【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岸田文雄首相が来月2月中にウクライナ・キーウ訪問へ、予算委員会審議日程に影響も 読売報道

2023年01月22日 06時36分51秒 | 第211回通常国会(2023年1月)
[写真]ゼレンスキー大統領。露骨には言わなかったが、二重否定を用いて「プーチン大統領の核使用はある」とした。キーウ地下鉄駅構内 【きょねん2022年4月23日=キーウ田中龍作記者】、友好媒体「田中龍作ジャーナル」から。

 岸田文雄首相が来月2月中に、交戦中のウクライナ・キーウを訪問して、ゼレンスキー大統領と会談する見通しとなりました。読売新聞が報じました。

 読売記事で知りましたが、5月19日からの広島サミットに参加するG7各国のうち、5か国はきょねん6月までにキーウ訪問をしています。英国は3回、仏独伊3か国首脳同時訪問団、カナダ首相らがきょねん6月までにキーウに行きました。

 米国は国務長官・国防長官が同時訪問。大統領はワシントンにゼレンスキー大統領を招き会談しています。このため、G7で、キーウ訪問・ゼ大統領の招聘・会談のどちらもしていないのは、日本だけとなっています。

 首相は広島サミットをきれいな形で迎え、低支持率克服を兼ねて、首相が2月にウクライナ訪問することを決めたようです。2月中は衆議院予算委員会か参議院予算委員会が常に開かれています。このため、週末を利用してポーランド経由でウクライナに向かうロジスティクスが寝られているようです。また、首相の出席の必要が無い一般的質疑、公聴会などを金曜・月曜などに入れて日程を確保することも予想されます。

 60本・12条約の政府提出議案の審議。72本にウクライナやロシアと直接絡むものはありません。予算案はきょねんの補正同様、電力・ガス・物価高の企業向け補助金などが盛り込まれており、安保・子育ての次の優先順位で再来週からの予算審議が進む公算。72議案のずれ込みにつながることもありそうです。

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