小沢新党「国民の生活が第一」の結党大会が2012年7月11日(水)に開かれると聞いて、私は「しめた!」と思います。というのは、会場の憲政記念館は衆議院が所有・管理していますが、ここは金属探知器はボディーチェックがないからです。よし・・・私は1997年12月27日(土)に新進党を解党された、いわば親を殺された恨みを晴らそう。そう思い、憲政記念館に向かいました。
結党大会の1分前、運命の午後5時59分。小沢一郎が出てきました。よし。小沢一郎をにらむと、小沢ににらみ返され、手が震えてピンぼけ写真に。
[写真]2012年7月11日午後6時からの国民の生活が第一結党大会に向かう小沢一郎衆議院議員、憲政記念館、筆者撮影。
[写真]2012年7月11日午後6時からの国民の生活が第一結党大会に向かう小沢一郎衆議院議員、憲政記念館、筆者撮影。
あっという間に小沢が通り過ぎてしまい、千載一遇のチャンスを逃しました。
やむなく、記者会見の質問で仇討ちしようと、ずっと手を挙げていましたが、司会の岡島一正衆議院議員は記者クラブや、岩上さんのみ指名。
その後、小沢が退場した後に、「参議院に関する質問はありますか?」としたところ、私1人しか挙手しておらず、十数秒の沈黙の後、私が指名されました。
私は広野允士・国民の生活が第一参議院議員会長に対して、先ほどのエントリーにも書いた、参院公明党では山口那津男代表を上回るけん制を誇る白浜一良・参議院議員会長(元創価学会関西男子部長、元新進党参院幹事長)が小沢一郎氏について「3年間与党の主要メンバーとして社会保障の個々の政策をつくれる立場にいたのに、何もせずに離党した小沢氏に国民は厳しい目線を向けている」と9時半からの参院議員総会で述べたと指摘。「さきほど、問責決議案を参院で出したいと言ったが、参院公明党が乗られなくても理論上は問責は通るが、現在の政治構造からして公明党が乗らなければ自民党が乗るわけがない(ので問責は通らない)。白浜さんは広野さんもよくご存じの通り、新進党の参院幹事長だった人だが、おそらく新進党解党への怨念があるはずだ。新党より先に白浜さんに詫びないと参議院は動かせないのではないか」と質問しました。
これに対して広野会長は「新進党のことはよく知っているが、ここでは話せない」と言葉を濁しました。そのうえで「問責については社会保障と税の一体改革法案をよく見極めたい」と語りました。これに先立ち、小沢一郎代表(党首?どっちでもいいけど)は、「現時点ではそのような考えはない」として衆院での内閣不信任案、参院での総理の問責決議案とも一体改革法案の採決前に提出できないとトーンダウンしました。しかし、小沢代表は「消費税増税法案を撤回すべきだ」と語りましたが、これは、国会法第59条で衆院通過後は、内閣は閣法の撤回は要求できず、今回のように衆院修正がかかっていても同様です。
よって、きょうから参議院で審議入りした「社会保障と税の一体改革”8”法案」ですが、どんなに早くとも8月10日以降まで審議することになります。閣僚と民自公のオールスターキャストでの審議(【顔写真名鑑付き】◎新しいスタイルの国会がスタート 首相・閣僚と与野党議員が入り交じって答弁)を楽しめることになりました。衆議院解散は絶対的に8月中旬より後ということになります。これに伴い、元新進党役員でもある政府首脳関係者は「6月上旬から選挙準備に入っていた創価学会が(日常活動としての)F取りを一時中断して、夏休みに入るよう指示した」と明かしました。また状況に変化があれば、こちらのブログですぐにお伝えします。
参議院で一体改革審議がノンストップで続きますし、個人的に仲の良い議員が複数委員に抜擢されたので、当ブログとしても夏休みというわけには行きませんが、しっかりと国の行く末を見すえながら、あるいは自分の行く末を見すえながら、節電の夏、ひっそりとしっかりと前に進んで参りましょう。
私が小沢一郎の息の根を止めるチャンスはまたしても次回に繰り越しとなりました。修行を積んで、第46回総選挙で、小沢一郎さんを仲間ごと、ズブリとやって、新しいデモクラシーの扉を開きたい。そのためには、まずは参院での一体改革です。
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[お知らせおわり]
公明党の白浜一良参議院議員会長は、2012年7月11日(水)の参議院議員総会で「3年間に与党の主要メンバーとして社会保障の個々の政策をつくれる立場にいたのに、何もせず消費税だけを対立点に離党した。国民は厳しい目線を向けています」と述べ、小沢一郎氏を激しく批判しました。白浜さんは1997年12月27日、小沢氏が一方的に新進党を解党したときの、参院会派「新進党・平成会」の幹事長でした。白浜さんが新進党解党の怨念を持っていることがうかがい知れました。
この後の参議院本会議では、社会保障と税の一体改革8法案がようやく参議院本会議で趣旨説明(お経読み)が行われ、審議入りしました。これは小沢グループら民主党議員が6月26日(火)の衆院本会議で法案に造反する「1年生危険な火遊び」により、国会が空転していたため。法案審査はそれ以来、15日ぶりとなりました。衆議院ではまだ法案審査は再開していません。衆議院での審議入りが5月8日、参議院での審議入りが7月11日、会期末が9月8日ということで、国会は瀬戸際を迎えています。
きょう審議入りしたのは、議題順に次の6法案です。
年金の最低保障機能強化法案(180閣法74号、衆院修正)
被用者年金一元化法案(180閣法78号)
社会保障制度改革推進法案(180衆法24号)
子ども・子育て新システム法案(180閣法75号、衆院修正)
認定こども園法改正案(180衆法25号)
子ども・子育て新システムのための56法律改正法案(180閣法77号、衆院修正)
の6本です。
小沢新党と1年生危険な火遊びによる成立への懸念があったのか、小宮山洋子・厚労大臣(兼)内閣府少子化担当大臣がお経読みで涙ぐむ場面がありました。民主党から長妻昭・法案提出者、自民党から田村憲久・法案提出者の両衆院議員も趣旨説明をしました。代表質問では、公明党の池坊保子衆院議員が答弁する場もありました。「委員会90時間審議」(輿石東・民主党・新緑風会会長)とされていますが、楽しくなりそうです。
小沢一郎さんが腰を痛めたことが分かりました。床に落ちた物を取ろうとした際に激痛が走ったようです。激痛で歩くのにも苦労しているという情報もあります。私は仏罰だと思います。あるいは天罰かもしれません。小沢一郎氏は2012年7月11日午後6時から憲政記念館で新党結党大会にのぞみます。仏罰かはたまた天罰か。そのいずれにしても、小沢一郎は民主の敵です。日本国1億人の怨念を集めて、小沢一郎を呪い殺しましょう。
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[写真]憲政記念館の場所、衆議院ホームページから。
小沢グループ新党「国民の生活が第一」(小沢一郎党首)の結党大会が2012年7月11日(水)の午後6時から憲政記念館で開かれることになりました。主権者参加型の党大会にするのがねらいのようです。
毎週金曜日の「再起動反対」デモで国会周辺に土地勘のある人が増えたでしょうから、多くの主権者が国民の生活が第一結党大会に集まって、すし詰めにしてほしいですね。
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「国民の生活が第一」(小沢一郎党首)結党大会。
2012年7月11日(水)午後6時から。
憲政記念館
◆東京メトロ 丸ノ内線・千代田線 国会議事堂前駅下車 2番出口から徒歩7分
有楽町線・半蔵門線・南北線 永田町駅下車 2番出口から徒歩5分
◆都バス 橋63系統「国会議事堂前」下車 徒歩3分
衆議院事務局憲政記念館
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-1-1
TEL 03-3581-1651 FAX 03-3581-7962
※なお、一般駐車場はございませんので、お車での来館はご遠慮下さい。
