【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【岡田克也】うさぎ年としてポーズを決めるも、「こくみんうさぎ」との「大きなかたまり」は道険し

2023年01月11日 22時41分12秒 | 岡田克也、旅の途中
[画像]岡田克也立憲民主党幹事長と小山田経子石川2区同党候補予定者、きのう2023年1月10日さんの「おやまだ経子」さんSNSからスクショ。

 岡田克也さんは、きのうきょう1泊2日で、立憲民主党石川県連など金沢市と小松市を訪れました。国会議員不在県を中心に回っており、3区に近藤和也さん(比例)はいますが、石川は、衆参とも自民党公認が3分の2以上の相対得票率で当選する事例が連続。四半世紀前に亡くなった竹下派7奉行・奥田敬和さんありしころとはまったく違った景色となっています。

 夏の参院選で相対得票率2割以下の大惨敗を喫したものの、石川2区で底上げをはかる、小山田経子さんの求めに応じて、「うさぎ年」の決起を願って、「ぴょんぴょん」とひょうきんなポーズをとりました。

 うさぎと言えば「こくみんうさぎ」。

[写真]「こくみんうさぎ」と写真に収まる国民民主党の伊藤孝恵副代表や芳賀道也会派所属議員、おととし、宮崎信行撮影。

 岡田さんは2020年9月の「新・立憲」に無所属フォーラム全員で参加する際に「大きなかたまり」「枝野初代代表」「新党名は民主党」の3本柱でまとまり、枝野幸男初代代表も頼りにしました。その後も、国民民主党(玉木雄一郎代表)との合併を主張しています。

 石川2区は、小松市に「コマツ」(小松製作所)もあるし、岡田さんの三重3区ないし2区にはエレベーターの「富士電機」などがあります。このような小選挙区背景もあり、兎を呼び込むポーズの披露になったと思われます。

 一方、「えだのん立憲ブルー」の政党は第19回統一地方選で、とくに後半戦は女性全員当選を達成。このとき、「ふわっとした左」に期待した票の4分の3以上が、きょねんの参院選後も支持者として継続していると分析されています。

 ごく一部で、「岡田の幇間」とも揶揄される、筆者・宮崎信行ですが、そもそも小選挙区で過半数をとらねばならない立場でもないし、多くの友人が2017年から立憲民主党に参加する決断をしたため、立憲は単独で行った方が、政権交代につながると考えています。国民民主党の各級の現職の、年少を除いた扶養親族の経済的だらしなさを目の当たりにして、心から軽蔑しています。

 岡田さんは7月に「大きなかたまり」に言及しつつも、8月の幹事長就任後は「大きなかたまり」も「共産党との調整」にもふれずに、存在感は大きく向上させています。玉木さんは村上誠一郎大臣の秘書官だったのですが、玉木さんが全くふれないことから、岡田さんと距離をとっていると考えられます。ものづくり労組専従の一流工学部卒で初めて政治にかかわっている人は隔靴掻痒かもしれませんが、立憲リード政局はことしも変わらなそうです。


[画像]岡田克也立憲民主党幹事長と小山田経子石川2区同党候補予定者、きのう2023年1月10日さんの「おやまだ経子」さんSNSからスクショ。

このエントリーの本文記事は以上です。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。 
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
Ⓒ2022年-2023年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

宮沢洋一・税調会長が軽井沢別荘2つのうち1つ未記載「16日の訪米帰国後に対応」

2023年01月11日 15時59分40秒 | 自民党
[写真]宮沢洋一・税調会長、おととし9月、宮崎信行撮影。

 参院選広島選挙区(定数2)で断然トップ当選した宮沢洋一自民党税調会長が、軽井沢町に所有する別荘2つのうち1つが、参議院議員資産等報告書に記載されていないとけさ11日発売の週刊文春が報じました。事務所は、「16日まで訪米しており、本人と連絡が取れない。帰国次第対応したい」と語りました。

