田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌日大高校野球部2014 Vol.4

2014-05-12 20:49:09 | スポーツ & スポーツ観戦
 投げては山本・三浦の完封リレー、打っては13安打8得点の猛攻の末、7回終了8対0での勝利と、今日の札幌日大高校は理想的な試合展開で完勝した。その中で、今日も主砲の松田選手だけが蚊帳の外だった…。 

          
     ※ 札幌日大高のベンチ入りできなかった選手たちがスクールカラー(?)のピンクのメガホンを振って懸命の応援です。

 昨日に続いて、札幌日大高校の二回戦・対立命館慶祥戦が麻生球場にて行われた。近年支部代表の経験もある立命館慶祥戦だったので「あるいは接戦に?」と予想したが、予想は大きく外れる結果となった。まずはランニングスコアから…。

 《札日大》0031013   
 《立命館》0000000    (7回終了コールドゲーム)

 戦いを振り返ったみたい。
 まず先発の山本投手である。2年生投手であるが、昨日先発した佐藤投手より球威があり安定感のあるピッチングを披露した。初回、2回と先頭打者を出したため、2死3塁のピンチがあったが後続を難なく討ち取ると、3~5回までは三者凡退に退けるなど、6回終了まで立命館打線を零封した。
 バックネット裏でスピードを計測していた高校生に聞くと最速135キロとのことだ。近頃の高校生として突出した速さと言えないだろうが、威力の感じるボールだった。
 札幌日大が勝ち進んだときに強豪校と言われる打線に対したとき、その真価が問われることになるが、私の見立てでは何とも言えない、というのが正直のところだ。

          ※ 身長182cmから投げ下ろす速球が魅力の山本投手の投球分解写真です。

          

          

          

          

 一方、打線は昨日、今日と好調そのものといった感じである。特に昨日左越えの本塁打を放った山崎選手は今日の試合でも4打数4安打と絶好調である。
 立命館の先発・上林、救援・高氏ともに球筋が素直だったとはいえ7インニングで13安打は凄いとしか言いようがない。

 また、今日の試合では走塁、守備でも札幌日大の良い面が見ることができた。
 1番菅原選手の2盗・3盗など隙のない走塁、二塁東海林、三塁西野のファインプレーなど良く鍛えられている選手のプレーを見ることができた。

 その中でやはり心配は昨日も触れた主砲・松田選手の不調である。
 今日も4度打席に入ったが三振一つを含めいずれも凡打に終わった。うち3度は一打出れば得点の場面でのブレーキである。本人も相当に悩んでいるのではないだろうか?
 いずれどこかで爆発してくれるはず、そう信じながら彼の復活を待ちたいと思う。

          
          ※ 立命館慶祥戦に勝利後、スタンドに挨拶する札幌日大ナインです。

 さて、札幌支部予選は5日目を終え、強豪と目されるチームが順当に勝ち進んでいるようである。本日までの結果から今後を予想すると…、
 Aブロックでは恵庭南と国際情報高の勝者が北海と代表権を争うが、やはり北海に一日の長があるのではないだろうか?
 Bブロックは札幌大谷、札幌龍谷、札幌光星、札幌第一が勝ち残るという面白い展開となっている。どのチームにも可能性があるが、ここは勢いをかって札幌大谷と予想しておこうか。
 Cブロックは札幌静修、啓北商業、札幌藻岩、江別と勝ち残っているが、このブロックの予想が一番難しいが、敢えて予想すれば札幌静修と札幌藻岩の争いか?
 そしてDブロックは札幌日大が属するブロックである。札幌日大にとって今後の戦いは難敵続きである。14日に尚志学園と札幌厚別の勝者と対戦する。おそらく尚志学園が勝ち進んでくるものと予想されるが、尚志学園の力が私には未知数のため予想は立て難いのだが希望的観測として札幌日大に勝利してもらいたいと思う。
 そして支部代表決定戦は札幌日大 対 東海四高の戦いになると予想したい。
 となると、練習試合で接戦を演じた(2対1で東海四高の勝利)両チームの接戦になると思われる。