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過去の新党結党大会は、自由民主党(保守合同)が中央大学講堂(千代田区)、公明党が豊島公会堂(豊島区)、新進党がパシフィコ横浜(横浜国際平和会議場、横浜市西区)、民主党がホテルニューオータニ(港区)でしたが、今回は、衆議院が所有・管理する憲政記念館で開くことになりました。憲政記念館での結党大会は、2008年8月の「改革クラブ」結党以来、4年ぶり。
今回の小沢グループの造反、離党、結党劇では、赤坂議員宿舎を下ったところにある「全日空ホテル(ANAインターコンチネンタルホテル東京)」に本部が置かれ、13階のスイートルームで小沢さんとキングサイズダブルベッドの脇でサシで会談し、離党届と引き替えに現金を渡すという生々しい政治劇が行われました。
全日空ホテルでは、1998年4月に、新党友愛の結党および解党大会が開かれたことがあり、全日空ホテルで結党大会をやるのかと思いきや、さすがは小沢先生、憲政記念館を選びました。それとも他に理由がある?政府および民主党首脳関係者は「あそこは安いから」と分析しています。
[写真]衆議院本会議場のミニチュア、憲政記念館(筆者撮影)。
ご覧のように、衆議院本会議場のミニチュアにも座れますから、早めにいった人は、一般展示もご覧ください。
あるいは、毎年秋の臨時国会が閉会する時期に特別展示をしています。昨年末は次のような展示がありました。
[写真]原敬暗殺時の衣服、原敬記念館所蔵、写真は憲政記念館編「大正デモクラシー特別展」パンフレットから。
これは岩手選出の原敬が暗殺されたときの血染めの生々しいシャツです。私もこの目で見ました。震災、大恐慌、二大政党と官僚(軍含む)とのせめぎ合い・・・今の政治情勢はそっくり。
憲政記念館で歴史は動く。今年末にはどのような政治風景が広がっているのでしょうか。
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[写真]13日ぶりに正常化した国会で答弁する野田佳彦首相(民主党代表)、2012年7月9日、首相官邸ホームページから。
【2012年7月9日(月) 衆議院予算委員会 集中審議】
国会は先週末の院の構成につづいて、きょうあすと衆参予算委員会で集中審議(平成24年度予算執行状況に関する国政調査)を行い、6月26日の衆院本会議での一体改革関連法案の不正常採決(「1期生危険な火遊び」)から本格的に正常化します。あさってからは、法案の審査も15日ぶりに行われます。
野田佳彦総理(民主党代表)は、自民党の谷垣禎一総裁(シャドウ首相)に謝罪しました。総理は「6月26日の採決で造反者、その後離党者を少なからず出したことを国民のみなさんにお詫びします。3党合意をしていただいた自民党と公明党にも謝罪をします。そして、院の構成が変わったことから、国会日程にも影響を与えたことを、各会派のみなさんにお詫びします」と3つ謝りました。谷垣さんは「総理が謝ったのだからこれ以上この件は追及しません」と矛を収めました。
野田さんは、 採決前日の6月25日の衆院会派「民主党・無所属クラブ」の代議士会でも、「法案可決を心から心から心からお願いします」と3回頭を下げています。しかし2週間たって、韓国、中国、台湾、北朝鮮などにもNHK-BSで放送されている国会中継で3度頭を下げるという国辱になってしまいました。
我が党の党首が15年3ヶ月ぶりに総理になったにもかかわらず、総理たる党首に代議士会で頭を下げさせ、衆院第1委員室で敵である自民党総裁に頭を下げることにつながった、6月26日の火遊びに参加した造反者には殺意を覚えます。例えば、リンゴと二大政党、羽田孜さんのお膝元である長野県連で造反した篠原孝造反者や加藤学造反離党者は腹を切って死ぬべきです。篠原孝などリンゴ畑の肥やしにするしか能がありません。
そんななか、裸の王様だった小沢一郎党首と違い、野田佳彦代表に頼もしい老中の存在が明らかになりました。
節電の夏、2012年日本。総理は連休明けの5月7日から5月10日の途中までクールビズ姿だったことが、首相官邸ホームページ内「総理の一日」から分かります。しかし、5月10日の途中、仲井眞弘多・
沖縄県知事にあったときから、ネクタイ姿が続いています。
[写真]クールビズで衆院本会議に立った2012年5月8日(火)の野田総理、首相官邸ホームページから。
[写真]2012年7月7日(土)の七夕に福島県の子どもたちと話す野田総理、首相官邸ホームページから。
これは岡田3兄弟(岡田克也副総理、安住淳財務相、玄葉光一郎外相)が総理を諫めていたことが分かりました。
岡田さんは6日の記者会見で「安住財務大臣が『締まらないから止めろ』みたいな話をした」、「私も会ったときに『似合ってませんね』と言った」「外国のメディアに映るのですね、総理は特に。若干違和感がある」とし、岡田3兄弟の諌言だったことを認めました。新進党時代の小沢一郎党首に対しては、「消費税増税は止めて、据え置きにする」とちゃぶ台返しをされた野田毅政調会長が公約を一から作り直すなど小沢さんに諌言できる人はいなかったようです。
[画像]岡田3人衆の安住淳さん、玄葉光一郎さん、岡田克也さん。
[画像]ヒラリー・クリントンアメリカ国務長官と話す玄葉外相、2012年7月8日、飯倉公館、NHKニュースウェブから。
8日付読売でJR東海会長の葛西敬之さんが「武士道にいう忠義とは、自立した信念と価値観を持った個々の武士が主君の誤りに対しては敢然とこれを諫め、職を賭し、命を賭して自らの信念を貫き、主家を守ることだという」としています。岡田3人衆は、主家を守る、すなわち総理を守り、当然にして民主党を守り、畢竟、日本国を守ろうとしているのです。
【松沢成文さんの「僕は代議士1年生」が問いかける小沢一郎による政権交代ある政治の遅延】
「(1994年)6月23日、予算成立を受けて、自民党は予告通り羽田内閣不信任案を提出してきたのだ。折りしも新生党結成1周年記念日で、僕たちは渋谷ハチ公前での街頭演説の最中にこのニュースを聞いた」。これは松沢成文衆院議員(新生党青年担当幹事)の『僕は代議士1年生』(講談社)のくだり。松沢さんは「羽田総理がこんなに頑張っているのに何故だ。少数与党だからいけないのか。政治課題山積のこの時期に政争を仕掛けるとは・・・・・・。渋谷駅頭の人々に、僕たちはこみ上げる怒りをぶつけるように訴えかけた」。
そして松沢さんは次のように著書を締めくくっています。「翌30日の議員総会で、羽田党首(もう総理ではない)は街頭に出て、我々の理念と政策を国民に訴えよう、と相変わらずの調子で僕たちに語った。僕は7月1日、羽田党首とともに街頭演説に立つ。そして、政治家である限り立ち続ける」
松沢さんらしい爽やかな終わり方だけど、松沢さんはまったくもって甘かった。すぐにでも奪還できると思った政権だけど、我が党はそれから15年3ヶ月も野党暮らしが続いたのです。松沢さんがこの2年10ヶ月後に出した著書『拝啓小沢一郎党首殿』(ごま書房)では、爽やかさは失われ、苦悩する松沢さんの姿がかいま見えます。時に野田佳彦さんは落選中、いかなる胸中だったか、知る術もありません。
「新進党が今の危機的状況を脱して、もう一度、国民に期待を持ってもらえるような政党として再生するには、党改革を断行するしかない」「やはり近代的政党といわれるためにも、意志決定のプロセスにおいて、議論を徹底的にやるという姿勢が必要だ。小沢党首のカラーが強いからといって、小沢氏が日本改造計画に書かれていること、党首選で訴えたことをやっていけばいいというのではなく、それを基本とするのであっても、国民にわかるような形でみんなで議論していくという姿勢を示し実行することだ」「低迷しているとはいえ、潜在的に新進党に期待している有権者は多くいる。完全に見捨てられたわけではない。思い切って生まれ変わるぐらいの党改革を断行する勇気があれば、新進党を必ず再生できるのである」。
このように輝いていた代議士1年生時代と違い、野党転落2年8ヶ月の松沢2回生は苦悩しています。そして、第1回民主党代表選で健闘という爽やかな風を吹かせたのに、自ら国政を去り、現在は吉本興業に在籍しています。
