは言及しています。本を読んだ限りでは、公選制は説得力に乏しいと、私は率直な感想を持ちました。しかし、志位さんに対して、田村智子副委員長らに交代すべきではないかと、「非党員だけどシンパと思われる有識者」からSNS世論が上がりつつあります。
【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】
古谷公正取引委員長と田中会計検査院検査会の「続投」の国会同意人事について所信表明があり、各々への各党質疑がありました。
田中さんは「会計検査院は何かを見つけたらそれで終わりではなく、改善策を見つける。実地検査が生きてくる」と語りました。
古谷さんは、「フリーランスにかかる取引の適正化等に関する法律案(211閣法 号=2月下旬提出予定)」に関連した質問で、「令和3年3月の公取・厚労省・中小企業庁の3者連名のガイドラインがある」とし「法案については、与党の議論が残っている」としました。古谷さんは与党と内閣官房との調整に流れが言っていることを言外に言明しました。新原・元経産省局長が内閣官房分室の担当も兼ねたため、法案作成の比重はそちらに行きそうです。
【参議院第1種常任委員会 同日】
5つの委員会が開かれ、文教科学委員会は2月13日・14日に栃木県・宮城県で予算や日本語学校の視察をすることが決まりました。ちなみに初当選の時からずっと気づいていましたが、高橋克法自民議員は「小渕恵三首相の株上がれ」の映像の隣に移っていた栃木県高根沢町長でしたので、地元凱旋となります。総務委員会は兵庫県。国土交通委員会は詳細は未定ながら2月13日・14日。参議院内閣委員会は「れいわ新選組の山本太郎と大島九州男の良い話」が界隈で知られていますが、大島九州男さんが委員になりました。参議院外交防衛委員会は視察をすることだけ決めました。外交防衛委員長は阿達雅志さんですが後ろ盾の安倍元首相・岸信夫前防衛相が政界から相次いで去るので厳しくなりそうです。
【参議院国家基本政策委員会 同日】
室井邦彦委員長が何らかの理由で欠席。他の理事が取り仕切り合同審査会の手続きをしました。
以上です。