 私の予想はネームバリューだけで予想したものだから、結果は違ってくる可能性も高いが、札幌地区に限ってはやはり野球に力を入れている私学勢が優勢のようである。

 ところで私だが、これまで札幌日大の試合を追い続けてきたが、14日の戦いは受講している講座を優先したいため観戦を断念した。
 札幌日大の勝利を信じて翌日15日の代表決定戦は観戦を予定しているので、どうしても14日には勝利してほしいと思う。
 そして私が観戦しない14日の戦いで主砲・松田選手が不調から脱出して大活躍してくれることを願いたいと思う。

札幌日大高校野球部2014 Vol.3

2014-05-11 19:45:48 | スポーツ & スポーツ観戦
 春季高校野球札幌支部予選第3日目の本日、札幌日大高校の初戦が江別野幌球場で行われた。対札幌創成高校戦を難なく切り抜け、無難なスタートをきった。初めての公式戦の観戦から札幌日大の今後を占ってみた。 

 まず、本日午前9時から行われた対札幌創成高校戦のランニングスコアを記す。

 《札幌創成》010000000 
 《札幌日大》00302011X 7x

          
          ※ ネット裏から見た江別野幌球場である。やはり高校野球ファンは多いなあ、と感じた。

 スコアだけを見ると、札幌日大の完勝である。
 両チームの力量からすると当然の結果かもしれない。と言いながら、私は札幌創成についてはまったく知識はないのだが、過去の戦績を比べてみると、明らかに札幌日大の方が優れた戦績を誇っているので、そう判断した。

 さて、その試合内容であるが攻撃に関しては7番山崎の左翼オーバーの本塁打をはじめ、長短9安打を集め7点を積み重ね、本日の打撃に関して不安は感じられなかった。

 一方、守りに関しては先発が背番号11の佐藤投手が先発し、完投した。しかし、その背番号が示すように佐藤は札幌日大のエースではないようだ。
 その佐藤だが、上背があまりなく(身長170cm)まとまってはいるが、球威はあまり感じられず、今日も創成打線にいずれもきれいなクリーンヒットを7~8本浴びせられた。(記録をとっていなかった)幸い、集中打を浴びることなく、散発だったために事無きを得たという感じで、相手校が強力打線ではちょっと持たないのでは、と思わせる投球内容だった。
 佐藤投手は私と同じ故郷がオホーツク管内なので、心密かに彼の活躍を期待しているのだが…。

          
          ※ 札幌日大の先発佐藤投手の投球フォームです。

 要項で見ると、エースナンバーは私が札幌大谷との練習試合で見た2年生投手の山本が背負っている。札幌大谷との練習試合では4失点完投だったが、明日の立命館慶詳戦では先発してくるものと考えられるので、そこでのピッチングが注目である。

 不安材料は、私が注目する4番松田選手がスランプに陥っているのではないか、ということだ。
 今日こそ第三打席でチャンスにセンター前安打で1打点を挙げたが、その前の2打席は空振りの三振だった。それもことごとく明らかにボールになる悪球に手を出して空振り三振である。
 実は、本番直前の北海道栄高校との練習試合でも3打席連続三振だったのだ。
 彼は現在のチームの主将でもある。「自分が打ってチームを盛り上げねば」という責任感が強く働き過ぎ、悪球にまで手を出してしまうという悪循環に陥っているのではないだろうか?「気楽に打席に立ってほしい」というのは外野席からの無責任な声だが、ぜひともリラックスした状態で打席に入ってほしい。そうすると、彼の力からすればおのずから良い結果が得られるはずだ。
 2年生当時から強打の札幌日大の3番を担っていた松田選手だけに相手校からの警戒も相当に厳しいと思われるが、彼が復活しないことには札幌日大の進撃は考えられない。

          
          ※ 札幌日大の父母応援席です。父母も揃いのユニフォームで力の入った応援でした。

 松田選手が復活することを願いながら、明日の立命館慶詳戦を観戦したいと思っている。

小樽・手宮公園の桜

2014-05-10 21:48:34 | 環境 & 自然 & 観察会
 手宮公園まで桜を見に行ったわけではないのだが、あまりにも桜が見事だったので、予定を変更し、手宮公園の桜の様子と昨春のニュージーランドの旅を思い出す光景と遭遇したことをレポートすることにした。 

          

 本日(10日)、私は小樽まで足を延ばし手宮公園に隣接する「手宮稲荷神社」の境内で行われた「手宮夜桜ライブ」を聴くために行ったのだが…。夜桜ライブのことは後日レポートすることにして、今夜は手宮公園の桜のレポートすることにする。