松沢さんは『拝啓小沢一郎党首殿』のあとがきに「同志とともに新進党をつくり努力を重ねておりますが、まだまだ力が及びません」「有権者の皆様のサポートが不可欠です」「議員だけでは改革はできません。改革を志す有権者がしっかりサポートをしてこそ改革は実現するのだと確信しています」「改革は議員と有権者の共同作業です」「若輩議員ではございますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします」と平身低頭になっています。あの与党代議士1年生のときの姿がうそのようにやつれています。このころの松沢さんは、衆院本会議が終わって自室に帰ったときの唯一の楽しみであるタバコの一服をしようとしたところ、灰皿の置き場所が悪いとして秘書を怒鳴りつけるまでに荒れていました。野党になるというのはそういうことなんですね。
新進党解党のニュースはテレビ局が意図的に国民に報道を伏せたので、国民を巻き込んだ反対闘争にはなりませんでした。
【辻元清美さん「国民のコンセンサスを得ることによってリスクと負担を分担する政治」 オピニオン・リーダーが立ち上がれ】
きょうの予算委では辻元清美さん(大阪10区)が次のように言いました。「自民党時代の既得権益者による利益の配分の政治は変わりました。民主党への政権交代で国民のコンセンサスを得ることによって、リスクと負担を分担する政治になりました」
それがまさに社会保障と税の一体改革であり、消費増税という痛みを分かち合うことによって、低所得者や子ども子育て世代にお金が回るようにしなければいけません。この国民のコンセンサスを得る説得が大事であり、このブログを読んでくださっている、各地、各共同体のオピニオン・リーダーは、一定の方向性に選挙の投票結果を持っていくよう、一人数十票を動かさなければいけません。さもなければ国がつぶれます。
そのためには、説得よりも議論が好きな小沢新党「国民の生活が第一」や、民主党内に残る造反残留組を第46回総選挙や第23回・24回参院選で必ず落選させなければなりません。また、党内を揺さぶることで影響力を持とうとし、結果として党を分裂させてしまった素香会(そこうかい、鹿野グループ)の鹿野道彦会長(表決では賛成)も腹を切って死ぬべきです。きょうの予算委では中井洽委員長が、牧義夫・国民の生活が第一政調会長に対して、「牧さん、あなたさっき、“ギリシアがデフォルトした”と発言したけど、あとで議事録を訂正しておいてください」と諫める場面もありました。これは日本の国会の権威を守ろうとした中井さんの諌言でしょう。
そこで、新進党仲間である、斉藤鉄夫公明党幹事長代行の「参院での一体改革法案の通過まで、 総理はぶれずにやってほしい」との言葉には、それは心配ご無用と申し上げたい。造反者の息の根を止めて、できれば新進党再結党といきたいところですが、それは見果てぬ夢として、心の中にしまっておきたいと思います。
どのような理由であれ、我が党代表たる総理が国会で自民党総裁に謝罪せざるをえない事態に追い込んだ民主党造反者は絶対に許しません。絶対に一生涯許しません。絶対に許さない。殺してやる。見て見ぬふりをするオピニオン・リーダーも同罪です。
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【参議院本会議 2012年7月7日(土)】
【衆議院本会議 2012年7月7日(土)】
小沢新党「国民の生活が第一」の衆参会派発足に伴う院の構成のやり直しのため、本会議が参議院で午前10時、衆議院で午後1時、開議しました。わずか5分間で終わり、傍聴の人たちも「えーこれだけ」と驚いていました。
参院第4会派の「国民の生活が第一」(12人)は、自民党、共産党、新党改革に挟まれた立ち位置の分かりづらい場所に押し込められました。参議院本会議場は460座席に242議員が座るので、初めから空席が多いのですが、国民の生活が第一は5列目以降というベテラン席に押し込まれました。
外山斎議員(宮崎選挙区)は5列目というベテラン席で所在なげ。中村哲治議員(奈良選挙区、来夏改選、自民党が候補者絶賛公募中)は「太陽にほえろ!」の363話で、俳優の宮内淳演じるボン刑事が銃で撃たれ、電話ボックスから署に連絡中に倒れて殉職したシーンを彷彿とさせる上下鮮やかな白のスーツ姿。完全にアッチ系の人にしか見えませんでした。国民の生活が第一は仲間だった平田健二議長の入場の際に拍手をせず、散会後には小沢一郎代議士初代秘書の藤原良信参院議員が議長を見送らずに、人差し指で人を指しながら呼びとめる光景がありました。
民主党・新緑風会の議席が3ケタを割ったことから、公明党が法務委員長(西田実仁委員長)に加えて総務委員長ポストもとりました。総務委員長は昨年の日教組・那谷屋議員の退任後から1年以上務めた藤末健三さんが委員長を辞任して、最年長83歳の草川昭三さんが総務委員長になりました。
このときの採決で、国民の生活が第一が割れる場面がありました。社会保障と税の一体改革に関する特別委員会の設置について、議長は参議院規則第137条に伴い、起立採決としました。このとき、国民の生活が第一のなかから9人が起立しましたが、5列目の外山斎さん(宮崎)、6列目の友近聡朗さん(愛媛)、平山幸司さん(青森)の来夏1人区で改選を迎える3人が起立しませんでした。議長が「起立多数」と宣言した後に、後ろを振り返り、他の議員が起立しているのをみて、立ち上がりました。国民の生活が第一は最初の表決から、党議拘束無しで、9人が賛成、3人が反対とまっぷたつに分かれました。小沢一郎さんのお父さんの小沢佐重喜さんは吉田自由党にいましたから、小沢新党は本当に自由なんですね。
散会後には、平山幸司さんが自民党の赤石清美さん、松下新平さんと会話する光景がありました。
午後1時からの衆議院本会議は驚きました。議長席から見て右から第一会派から座るのが衆議院の慣例です。これはフランス革命後の三部会、国民議会からの伝統です。衆議院第3会派の国民の生活が第一ですが、民主党と自民党の間、議長から見て正面に席が移動していました。本来ならば自民党と公明党の間に座るはずですが、報道によると、自民党が「自公分断は嫌だ」と言ったようです。本当に小沢新党はどこに言っても嫌われる、百害あって一利ないですね。早く全員落選すればいいのに。
造反者・離党者である国民の生活が第一は楽しそうにしていました。その一方で、造反者である民主党議員が所在なげなのが衆議院では目立ちました。民主党に残った福田衣里子造反者(長崎2区)が山岡達丸造反者(比例北海道ブロック)に声をかけていました。民主党の石山敬貴造反者(宮城4区)は党内で声をかけてくる人がいないので、散会後に国民の生活が第一の中野渡詔子離党者と話していました。もうそっちに行ったら。
例えば、加藤学議員は(長野5区)6日の本会議では民主党・無所属クラブの席にいましたが、おなじく造反者で民主党議員の水野智彦さんに声をかけたり、マスコミ出身の長島一由さんが声をかけていました。長島さんはフジテレビ出身で、三宅雪子衆院議員や米長晴信参議院議員の離党が相次いでおり、「フジテレビは何をやっているのか」と叱責されそうな雰囲気なので、必死につなぎとめているようでした。民主党愛が強い1期生の藤田憲彦さんも、移動中に国民の生活が第一の菅川洋造反離党者(広島1区比例)、福嶋健一郎造反離党者(熊本2区比例)に一声かけていました。山尾志桜里さんが相原志乃造反離党者に声をかける場面もありました。
4人しかいない自民党1期生の斎藤健さんは元々羽田系ですが、隣席となった国民の生活が第一に両膝をついて頭を下げていました。さすがに衆院議院運営委員(兼)自民党国会対策委員だと感じましたが、実は民主党分裂の漁夫の利で大喜びなのかも知れません。
選挙によらずに、二大政党に次ぎ、公明党の2倍近い議席の衆院第3会派、あるいは参院第4会派が出現したのはそれ自体が民主の敵です。とくに参院国民の生活が第一の2人の議員は2016年7月まで任期があります。党議違反のない、私たちの国民の投票行動で決める政治を実現するために。
造反者はことごとく小沢一郎の同調者ですから、死を持ってあがなうべきです。
