司法記者クラブ所属の新聞記者(某全国紙)に聞いたところ、「いや終わっていないですよ」。僕が「二階さんを立件しないでいいから、とにかく早く終わってほしいんですが」と話を締めくくったら、記者は、ああそういうものなんだなという感じで「はあ」と相づちを打ちました。
以前、東京地検特捜部も吉田正喜・筆頭副部長について、中堅検事が「ムリだよ」とぼやいているとお伝えしましたが、中堅検事は他部署に飛ばされてしまったそうです。飛ばされるのは吉田検事の方だと思いますが、組織ではこういうことはよくあります。
小沢一郎さんが地方行脚を再開しなかったのは、大久保秘書の身体が自由になる前には、活動を再開できない、という考えがあったのではないでしょうか。小沢一郎とは浪花節の人、“照れ屋の田中角栄”です。照れ屋でなければ、15年前には総理になれていたでしょう。
フジ産経「新報道2001」のトレンド調査(首都圏、500人、電話)。西松事件の前週に民主党は自民党にダブルスコアをつけてしまいました。選挙理論としては、本戦前に勝ちすぎていてゆるみが心配になるよくない数字です。きょう午前8時50分ごろ発表の数字では、民主党27・6%、自民党24・4%と再びトップに立ちました。「まだ決めていない」「棄権する」を除く、推定投票率は“59・2%”。これで計算すると、民主党の推定得票率は“46・6%”。世直し5党合計では、“50・2%前後”の推定得票率となります。これで行くと、推定議席数は270前後でしょうか。
この1ヶ月半はムダではありませんでした。
真に頼れるリーダーがだれか分かりました。鳩山由紀夫さんの信頼が大幅に向上し、「名幹事長」と呼ばれ出しました。参院議員会長・輿石東さんも安定感をみせました。
蓮舫さんが先週、ラジオに出ましたが、参院議員総会で発言したのは「西松事件の後、情報が私たち(一般議員)に入ってこなかった」ことへの不満だったと説明していて、新鮮に感じました。さすがは蓮舫さんだと思いました。というのは、およそ自民党議員というのは、こういうときに何も知らないのに、知ったかぶりをします。自民党議員というのは“知ったかぶり”の帝王です。「情報の独占」がすなわち「権力の源泉」ですから、自民党の連中は「俺は知らない」とはけっして言わない。
西松事件の当日、小沢さんが特捜部の動きに気付いたのは午後1時ちょっと前だと思います。小沢先生がいつもと違う声で、自ら電話をとって、議員会館の議員室の代表電話にかけ、「(その議員の)携帯電話番号を教えろ!」と話して、秘書を驚かせたのが午後1時過ぎです。小沢さんは携帯電話を使いませんから、小沢さんの秘書が周りにいないと小沢さんは議員の携帯電話番号が分からないと思います。私はこのときから何か起こると思いましたが、あの透明性そのものの陸山会の収支報告書が特捜の餌食になるとは思いもよりもせんでした。今思うと、そこに甘さがあった。
その朝、午前8時50分には、読売新聞社会部の女性記者が議員会館に電話を入れてきました。他の人によると、わめきながら議員会館を走り回っていたそうです。午後3時に朝日新聞の「特捜が陸山会を強制捜査へ」とのネット記事が出て、夕刊1面にスクープが掲載。午後5時のTVニュースはそれ一色になりました。午後1時過ぎの夕刊シメキリまで4時間かけずり回った読売が何も記事を入れられなかったのです。
こういった出来事の中で、私としても、本当に信頼できる議員、そうでない議員がだれかよく分かりました。秘書、総支部長、支持者。記者もしかり。政権交代のコアメンバーはしっかり固まったと思います。鳩山大幹事長は17日の記者会見で「民主党は党としてこの問題に取り組んでいる」とハッキリ言いました。そして、「政権交代は天から与えられた使命」だと述べました。
あす4月20日(月曜日)には総務省が政党助成金を民主党本部に振り込みます。世界でいちばんあつい夏(政権交代の夏)に向けて、さあ、反転攻勢だ!
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