 手宮公園へ行くには、小樽駅バスターミナルの案内所で聞いたとおりに、バスを駆って「手宮」停留所で下車した。
 ここからが大変だった。手宮公園は市街地からはそれほど離れていないのだが小高い丘の上に位置している。この坂道が大変だったのだ。坂道の角度は半端な角度ではなかった。私は息せき切らして坂道を上った。

          

 私はその坂道を上りながら一年前に訪れたニュージーランドのダニーデン市で遭遇したボルドウィン・ストリートを思い出していた。ボルドウィン・ストリートは世界一の急こう配の坂道として観光名所になっているところなのだが、それに負けないくらいの急な坂道だった。(ボルドウィン・ストリートのレポートはこちら ⇒ )
 そういえば、ダニーデン市と小樽市は姉妹都市提携を結んでいることを思い出した。二つの市はいろいろな共通点があったが、こんなところまで似ているとは…。
 ちなみに坂道を下って帰る際、傍を通った高校生に聞くと、その道は「はげましの坂」と呼ばれているそうだ。
 (改めてボルドウィン・ストリートの坂の写真を見ると、やはり世界一には一日の長がありそうですね)

 息を切らして目的地である手宮稲荷神社に着いたのだが、ライブ開始まで時間があったので、公園を散策してみた。すると見事に桜が満開ではないか!それもソメイヨシノが群れつくるように集まって咲いていた。
 道端を見ると、ソメイヨシノより花の色が濃いエゾヤマザクの方はすでに盛りを過ぎ、路上に散っていたようだった。
 手宮公園のソメイヨシノは一見の価値あり、と私は思った。

 それでは、その見事な桜の様子をどうぞ!!

          

          

          

          
          ※ こちらは目的地だった「手宮稲荷神社」の本殿です。

北海道低山紀行 41 藻岩山(北の沢コース)

2014-05-09 19:38:15 | 北海道低山紀行 & Other
 藻岩山にアクセスするルートで最も短い「北の沢コース」だったが、想像していたコースと違って整備されたコース上に季節の花が咲き誇り、感じの良い登山ルートだった。 

          
          ※ 「今日の藻岩山」的写真です。薄煙りの中に札幌市街が望めました。

 初日の出を拝むために藻岩山に登って以来、今年初めての登山だった。
 登山に関して私の今年の目標は、念願の「羊蹄山」に登ることである。長い登山時間を要する羊蹄山を攻略するためには、足腰をしっかり鍛えねばならない。
 昨年十勝岳に登った際も、事前に藻岩山に数度にわたって登っていたことが効を奏した思いがある。

 そこで手始めに、五つある藻岩山の登山ルートの中で唯一未経験だった「北の沢コース」を登ることにした。
 昨日(8日)好天だったため急遽支度を整え、北の沢の登山口に向かった。
 登山口は札幌の都心とは反対側に位置するため車で20分ほどかかったが、北の沢のちょっと入り組んだ住宅街の外れにあった。
 登山口に駐車場がないのには困ったが、路側になんとか駐車して登山することにした。

          
          ※ 「北の沢コース」の登山口です。

 意外だった…。
 北の沢コースは登山者が少ないと聞いていたので(事実この日も登山者には一人も出会わなかった)登山道もそれほど整備されていないのでは、と思っていたのだが、なんのなんの、むしろ他のコースより整備が行き届いているくらい立派な登山道が用意されていた。ところによっては藪こぎ状態になるのではと軍手も用意したのだが、道の両側広く刈り取られ登山道は快適そのものだった。

          
          ※ 登山道はご覧のように作業車まで入れそうなくらい広々とした道でした。

 山は青葉が出始めた段階で、太陽の光が登山道まで差し込み、明るい日差しを浴びながらの登山となった。
 10分も登ったころに一度大きく下る階段の道がある。その底の部分に小さな雪渓が残っていただけで、登山道自体はもうすっかり乾いていて、あるいは溶けた雪でぬかるんだところがあるのではと思っていたのだが、これも予想外だった。