民主の敵、小沢新党「国民の生活が第一」全員を絶対に落選させましょう。
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空転国会9日目(7営業日)となりましたが、あす2012年7月6日(金)から延長国会が正常化することになりました。
午前10時からの参議院本会議で、社会保障と税の一体改革関連8法案を審議する特別委員会の設置が議長から諮られ、認められる見通し。40人委員会で、委員名簿は本会議の時点で議員席に机上配布します。特別委員会設置では、一部会派が委員名簿の提出を拒み、「追って指名いたします」と議長が発言する場合がありますが、波静かなスタート。来週7月11日(水)の本会議で大臣の趣旨説明と各党の代表質問が始まります。委員会は7月17日(火)スタートの見通し。6週間ということで、お盆の週にも採決できるのではないでしょうか。参議院への厳しい世論を考えれば、お盆休みなどしている場合ではありません。
衆議院もすでに昨日の議院運営委員会理事会で、理事・委員の割りふりを終えており、あすの衆院本会議で常任委員長の辞任と選挙をします。前半国会で予算委・郵政改革特別委・一体改革特別委などで理事を務めた、鉢呂吉雄さん、武正公一さんらが委員長になる予定です。前半国会で予算や大型法案の理事をして、後半国会で常任委員長をやるというのは、ある意味人材の適正配置ともいえます。過渡期の国会ではやむを得ないでしょう。なお、第3会派「国民の生活が第一」が「新党きづな」と統一会派をつくっても、理事や委員の割り当ては変わらない見通しで、衆議院にとっては、「小沢新党はどうでもいい」ということになりそうです。
民主党、自民党、公明党をはじめ、衆参与野党とも「小沢一郎による政治空白はなるべくなくす」という意識を共有できたのだと考えます。小沢切りに一歩前進しました。
勘違いがありますが、衆参ダブル選挙になれば、衆参ねじれが解消すると考えている人がいますが、その確証はまったくありません。それどころか、参院みんなの党11議席のうち、来夏の改選は1議席だけですから、同党が確実に議席を伸ばし、衆院第1党が参院で過半数をとれない可能性は高まります。
ここで、衆議院会派が知恵をしぼって、上品にしたたかに、参議院の権限縮小や、第3院である両院協議会の改革をしないといけません。
それと、政党改革が必要です。民主党は衆議院295選挙区すべてで、県連が主催する予備選挙を導入すべきではないでしょうか。
民主の敵、小沢一郎を倒すことで、日本の民主政治の規律を取り戻しましょう。そのためには、有権者や読者も言うべきことはハッキリ言わないといけません。相互依存と同時にローカリゼーションが相克する国際社会において、日本国の存亡の危機にあるという認識が必要です。こういうときに、日和ってはいけません。脚がすくんではいけません。ひるんではいけません。そういうときには、サラリーマン出身国会議員は悲惨だなあと感じますが、なかには立派な人も少なからずいます。
サラリーマン議員諸君も、赤坂で飲んでいても傷つく要素が増えるだけなので、議員宿舎・議員会館にこもって勉強すべし。
例えば、海部俊樹著「政治とカネ 海部俊樹回顧録」。162ページでは、「物事がまとまりかけると、自分の存在価値が低くなるから、つぶす。つぶすためには、横車でもなんでもゴリゴリおして、荒れるなら荒れるでよろしい。小沢氏はそんなことを繰り返した」。
岡田克也著「政権交代ーーこの国を変える」の118ページ。「人間としての弱さ、一貫性のなさ、無責任さをなじりたい気持ちもある。しかし、支持者は選挙区など、それぞれの事情があるのだろう。煩悶しつつ復党の決断を下さざるを得なかった人もいるはずだ。だから、断罪する気にはなれない。ただし、誰がどういう行動をとったかは忘れまいと思う。こうした、ある意味での極限状態に直面したとき、一人の人間がとる行動は繰り返されるものだ。これまで二十年近く政界に身を置いた経験に照らしてみると、一人の人間は同じような行動を繰り返すことがわかる。一度裏切った者は、二度裏切る。ぎりぎりの状況では本質を隠しおおせないのだ。それを理解さえすれば、批判する必要はない」
例えば、2回落選して、3度目に初当選した衆議院議員が一体改革法案の採決で造反しました。その議員は、一度選挙区の大阪に帰った後、翌朝、TBS(MBS)のテレビカメラを赤坂議員宿舎に入れて取材に応じていました。TBSに配慮したのか、ほとんど相互の資本関係はない、毎日新聞を読みながら、ナレーションで「小沢グループではないが、造反した」と入りました。これはおかしい。この議員が小沢グループ(新しい政策研究会)にたびたび出席していたのは知っているし、写真もあります。ところが、小沢グループではないが造反したと議員宿舎でテレビの前で語る。例えは悪いが、犯人が現場に帰るときの心理状態に似ています。ところで、具体的に誰とは言いませんが、今回以上の大政局だった1993年6月18日の宮澤嘘つき解散以降、一日もぶれずに同じ政治行動を小生ととっている、自民党出身のある政府首脳の関係者は、採決前の時点で、「熊田篤嗣さんは政治家に向いていない」と言っていました。やはり、上の極限状態に直面したとき、一人の人間がとる行動は繰り返されるものなんだなと感じます。
私たちは民主党造反議員全体に死をもって償わせなければなりません。そのうえで、次の次の第47回衆院選に関しては、また選挙区ごとの予備選挙をやってチャンスを与えても良いかもしれませんが、たとえ民主党が衆議院で単独過半数を失おうとも、造反者を切腹すべきです。党員資格停止2ヶ月も、党員資格停止3ヶ月にして、9月の代表選があるとして、投票権を与えるべきではないと考えます。小沢一郎の同調者は、屁理屈をこねようとも、すべて、民主の敵です。根絶やしにすべきです。
[画像]民主党造反者一覧、朝日新聞2012年7月5日付から。
すべての造反者は小沢一郎の政治的影響力の行使に荷担したことになるので、ことごとく小沢一郎の同調者である。第46回総選挙で消してやる。この世からきれいさっぱり消してやる。
ところで、自民党の塩崎恭久さんが議員立法で主導した両院が設置した東京電力福島第一原子力発電所事故にかんして、「人災」という報告書がまとまったようです。2009年5月の野党民主党代表選で、鳩山由紀夫候補(小沢一郎氏が応援)ではなく、衆議院議員同様に、参議院議員も含めて、岡田克也候補が当選し、第45回総選挙で勝ち、「岡田300日プラン」をもって第22回参院選にのぞみ、そして運命の日「3・11」が来ていたら、国土価値の毀損も違った見栄えになっていたかもしれません。仮に賛同してくださる読者がいれば、それはこれからの日本のために頭を振り向けていただきたいと考えます。あなたができることは他にもあるはずです。例えば、昨年1年間に、政治家に個人献金をしましたか? いずれにしろ、2009年5月の代表選の結果がどうであれ、優秀なご家来衆が不足していたのですから、考えてもしょうがないことです。さあ、赤坂で飲まずに、勉強しましょう。
第46回総選挙で小沢一郎新党全員を落選させましょう。小沢一郎にマリー・アントワネットと同じ最期を迎えさせましょう。
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[お知らせおわり]
小沢一郎氏が首謀した衆議院本会議での消費税増税法案造反劇による空転国会は8日目(6営業日目)となりました。関西電力大飯原発再稼働、ロシア首相の北方領土国後島訪問についての関係委員会の一般質疑(衆議院や参議院による国政調査権の発動)もできない状況が続いています。
民主党を離党し、民主党・新緑風会を離脱した広野允士参院議員ら12議員は2012年7月4日(水)、新会派「国民の生活が第一」の結成届を参議院事務総長に提出しました。これで、参議院の院の構成をやり直せることになりました。民主党・新緑風会、自民党・たちあがれ日本、公明党に次ぐ第4会派に。みんなの党を1議席上回ります。みんなの党は、参議院予算委員会(柳田稔委員長、45人)に理事を一人出しています。このNHK中継がある参議院予算委員会の質問時間を割りふる理事は、みんなの党にとっては党の存亡にかかわると言っても良いくらいの重要ポスト。民主党を1人減らして、「国民の生活が第一」に渡すことになるのか。これらも含めて、全常任委員会・特別委員会でやり直しが必要です。