 おととし母親から相続した新幹線軽井沢駅徒歩10分の527平方メートルの土地と104平方メートルの平屋建て建物が報告書に載っていないとされています。軽井沢町は土地建物取引が盛んで、不動産屋に屋号より大きい「売ります買います」の看板が立っている、現在の日本では唯一の地域ではないでしょうか。

 宮沢さんは72歳で、今どき平日に海外にいて連絡をとれない人がいるとは驚きです。また、25日付でNHK会長になる稲葉延雄さんが、宮沢さんと中学・高校の同級生。岸田文雄官邸と、菅義偉元総理・総務大臣との暗闘があったとの観測もあります。我が世の春の宮沢さんの姿勢を問題視すべきだと考えます。

 防衛増税と銘打って、法人税率に「防衛目的税」という付加税を上乗せするプログラムを提示したうえで今秋に先送り。安倍晋三元首相に取り入って自民党税調会長になった宮沢さんですが、いとこの岸田首相のもと今秋まで大きな権力を持つことが確実視されています。

 新聞・雑誌など軽減税率8%を導入したのも宮沢氏。一部デジタル漫画以外のレガシーメディアの売上高の税込み金額は激減しており、増収効果がないにもかかわらず宮沢氏に頭が上がらない情勢でレガシーメディアが防衛増税の喧伝を迫られることも予想されます。


[写真]宮沢洋一・税調会長、おととし9月、宮崎信行撮影。


[写真]長野県北佐久郡軽井沢町を取材する筆者、おととし4月。

[写真]活気がある軽井沢町、筆者撮影。

このエントリーの本文記事は以上です。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。 
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
Ⓒ2022年-2023年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

【当サイト】アクセス解析の目標は今年からNTTで「2987から2744に収まる」抜群の安定感

2023年01月11日 00時46分11秒 | その他
 衆院選の月は27万ページビュー(PV)弱、参院選の月は21万ページビュー(PV)弱と多大な訴求力を持ち、2007年8月から16年近くとくに立憲民主党系政党で盤石な影響力を持ち続ける当サイトですが、安倍晋三元首相の暗殺後のコロナ高・物価高による困窮者増加・与党議席増・国会軽視などもあってか、大きく読者を減らしています。政治系のYouTubeなども同様なようです。

 また、ネットニュース専業でも、例えば「ビジネスインサイダージャパン」でグーグル検索をすると、YouTubeサイトがYahoo!Japan よりも上位に来るといったグーグル社による恣意的な操作で、広告収支が安定しづらいとの憶測もあります。

 過去5000日以上、必ずNTT100%資本の「goo」の解析の数字を見てから、その日の記事を見てきたことで、16年近くの磐石な影響力を手にしてきました。

 成績が落ちてきたこともあり、再び、Google ではなく、gooの解析の数字をより優先するかたちで、2023年の当サイトの運営をしていこうと思います。gooの数字には、無人グーグルロボットの数字が出てしまうと言われてきましたが、この排除で何らかの技術向上があったとみられます。

 さきほど0時半に新しい数字が出ましたが、1月2日から1月10日までの9日間とも、2987から2744ページビューの間というこの9割強の範囲内で収まる安定感を示しています。最盛期に比べれば3割強落ちていますが、このままいこうと思います。

 また、ティックトック「【元日経新聞記者】宮崎信行・政治ジャーナリスト
」はきょねん5月28日からの7か月強で、42本(以上)の作品を公開。さきほど2週間前の「記者会見ライブ配信フライングスタートに意見する岡田克也氏」が1万再生を超えました。これで42本中16本が1万再生超え。最高は130万再生。それとは別に「2・4万いいね動画」も出ています。ティックトックについては、経済安全保障を考えてアップロード場所のGPSは切っています。

 きょねん秋以降は、多少迷いがあるのですが、このまま行こうと思います。また、レガシーメディアの経営難が伝えられており、「ライバル」の倒産・減少も期待できる経営状況となりました。当サイトは陣容を維持しつつ、ネットニュースでは少ない東京から遠い地域での現地取材も増やしていきます。

 以上です。