          
          ※ 若葉が芽を出し始めた林間はまだまだ明るかったです。

          
          ※ 写真では平板に見えますが、かなり急角度に下ります。

          
          ※ 下りきった日陰のところに雪渓が残っていました。
            
 下り道が終わり、再び上がり始めたころから道端に紫色の花が目立ちだした。花の形からヤマスミレの類だな、思いながら歩を進めていると、今度は同じ紫色のエゾエンゴサクが道の両側に咲き誇り、まるで私を歓迎するように続いていた。
 そのエゾエンゴサクの群落の中に遠慮がちにエンレイソウの赤紫の花がところどころに咲いていた。

          
          ※ まず出迎えてくれたのは、ヤマスミレの類です。

          
          ※ こうしたエゾエンゴサクの群落が延々と続いていました。

          
          ※ 新緑の緑色とエゾエンゴサクの紫色の中で、赤紫色のエンレイソウの花が目立ちました。

 登山口から30分後、馬の背分岐に着いた。
 ここからは他の三つの登山口からの登山者と合流するので、たくさんの登山者と挨拶を交わしながらの登山となった。
 分岐まで見えたエゾエンゴサクやヤマスミレはほとんど目にすることがなかった。果たして他の登山口でも登山途中にはそうした花々を目にすることできたのだろうか?

          
          ※ この分岐で、慈啓会病院口、旭山公園口、小林峠口の三方から登ってきた登山者と合流します。

 馬の背に出ると、登山道は一段と整備されていて、私は勝手に「藻岩山ハイウェイ」と名付けていたが、今回改めて「藻岩山馬の背ハイウェイ」としたほうがより良いかな、などと独り語ちをしていたのだった。

          
          ※ 多くの登山者が行き交う「藻岩山馬の背ハイウェイ」(?)です。

 馬の背から、山頂直下の岩場を何ヵ所か越え、最後の胸突き八丁を登り終えると山頂レストランなどが入る展望台が建つ山頂に立った。
 天候はやや薄曇りだったが、札幌の町並みはよく展望できた。

          
          ※ こうした岩場が大きくいって三か所経て、山頂に到達します。

 今回、初めて展望台の傍にある三角点を確認することができた。そこには、◆北緯43度01分21秒、◆東経141度19分20秒、◆標高531mと記されていた。

          
          ※ 何度も登っていながら、初めて気がついた三角点です。

 札幌近郊の低山登山に意識的に取り組み、羊蹄山登山を目ざしたいと思っている。

【藻岩山(北の沢コース 登山データー】
標 高 531m
駐車場 まったく見当たらない
行 程 登山口→(30分)→馬の背分岐→(25分)→藻岩山山頂→(15分)→馬の背分岐→(25分)→登山口
時 間 登山(約55分) 下山(約40分)
天 候 薄曇り、風無し
登山日 ‘14/05/08


今年もジャンボヒマワリを育てます!

2014-05-08 16:22:23 | その他

 ジャンボヒマワリの成長記録の更新を目ざして毎年挑戦をしているが、一年目の記録を更新できずにいる。「今年こそ!」の思いで、例年より早く挑戦を開始したのだが、果たして?? 

          
          ※ 屋内で2週間育てた後、花壇に定植した直ぐ後の苗の様子です。

 2010年から近代美術館前の花壇でジャンボヒマワリを栽培している。本州では4~5mにも成長するというジャンボヒマワリの種を取り寄せて、どこまで伸びるのかと一人で楽しみに育てて、札幌ですでに4年が経過した。
 2010年に3m85cmを記録した。これは私史上の最高記録だった。(以前にも私は赴任したいろいろな地で育てた経験があった)
 ところが、それからがいけない。いくら一生懸命育てたつもりでも2010年の記録を超すことができないのだ。連作障害が原因らしいと考え、その対策を施したつもりでもダメだった。

 今年は二つの対策で何とか自分史上の最高記録を打ち立てたいと思っている。
 その対策とは…。
 第一にできるだけ早期に栽培を開始すること、と考え4月21日に播種し、室内で芽を出させ、5月5日は花壇に定植した。これは、昨年より11日、一昨年より9日早い出だしである。

 対策の第二は、土の入れ替えである。連作障害の害から逃れるため、昨年栽培していたところを1mほど掘って、ホームセンターで購入した培土を客土した。その際、土には元肥として鶏糞も混入した。