一方、衆議院では、小沢新党は第3勢力に躍り出る見通しですが、会派参加者が確定せず、会派結成届が提出されず、院の構成ができない状態が続いています。
【追記 2012年7月4日午後5時半】
小沢一郎氏ら37人の衆議院議員は4日、衆議院会派「国民の生活が第一・無所属の歩」を衆議院事務総長に提出しました。公明党21人を大きく上回る第3会派に進出します。公明党は現在、特別委員長ポストを2つ持っており、その辺もどうなるか調整が必要になってきます。【追記おわり】
そんな中、許せないニュース速報が入ってきました。小沢新党(名称未定)の結党大会を2012年7月11日(水)に開くという話です。
7月11日は「セブン・イレブン」ということで、日本では馴染みがあり、覚えやすい数字。第22回参院選(反省の夏)が2010年7月11日だったことから、衆参ねじれ2周年になります。これは、輿石東さんにとっては、与党でありながら衆参ねじれということで、彼にとっては存在感が高まった記念日だというのが、腹の内でしょう。
そして、今第180通常国会の延長会期末は2012年9月8日(土)です。この日から逆算して、7月11日は60日前となります。小沢新党は非常に挑発的だとしかいいようがありません。国会では主要政党の党大会当日は国会を開かないという慣例があります。
なかなか、この2年間理解しもらえなかったのですが、今は憲法の空白状態となっています。
日本国憲法60条は、
「予算について」「参議院が、衆議院の可決した予算を受け取つた後、国会休会中の期間を除いて三十日以内に、議決しないときは、衆議院の議決を国会の議決とする」とあり、予算案は衆議院通過後30日間たてば、衆議院の議決が優先します。
日本国憲法59条は、「参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取つた後、国会休会中の期間を除いて六十日以内に、議決しないときは、衆議院は、参議院がその法律案を否決したものとみなすことができ」、「衆議院で可決し、参議院でこれと異なつた議決をした法律案は、衆議院で出席議員の三分の二以上の多数で再び可決したときは、法律となる」とあります。
つまり、政権与党は参議院で過半数を持たず、衆議院では過半数を持っていても、3分の2(320議席)にははるか及ばない議会構成です。この「参議院で過半数がなく」「衆議院では過半数があるが3分の2はない」場合の規定が憲法にありません。すなわち、憲法が想定していない議会構成が、この2年間の第45期衆議院第21期第22期参議院です。きわめて危険な憲法の空白状態にあるのです。その中で、私たちは東日本大震災・原発爆発という歴史局面を迎えたのです。だから、2009マニフェストは3党協議で修正しながら前に進めないといけないのです。お願いですから分かって下さい。三宅雪子衆議院議員ら、小沢グループ衆議院議員がこのことを理解していないことはまったくもって国会議員失格です。
そこで、小沢新党が7月11日に結党大会を開くということは、院の構成は7月12日以降になります。7月11日の衆議院本会議で通過させた法案は、9月8日の延長会期末の衆議院本会議で動議を出せば、憲法59条で、再可決・成立・公布することができます。
こういう風に言うと、「消費増税法案など一体改革法案はすでに衆議院を通過しているからいいではないか」、「特例公債法案はいずれにしろ、会期末ギリギリになるだろうからいいのではないか」と言う人がいるでしょうが、それは甘い。そうやって60日規定という伝家の宝刀を衆議院民主党および3党協議体制から奪い去るのが小沢一郎氏のねらいに違いありません。すなわち衆議院3党協議vs参議院という、憲法をかけた闘いが、今の国会の現状です。
第46回衆院選公示の前提条件となる定数是正法案を7月11日までに衆議院民主党と衆議院自民党の2会派が強行的に衆議院本会議を通し、9月8日の衆議院本会議で3分の2再可決すこともできなくなりました。
この「衆参ねじれは直近の民意」、「現在の国会の構成は憲法が想定しない空白状態」、「3党協議は衆議院と参議院の闘いだ」ということをご理解ください。
ですから、3党協議で2009民主党マニフェストを修正して前に進めることしか方程式の答えはないのです。
うんざりしないで、ぜひ刮目してください。憲法の敵、民主の敵、小沢一郎を倒しましょう。この政局は鬼が勝つ。
まとまりましょう。
それではまず自民党方式で。
日本国バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ!
次に公明党方式で。
さあみんな小沢新党への大勝利をめざして勝ちどきをやろうじゃないか~!? エイエイオー、エイエイオー、エイエイオー、闘いましょう!
最後に民主党方式で、
日本国民団結、ガンバロー!(ガンバロー!)、ガンバロー!(ガンバロー!)、ガンバロー!(ガンバロー!)
頑張ろう・・・
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[画像]議事進行係を務めた鷲尾英一郎さん。民主党2期生、佐渡市など新潟2区選出でブルーリボンバッジを付けた臨みました。太田和美・議事進行係は造反情報のため議院運営委員をさしかえ。彼女は昨年の原子力協定の採決でもさしかえられ前任者の小宮山泰子さんに。この日は小宮山泰子議員も造反に回るという異常事態のため、鷲尾さんが登場しましたが、責任ある政治家の矜持を示しました。8法案(2つの衆法と6つの閣法の衆院修正)の一括緊急上程なので、ひょっとすると動議の長さは国会史上最長かも=衆議院インターネット審議中継から。
衆議院ホームページに消費税増税法案の記名投票の結果が載りました。民主党・無所属クラブ所属で青票を投じた造反議員ばかりがテレビに出ていますが、実際には、民主党、自民党、公明党の責任3党の議員の多くは白票(賛成票)を投じました。未来への責任をもつ政治家です。国家が持つ限り残るこの議事録を参考に、未来に責任をもつ政治家の背中を押して下さい。
[衆議院会議録より引用はじめ]
第28号 平成24年6月26日(火曜日)
午後一時二分開議
○議長(横路孝弘君) これより会議を開きます。
――――◇―――――
○鷲尾英一郎君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
内閣提出、公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律案、被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律案、長妻昭君外五名提出、社会保障制度改革推進法案、内閣提出、子ども・子育て支援法案、和田隆志君外五名提出、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律案、内閣提出、子ども・子育て支援法及び総合こども園法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律案、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律案、右八案を一括議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
○議長(横路孝弘君) 鷲尾英一郎君の動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(横路孝弘君) 御異議なしと認めます。
(略)
○議長(横路孝弘君) 次に、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律案につき採決いたします。
この採決は記名投票をもって行います。
本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。
氏名点呼を命じます。
〔参事氏名を点呼〕
〔各員投票〕
○議長(横路孝弘君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。――議場開鎖。
投票を計算させます。
〔参事投票を計算〕
○議長(横路孝弘君) 投票の結果を事務総長から報告させます。
〔事務総長報告〕
投票総数 四百五十九
可とする者(白票) 三百六十三
否とする者(青票) 九十六
○議長(横路孝弘君) 右の結果、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。(拍手)
―――――――――――――
社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律案を委員長報告のとおり決するを可とする議員の氏名
安住 淳君 阿久津 幸彦君 阿知波 吉信君 赤松 広隆君
網屋 信介君 荒井 聰君 五十嵐 文彦君 井戸 まさえ君
池田 元久君 石井 登志郎君 石毛 えい子君 石田 勝之君
石津 政雄君 泉 健太君 磯谷 香代子君 市村 浩一郎君
糸川 正晃君 稲富 修二君 稲見 哲男君 今井 雅人君
打越 あかし君 生方 幸夫君 江端 貴子君 枝野 幸男君
小川 淳也君 小野塚 勝俊君 小原 舞君 緒方 林太郎君
大泉 ひろこ君 大串 博志君 大島 敦君 大谷 信盛君
大西 健介君 大西 孝典君 大畠 章宏君 逢坂 誠二君
岡田 克也君 岡田 康裕君 岡本 充功君 奥田 建君
奥野 総一郎君 奥村 展三君 加藤 公一君 鹿野 道彦君
海江田 万里君 柿沼 正明君 勝又 恒一郎君 金森 正君
神山 洋介君 川口 浩君 川口 博君 川越 孝洋君
川端 達夫君 川村 秀三郎君 菅 直人君 吉良 州司君
城井 崇君 菊田 真紀子君 岸本 周平君 北神 圭朗君
工藤 仁美君 櫛渕 万里君 楠田 大蔵君 沓掛 哲男君
黒岩 宇洋君 桑原 功君 玄葉 光一郎君 小平 忠正君
小宮山 洋子君 小室 寿明君 小山 展弘君 古賀 一成君
後藤 斎君 後藤 祐一君 郡 和子君 近藤 和也君
近藤 昭一君 近藤 洋介君 佐々木 隆博君 斉木 武志君
斉藤 進君 齋藤 勁君 坂口 岳洋君 阪口 直人君
笹木 竜三君 柴橋 正直君 下条 みつ君 城島 光力君
白石 洋一君 神風 英男君 首藤 信彦君 末松 義規君
杉本 かずみ君 仙谷 由人君 園田 康博君 田島 一成君
田嶋 要君 田名部 匡代君 田中けいしゅう君 田中 眞紀子君
田中 美絵子君 田村 謙治君 高井 崇志君 高井 美穂君
高木 義明君 高野 守君 高橋 昭一君 高橋 英行君
高邑 勉君 高山 智司君 滝 実君 竹田 光明君
武正 公一君 玉木 朝子君 玉木 雄一郎君 樽床 伸二君
津川 祥吾君 津島 恭一君 津村 啓介君 辻元 清美君
筒井 信隆君 手塚 仁雄君 寺田 学君 道休 誠一郎君
富岡 芳忠君 中井 洽君 中川 正春君 中塚 一宏君
中根 康浩君 中野 寛成君 中野 譲君 中林 美恵子君
中屋 大介君 中山 義活君 仲野 博子君 永江 孝子君
長尾 敬君 長島 昭久君 長島 一由君 長妻 昭君
長安 豊君 仁木 博文君 西村 智奈美君 野木 実君
野田 国義君 野田 佳彦君 橋本 博明君 鉢呂 吉雄君
花咲 宏基君 浜本 宏君 早川 久美子君 伴野 豊君
樋口 俊一君 平岡 秀夫君 平野 博文君 藤井 裕久君
藤田 一枝君 藤田 大助君 藤田 憲彦君 藤村 修君
古川 元久君 古本 伸一郎君 細川 律夫君 細野 豪志君
本多 平直君 馬淵 澄夫君 前原 誠司君 牧野 聖修君
松岡 広隆君 松崎 公昭君 松原 仁君 松宮 勲君
松本 大輔君 松本 剛明君 松本 龍君 三日月 大造君
三谷 光男君 三村 和也君 三井 辨雄君 皆吉 稲生君
宮島 大典君 向山 好一君 村越 祐民君 室井 秀子君
本村 賢太郎君 森岡 洋一郎君 森本 和義君 森本 哲生君
森山 浩行君 矢崎 公二君 谷田川 元君 山尾 志桜里君
山口 和之君 山口 壯君 山崎 摩耶君 山崎 誠君
山田 良司君 山井 和則君 山花 郁夫君 山本 剛正君
湯原 俊二君 柚木 道義君 横光 克彦君 吉川 政重君
吉田 泉君 吉田 おさむ君 吉田 公一君 吉田 統彦君
笠 浩史君 和嶋 未希君 和田 隆志君 若井 康彦君
若泉 征三君 鷲尾 英一郎君 渡辺 周君 渡部 恒三君
あべ 俊子君 安倍 晋三君 逢沢 一郎君 赤澤 亮正君
秋葉 賢也君 麻生 太郎君 甘利 明君 井上 信治君
伊東 良孝君 伊吹 文明君 石田 真敏君 石破 茂君
石原 伸晃君 稲田 朋美君 今津 寛君 今村 雅弘君
岩屋 毅君 江渡 聡徳君 江藤 拓君 遠藤 利明君
小里 泰弘君 小野寺 五典君 小渕 優子君 大島 理森君
大野 功統君 加藤 勝信君 加藤 紘一君 梶山 弘志君
金子 一義君 金子 恭之君 金田 勝年君 鴨下 一郎君
川崎 二郎君 河井 克行君 河村 建夫君 木村 太郎君
城内 実君 岸田 文雄君 北村 茂男君 北村 誠吾君
小池 百合子君 小泉 進次郎君 小泉 龍司君 古賀 誠君
後藤田 正純君 河野 太郎君 高村 正彦君 近藤 三津枝君
佐田 玄一郎君 佐藤 勉君 齋藤 健君 坂本 哲志君
塩崎 恭久君 塩谷 立君 柴山 昌彦君 下村 博文君
新藤 義孝君 菅 義偉君 菅原 一秀君 田中 和徳君
田野瀬良太郎君 田村 憲久君 平 将明君 高市 早苗君
高木 毅君 竹下 亘君 竹本 直一君 武田 良太君
武部 勤君 橘 慶一郎君 棚橋 泰文君 谷 公一君
谷垣 禎一君 谷川 弥一君 谷畑 孝君 徳田 毅君
中谷 元君 中村 喜四郎君 永岡 桂子君 長島 忠美君
長勢 甚遠君 二階 俊博君 丹羽 秀樹君 西野 あきら君
西村 康稔君 額賀 福志郎君 野田 聖子君 野田 毅君
馳 浩君 浜田 靖一君 林 幹雄君 平井 たくや君
平沢 勝栄君 福井 照君 福田 康夫君 古川 禎久君
古屋 圭司君 保利 耕輔君 細田 博之君 町村 信孝君
松浪 健太君 松野 博一君 松本 純君 三ッ矢 憲生君
宮腰 光寛君 村上 誠一郎君 村田 吉隆君 望月 義夫君
茂木 敏充君 森 英介君 森 喜朗君 森山 裕君
柳本 卓治君 山口 俊一君 山本 公一君 山本 幸三君
山本 拓君 山本 有二君 吉野 正芳君 赤松 正雄君
井上 義久君 池坊 保子君 石井 啓一君 石田 祝稔君
稲津 久君 漆原 良夫君 江田 康幸君 遠藤 乙彦君
大口 善徳君 佐藤 茂樹君 斉藤 鉄夫君 坂口 力君
高木 美智代君 高木 陽介君 竹内 譲君 遠山 清彦君
富田 茂之君 西 博義君 東 順治君 古屋 範子君
下地 幹郎君 中島 正純君 松下 忠洋君 園田 博之君
平沼 赳夫君 衛藤 征士郎君 土肥 隆一君
否とする議員の氏名
相原 史乃君 青木 愛君 東 祥三君 石井 章君
石原 洋三郎君 石山 敬貴君 小沢 一郎君 大谷 啓君
大山 昌宏君 太田 和美君 岡島 一正君 岡本 英子君
加藤 学君 笠原 多見子君 金子 健一君 川内 博史君
川島 智太郎君 木村たけつか君 菊池長右ェ門君 京野 公子君
熊谷 貞俊君 熊田 篤嗣君 黒田 雄君 小泉 俊明君
小林 興起君 小宮山 泰子君 古賀 敬章君 階 猛君
瑞慶覧 長敏君 菅川 洋君 鈴木 克昌君 平 智之君
高松 和夫君 橘 秀徳君 玉城 デニー君 辻 惠君
中川 治君 中津川 博郷君 中野渡 詔子君 萩原 仁君
橋本 勉君 畑 浩治君 初鹿 明博君 鳩山 由紀夫君
樋高 剛君 福嶋 健一郎君 福島 伸享君 福田 衣里子君
牧 義夫君 松崎 哲久君 松野 頼久君 三宅 雪子君
水野 智彦君 村上 史好君 山岡 賢次君 山田 正彦君
横山 北斗君 赤嶺 政賢君 笠井 亮君 穀田 恵二君
佐々木 憲昭君 志位 和夫君 塩川 鉄也君 高橋 千鶴子君
宮本 岳志君 吉井 英勝君 石田 三示君 内山 晃君
小林 正枝君 斎藤やすのり君 中後 淳君 豊田 潤多郎君
三輪 信昭君 渡辺 浩一郎君 渡辺 義彦君 阿部 知子君
重野 安正君 照屋 寛徳君 中島 隆利君 服部 良一君