          
       ※ 定植3日後の今日(8日)の様子です。ほとんど変化は見られませんが本葉が少し成長しています。

 「これでどうだ!!」という思いなのだが…。
 もちろん、その後も水遣り、追肥など成長が止まるまで絶え間なく世話をし続けなければならない。
 限られた狭い空間での栽培なので、ヒマワリが倒れないよう支柱など立てるのにも苦労が付きまとう。3mを超えると、高いところでの作業となり危険も伴うので、あるいは私の挑戦も今年で終わりかな?と内心思っている。

 あるいは最後となる今年は、ぜひとも過去超えを!と願いながら夏の楽しみとしてお世話を続けたいと思っている。
 その成長の様子は時おりこのブログでも報告したいと思っている。


そらちフットパスウォーク 18 美唄市後編

2014-05-07 17:43:05 | フットパスウォーク & トレッキング
アルテピアッツア美唄ルート 

 美唄市が誇るもう一つの見どころ「ピパの湯 ゆ~りん館」は美唄市の小高い丘の上の「東明公園」の一角に位置し、美唄市街を見渡せる見晴らしの良いところだった。しかし、見どころは実はその後にもいくつもあった…。 

 美唄市の高台に位置する「東明公園」は美唄市の桜の名所でもある。実は以前訪れたときに桜並木を体験したことがあっので、そこを通ったのだが時期尚早だったようで花びらがほんの少ししか開花していなかった。一週間後くらいが見ごろかもしれない。

          
          ※ 写真では分かりづらいですが、桜の花が数輪開花しているのがありました。

 その公園内に「スペースカリヨン」という鐘を響かせる展望台があった。疲れてはいたが、高いところがあるとつい上ってみたくなる習性は100段の階段を躊躇なく上らせた。
この日は午後から曇り空だったため、あまり眺望は効かなかったが美唄の町並みを微かに望むことができた。

               
         ※ 全高27m、展望台18m、階段がちょうど100段、開基100年事業として建設されたそうです。

          
          ※ スペースカリヨン展望台からの眺めです。少し曇っていましたね。

 公園内にはテニスコートや野球場などを整備されていて、若人たちの歓声があちこちから聞こえてきた。
 そして丘の一段と高いところに「ピパの湯 ゆ~りん館」の建物がある。ここも私は以前に訪れ、温泉も楽しんでいたので軽~くパスして、丘を下ったのだった。

          
          ※ 公園内のテニスコートでは中学生たちの歓声がこだましていました。

          
          ※ 丘の上の高いところに建つ「ゆ~りん館」です。手前は丘陵を利用したパークゴルフ場です。

 丘を下ると、元来た道々135号線を市街地目ざしてのウォーキングとなった。
 淡々とした一本道、しかも一度通った道には新鮮な発見はない。疲れた身体にいっそう堪えるウォーキングだった。
 やがて、JR函館本線を跨ぐ跨線橋を通って国道12号線に出る。
 跨線橋には人道用の階段があったが、鉄錆が浮いていて良い気持ちがしなかった。道路脇には歩道もついていたので、あまり利用されていないのではないだろうか?

          
          ※ 跨線橋の脇に人道用の階段が付いていたのですが…。

          
          ※ 跨線橋から撮ったJR函館線です。

 国道12号線に出ると、マップでは国道沿いに「美唄屯田兵屋」があるという。それらしきものを見つけたのだが、そこには美唄市指定文化財「旧桜井家」とある。屯田兵屋は見つからない。近くを通っていた人に尋ねても「知らない」とのことだった。

          
          ※ こちらが国道12号線沿いに建っていた「旧桜井家」の住宅です。

 私は周辺を右往左往したが見つからない。あきらめかけていたとき、女子高生が通りかかったので再び聞いてみた。すると、「旧桜井家の裏に建つ建物ではないか」と教えてくれた。なるほど、旧桜井家の裏に同じようではあるが、質素な建物が建っていた。傍へ行ってみると、そこにようやく「美唄屯田兵屋」の大きな立て看板が見えた。
 マップの表記をもう少し親切にしてもらいたいもの、と思った。