吉泉 秀男君 浅尾 慶一郎君 江田 憲司君 柿澤 未途君
山内 康一君 渡辺 喜美君 浅野 貴博君 石川 知裕君
松木けんこう君 亀井 静香君 木内 孝胤君 佐藤 ゆうこ君
田中 康夫君 中島 政希君 平山 泰朗君 横粂 勝仁君
―――――――――――――
○議長(横路孝弘君) 次に、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律案につき採決いたします。
本案の委員長の報告は修正であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(横路孝弘君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり修正議決いたしました。(拍手)
――――◇―――――
○議長(横路孝弘君) 本日は、これにて散会いたします。
午後三時二十五分散会
――――◇―――――
出席国務大臣
総務大臣 川端 達夫君
財務大臣 安住 淳君
厚生労働大臣
国務大臣 小宮山洋子君
国務大臣 岡田 克也君
[引用おわり]
報道によると、新進党を解党した小沢一郎氏を会長とする「小沢グループ(新しい政策研究会)」幹部の山岡賢次さん(真岡市・小山市など栃木4区)と広野允士参院議員(全国比例来夏改選、富山県議出身)の2人は民主党幹事長室を訪れ、民主党衆院議員40人、参院議員12人の離党届を出しました。この後、衆院2人の離党届を撤回しました。衆院38人、参院12人の離党届となりましたが、主謀者の小沢一郎氏や処分歴の多い太田和美氏らは除籍となる見通し。
【追記 2012年7月2日午後4時】
MSN産経ニュースの報道によると、離党届提出者は次の通り。参院離党者は全員が私がにらんでいた予備軍から。
山岡賢次民主党副代表が提出した離党届のメンバーは以下の通り。(敬称略、一部の議員は離党を否定)
【衆院】相原史乃、青木愛、東祥三、石井章、石原洋三郎、小沢一郎、大谷啓、大山昌宏、太田和美、岡島一正、岡本英子、笠原多見子、金子健一、川島智太郎、木村剛司、菊池長右エ門、京野公子、熊谷貞俊、黒田雄、小宮山泰子、古賀敬章、階猛、瑞慶覧長敏、菅川洋、鈴木克昌、高松和夫、玉城デニー、辻恵、中野渡詔子、萩原仁、畑浩治、樋高剛、福嶋健一郎、牧義夫、松崎哲久、三宅雪子、水野智彦、村上史好、山岡賢次、横山北斗
【参院】佐藤公治、主濱了、谷亮子、外山斎、友近聡朗、中村哲治、はたともこ、姫井由美子、平山幸司、広野允士、藤原良信、森裕子 【追記終わり】
【追記 2012年7月2日午後6時】
離党届を撤回した階猛さんは、民主党行政調査会事務局長として、岡田克也会長(現・副総理)、中川正春会長(現・行革相)、中野寛成会長(衆議院一体改革特別委員長)を支えました。
[写真]森裕子離党者(当時文科副大臣、赤い女性)を叱る岡田克也さん(当時行革調査会長、現副総理、左側の紺のスーツ)に付き従う階猛・民主党衆院議員(党行革調査会事務局長、左端のグレーのスーツ)。2011年12月、筆者撮影。【追記終わり】
ホッとしました。
衆議院会派。民主党・無所属クラブから38人が離党・除籍すると、251人で過半数の240を上回ります。安定多数(すべての委員長を民主党から出した場合に残りの委員の半数を占める)は失います。例えば安全保障委員会は東祥三委員長はさしかえるとして、理事・委員は民主党15人に対して、それ以外の政党が14人(うち1人は国民新党)。委員長採決時に、一部の委員会では民主党単独過半数を失う(衆議院での安定多数を失う)ことになります。延長国会はきょうで空転6日目(4営業日目)を迎えましたが、院の構成のやり直しで民主党国対の作業が当面苦労することになりそうです。無駄な時間です。
参議院会派。民主党・新緑風会から12人が離党すると、92人、二ケタに転落しますが、第二会派「自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会」(86)は大きく上回ります。参議院では消費税造反劇の造反者(小沢一郎同調者)はいませんから、この数は動かないと思われます。こちらも院の構成をやり直さなければならない不毛な延長国会になります。
新進党を解党した小沢一郎を歴史法廷の断頭台に送りましょう。この政局は鬼が勝つ。
小沢氏らが離党届、民主分裂=衆参52人、新党結成へ―首相、除籍処分の構え(時事通信) - goo ニュース
消費増税関連法案に反対した民主党の小沢一郎元代表ら、同党の衆参両院議員計52人は2日午後、党執行部に離党届を提出した。小沢氏らは近く新党を結成し、「反消費増税」を旗印に野田政権批判を強めていく構えだ。野田佳彦首相や執行部は、小沢氏らに対して除籍(除名)を含む厳しい処分で臨むとみられる。政治手法や政策をめぐって対立が続いてきた民主党は分裂し、野田政権がさらに弱体化するのは確実だ。
離党届を提出したのは、小沢氏を含む衆院議員40人と、参院議員12人。小沢グループの山岡賢次前国家公安委員長らが2日、国会内で輿石東幹事長に対し離党届を提出した。山岡氏はこの後、記者団に「これから小沢氏が記者会見することになっている」と述べた。
これに先立ち、小沢氏は輿石氏と電話で会談し、離党の意向を伝えた。
離党届の提出者が衆院で55人に達しなかったため、野田政権は少数与党への転落は免れた。しかし、小沢氏らが新党きづなや新党大地・真民主の協力を得れば、内閣不信任案を提出することが可能となる。小沢氏らは次期衆院選をにらみ、新党結成に向けた準備を加速する考えだ。
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小沢一郎さんが2012年6月30日(土)の大阪出張、7月1日(日)の岩手出張の際に、首に包帯を巻いていたことが分かりました。
包帯は頸動脈を保護するようにぐるぐる巻きになっており、ワイシャツの襟と首の間の地肌が見えていました。インターネットによると、あせも、ストレスによる頸椎症というものではないかという観測もあるようです。また小沢さんは20歳代に甲状腺がんを患い、政治家を引退しようとしたことがあったと自ら公表しています。この部分の保護をしている可能性もあります。のどを痛めたのかもしれません。あるいは、ロープや刃物を頸動脈に近づけたためらい傷である可能性を完全に否定することはできません。小沢一郎さんは民主党分党と資産分割を求めており、その攻防が7月2日(月)週にヤマ場を迎えるだけに、首の包帯の意味を説明する責任が小沢さんに求められます。
小沢一郎さんはこれに先立つ、6月26日(火)の衆議院本会議で、所属する民主党・無所属クラブの党議に反して、消費増税準備法案に青票(反対票)を投じていました。これに先立つ2011年3月11日には東日本大震災が起き、小沢さんの中選挙区時代の選挙区である岩手3区の陸山高田市や大船渡市などで甚大な被害が起きています。
小沢一郎さんは昭和17年生まれの70歳。昭和44年衆議院初当選。平成9年に新進党を解党しました。
[画像]上、達増拓也・岩手県知事と会談する小沢一郎さん。下、会談後に記者団に述べる小沢一郎さん。ともにFNNニュース、インターネット版から。
新進党を解党した小沢一郎さんを歴史法廷の断頭台に送りましょう。この政局は鬼が勝つ。
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[画像]川内博史造反者。後ろは左が鉢呂吉雄・社会保障と税の一体改革に関する特別委員会筆頭理事、右が岡田克也・社会保障・税一体改革担当大臣、衆議院インターネット審議中継から。
2012年6月26日の小沢一郎氏の謀略による大造反劇から最初の土日を迎え、全国の地方組織から造反議員切りの動きが当然のことながら起きました。
【鹿児島1区・川内博史さんは「除籍しないで」と命乞い】
報道によると、民主党鹿児島県常任幹事会では、県連代表を務める川内博史造反者が辞任。記者団に対して「除籍はしないでくださいという思いだ」と述べ、青票1枚であることから、除籍処分しないでと命乞いをしました。情けない男ですね。除籍が怖くて、造反するな。二度と国会に戻ってくるな!