          
          「旧桜井家」の裏手に建っていたのが「美唄屯田兵屋」です。

 美唄屯田兵屋を過ぎ、美唄市役所の近くに「空知神社」があった。その境内に高くそびえる三角錐の塔が目立った。その塔には「沼貝開拓記念碑」と刻まれていた。その塔は21.8mあるそうだ。大正15年建立ということだから、完成当時は相当に目立った建築物だったのではないだろうか?
 ところで「沼貝」という記名を不思議に思ったので、境内にいた人に伺ったところ、たまたま神社宮司の奥さんだったのだが、その方によると以前は辺り一帯の地名が「沼貝」というところだったということだ。

               
              ※ 空知神社の境内に聳えていた「沼貝開拓記念碑」です。         

 空知神社を後にし、美唄市役所の横に建つ「郷土資料館」を訪れたが、閉館直前ということで入館をあきらめて、ゴールの美唄駅に向かった。

          
          ※ 閉館間際だった「郷土資料館」の外観です。

 美唄駅に向かう前、国道沿いに建つ菓子の老舗「長栄堂」で名物「べかんべ最中」と「くるみ餅」を購入した。店の主人としばし名物談義をした。二つの菓子を帰宅してから食してみたが、どちらもなかなかの美味しさだった。特に私は「くるみ餅」が気に入った。

          
          ※ 国道12号線沿いに建つ老舗「長栄堂」です。
          
          

 ゴールの美唄駅に着いたときには午後5時を回っていた。

          
          ※ ゴールとなったJR美唄駅のこちらが正面(表)です。

 久しぶりのフットパスウォーク、しかも冬期間の運動不足の中、三笠市・美唄市合せて合計約26キロのウォークは私の身体では少し無理だったようだ。
 ウォークを終えて2日経った今も体の痛みが消えていない。歳を考えろ!という身体からのサインかもしれない。少し自重しようかな??

《フットパスウォーク実施日 ’14/05/03 距離 約14Km》

そらちフットパスウォーク 18 美唄市 前編

2014-05-06 17:18:45 | フットパスウォーク & トレッキング
空知支庁10市14町では空知総合振興局の勧め(?)で各市町それぞれ1コースずつのフットパスコースを設定し、それをまとめたルートガイドを発刊した。いずれもが各市町の見どころを満載したルートとなっている。私はこの24のコースを時間をかけて、ゆっくりと完歩したいと思い立った。 

アルテピアッツア美唄ルート 

     

 美唄市が誇る「アルテピアッツア美唄」は美唄出身の彫刻家・安田侃の彫刻が野外展示されている公園である。その作品たちは豊かな自然の中で一層素晴らしく私の眼には映った。三笠市のフットパスに続いてのフットパスウォークは私にとっては少々つらい14キロでもあった…。 

 三笠市のフットパスでルートを間違えてしまい、予定よりかなりの時間を要してしまったために、昼食は移動の車の中での慌ただしいものとなった。
 美唄市のルートはJR美唄駅がスタート&ゴール地点に設定されていた。

          
          ※ スタート地点のJR美唄駅の東口(裏側になります)です。

 美唄駅は新装なった新しい駅舎だったが、スタート地点となった駅の裏口にあたる東口の周辺も「旭公園」として整備されていた。

          
          ※ ちょっと人工的すぎるかな?と思われた「旭公園」です。

 そこから市街地をしばらく行くと、「美唄市遊緑通り」という市民の散策路に導かれる。ベンチや東屋、水路など市民が心地良く寛ぐことができる仕掛けが施されていた。調べてみると北海土地改良区の目玉事業のようである。

          
          ※ ても整備されて心地良い散策ができそうな「美唄市遊緑通り」です。

 遊緑通りが終わると「東明通り」という道々135号線を真っ直ぐ東に進路を取り、「アルテピアッツア美唄」を目ざす。およそ3.5キロの直線は疲れもあってただひたすら距離をかせぐことに集中した。アルテピアッツア美唄が近づくにつれ、道路沿いに住宅もまばらとなってきた。
 と思ったところで廃校となった旧栄小学校々舎や敷地を利用した「アルテピアッツア美唄」に到着した。

          
          ※ アルティピアッツァ美唄は美唄市の山懐深く抱かれたところにあります。

          
          ※ アルティピアッツァ美唄のエントランスです。建物は旧栄小学校です。

 ゴールデンウィークとあってたくさんの人が訪れていた。札幌のビル街で見る安田侃もいいが、やはり緑いっぱいの中で見る安田侃は一段と映えて見える。
 実は私はこれまでに2度ここを訪れていたこともあり、夕暮れが迫っていたこともあって作品をカメラに収めただけで、ゆっくりする間もなく、来た道を折り返した。