【連合愛知会長、造反2人に刺客を示唆】
中日新聞によると、連合愛知は県選出国会議員との会合を30日開きましたが牧義夫造反者と鈴木克昌造反者を招待されませんでした。神野進会長は「対抗馬を立てたらいいじゃないか」と語り、刺客擁立を示唆。会合後記者団に「党本部が造反者にどういう処分をしようと、考え方が違う人を推せない」として、輿石東幹事長や倫理委員会などの党本部の処分にかかわらず、牧造反者と鈴木造反者を第46回総選挙で応援しないことを明言しました。愛知県は、民社党の春日一幸さん、塚本三郎さん、公明党の石田幸四郎さんら野党党首が輩出した中道勢力の牙城で、海部俊樹首相こそ出ましたが自民党は長年劣勢の地。連合ないし自民党地方組織、創価学会などの応援がないと、選挙は戦えない県です。
【兵庫県連の世襲議員には「もう後援会役員を辞める」】
毎日新聞によると、兵庫5区の世襲議員、梶原康弘造反者は、本会議後に、抗議の電話やファクスが事務所に殺到し、「もう後援会役員を辞める」との縁切りも。
【福田衣里子さんは「雨の中サッカーをしたい」と謎の発言】
福田衣里子造反者の7月1日のブログでは、長崎市内の県連常任幹事会に参加したと報告しながら内容の記載はありませんでした。そのうえで、小沢一郎事務所出身の岩手県出身の女性秘書と2人で雨の中街頭演説する写真を載せて、「先ほど、貝塚の交差点で無謀にも街頭演説したら、一瞬でびしょ濡れ、ビニール傘ももちろん折れました(^_^;)でも、なぜか楽しくなり、このままサッカーボールを蹴りながら、泥んこになりたい気分(笑)」とし、精神的にかなり追いつめられてきた様子がうかがえました。だったら造反なんかしなければいいのに。
【富山1区村井宗明さんはさしかえへ】
読売新聞などによると、富山1区の村井宗明造反者は、30日の富山県連常幹で、「これほどの重要議案で事前に相談がなかった」「県連一同、憤りを感じている。政党人として反省すべきだ」との批判を浴び、県連会議への出席を禁じる「謹慎処分」を決定。県連幹事長は「軽々には決められないが、党本部と十分相談することになる」として、第46回衆院選の公認さしかえを検討することを明らかにしました。富山県は自治労が強く、自治労富山県本部からは又市征治さんが参院比例代表(社民党)で3選しています。さしかえにならなくても、いずれにしろ、次の選挙はたたかえないでしょう。
自民党で富山3区の橘慶一郎さんは5月24日の社会保障と税の一体改革に関する特別委員会で「きょうは、野田総理、総理としては初めて質問をさせていただく機会であります。富山県の歌で、そして家持が歌った歌で、八つ峰という言葉が出てくる歌がありましたので、これを御披露させていただいて、始めさせていただきたいと思います。万葉集巻十九、四千百五十二番。奥山の八つ峰の椿つばらかに今日は暮らさねますらをの伴」。野田佳彦総理は「まずは、冒頭、富山県の八尾にまつわる万葉集を詠んでいただきました。私の父の出身が八尾でございますので、大変ありがとうございました」と応じています。ところで、この八尾(やつお)、越中八尾ですが、ここは富山1区で村井さんの選挙区なんですね。
[写真]民主党の第1次野党期最後となった第171通常国会召集日の代議士会で和装姿に揃えて最前列に座る泉健太さん(左)と村井宗明さん(右)=背中、筆者撮影。
さらに、衆議院本会議の社会保障と税の一体改革関連法案の審議入りで、まっさきに子ども・子育て新システム法案の質疑に立ったのは、村井さんが大学時代にルームシェアをした仲で、同期当選の泉健太さんです。政権交代と同時に内閣府政務官として、新システムや事業仕分けを担当した泉さんと違い、村井さんはいまだに政務三役入りしていませんが、そういった仲間たちを裏切る行為であり、これからの人生も彼は同じ事を繰り返すでしょう。富山県連の判断は当然であり、当然にしてさしかえるべきです。誰のおかげで当選できたと思っているんでしょうか。
【なぜ造反してはいけないのか】
街頭演説で「消費税反対」と演説すれば「頑張れよ」と言われることが多いでしょう。しかし、選挙を闘うのは、連合、地方議員、および、総支部スタッフとボランティア15人くらいのコアメンバーです。造反をするとこのコアメンバーが議員(候補)を信頼できなくなります。議員にはリコール規定がありません。ですから、当選後から任期中4年間、ひたすら党議に造反し続けても、行政法上も、刑事法上も、民事法上も、その議員を止めさせたり、損害賠償や慰謝料をとることができません。年間13兆円を恒久法的に動かし続け、民主党代表である総理が「政治生命をかける」とまでおっしゃた議案に造反するような議員は、第46回衆院選で消えていただくしかありません。それで精神科病院に行く人も数人は出てくるでしょう、これは過去にも何人もいました。そして反省したならば第47回衆院選の挑戦しても良いですが、例えば、議院運営委員でありながら、菅内閣不信任案、原子力協定、一体改革関連8法案すべてに造反している太田和美造反者もいます。こういった人間は選挙に出しても周りが背中を押せません。間接民主制の危機。党内手続きに問題があったからと本会議場で造反するのは、夫婦げんかを職場に持ち込むようなものです。公私混同であり、これは小沢一郎主謀者と同様に政治家の能力の根底にかかわります。
そして歴史の流れを読み違えたという問題があります。「消費税増税は将来的に必要だがその前にやるべきことがある」などという理屈は震災後のスピードが速い日本で通用しません。その程度の歴史観がない議員は国会から去るべきです。
1度裏切る人間は2度裏切ります。裏切り者に死を。情けは無用、造反者の政治生命を絶つべきです。
[画像]日経新聞から。
【当ブログ「ガソリン値下げ隊」で川内博史さん表彰を取り消しへ】
当ブログは2008年12月1日付で、「ガソリン値下げ隊」を2008年新語・流行語大賞に決め、川内博史さんを表彰しました(「ガソリン値下げ隊」が2008年の新語・流行語大賞に 当ブログが独自選出)。
[写真]当ブログが授与した表彰状を手にする野党時代の川内博史さん、2008年12月、旧衆議院第2議員会館。
このように川内博史さんは私がつくった表彰状を旧議員会館の議員室の資料棚のガラスに張っていてくれましたが、ことここにいたりて、彼のことを信用できないし、自分自身の見る眼のなさ、不明を恥じ入ります。このブログを見て、川内隊長に興味を持った皆さん、本当にごめんなさい。
2012年6月26日付をもって、2008年12月1日付の表彰を取り消し、近く表彰状を返してもらいにうかがうつもりです。
いろいろテレビで引っ張りだこのようですが、川内さん、誰のおかげでスターになれたか分かってんのか?
【総理は政治生命を懸けて小沢一郎を切れ】
1997年12月の小沢一郎氏による新進党解党から15年。今度こそ小沢一郎の息の根を止めてやる。造反者はすべからく小沢一郎の同調者であるから同罪です。巻き添えになって死んでいただく。私は一歩もぶれずに小沢切りを進めます。新進党解党15年の恨みを必ず晴らす。ぜひ、野田佳彦・総理代表も政治生命をかけて、小沢一郎を切り捨てろ。
[写真]野田総理の決断を見守る西郷隆盛像、東京・上野公園、筆者撮影。
小沢一郎よ、新進党を返せ。返せないなら命を差し出せ。消せ!つぶせ!息の根を止めろ!新進党解党の歴史の落とし前を付けろ!
総理よ、総理よ、総理よ、もっと勇気を持て!
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