          ※ 展示されていた安田侃の作品の一部です。          

          

          

          

          

 帰りの道々135号線沿いに旧三菱鉱業美唄鉄道線の「東明駅」が保存され、その横にはその線路を走っていた「4110形式十輪連結タンク機関車」が野外展示されていた。

          
 
          ※ 三菱鉱業美唄鉄道が走っていた当時使われていた旧東明駅舎と機関車です。

          

 その線路跡が遊歩道となっているところを通り、美唄市民の憩いの公園「東明公園」に導かれた。

          
          ※ 東明公園内の一角に写真のようにエゾエンゴサクの群落を見ることができました。

          
          ※ 東明公園の標識と、白い柱のようなものは白樺の木を模した街路灯です。

                                           (美唄市ルートの残りは後編で)

札幌日大高校野球部2014 Vol.2

2014-05-05 23:23:46 | スポーツ & スポーツ観戦
 天候も肌寒かったが、打線も寒かったなあ…。今シーズン、札幌日大高校野球部の練習試合2回目の観戦をした。私の得た情報では春季大会前の最後の練習試合ということだ。春の大会を素人なりに占ってみた。 

          
          ※ 北広島市にある札幌日大高校の野球場です。北海道栄の攻撃中です。

 日大高の野球部HPによると、本日も午前、午後と2試合が予定されていた。第一試合が青森の聖愛高校ということだったので、直接の参考にはならないと思い、午後の北海道栄戦を観戦に出かけた。
 結果は、1対1の引き分けだった。

 実は、先日札幌大谷戦を観戦した時に、札幌日大に関係する方から「練習試合の詳細な戦評は控えてほしい」旨のやんわりとした依頼があった。
 私ごときの素人の戦評が影響を与えるなんてとても思えないのだが、チームに関わっている側から見ればどんな些細なことでも気になるのかもしれない。そこで練習試合についてはその方の意向を受け容れ、戦評的なことは控えることにした。

 しかし、一連の練習試合を終え、その結果については野球部HPで公表していることから、その結果を元にして公式大会を占うことは迷惑をかけることにはなるまいと考えた。
 野球部HPによると、今年4月7日に初めての練習試合を行ってから今日まで20試合を消化している。
 その戦績は、11勝7敗2分という結果である。
 この戦績をどう見るか、ということなのだが…。

          
          ※ 札幌日大高のエース(?)佐藤投手の力感溢れる投球フォームです。

 “贔屓の引き倒し”という言葉があるが、私の場合も活躍を願うチームにはどうしても辛口になってしまう。
 だから問題は7敗の内容(相手校)である。それを見ると、駒大苫小牧、恵庭北、白樺学園(2敗)、東海大四、札幌大谷、北照となっている。気がかりなのは、敗戦した相手校のほとんどが道内、札幌市内で強豪と目されているチームであることだ。
 つまり、練習試合の結果を見るかぎり札幌日大はかなり厳しい位置にいると言わざるを得ない状況なのだ。

 強豪校と目されるチームが練習試合を、しかもこの時期の練習試合をどう位置付けているのか知る由もないが、素人的にはこの戦績は厳しく映る。
 ただし、光明がないわけではない。練習試合の終盤となった5月3日からの6連戦を4勝1敗1分で戦っている。このことはチームの調子が上向きであると見ることができる。特に本日の青森聖愛に3対2、北海道栄に1対1とした試合は、両校ともに強豪の一つと目されているチームだから好材料ではないか!(青森聖愛は道外チームだが)

 さあ、春季北海道大会札幌支部大会の札幌日大の一回戦は11日(日)、対札幌創成校戦である。
 順当にいけば、準決勝の尚志学園、代表決定戦の東海大四あたりとの代表権争いとなるか?
 私も都合がつくかぎり球場に駆け付け、試合を見届けたいと思っている。

そらちフットパスウォーク 17 三笠市 後編

2014-05-04 21:36:04 | フットパスウォーク & トレッキング
ブドウの実る田園の丘ルート 

 順調にフットパスウォークを続けていた私の前に暗雲が立ち込め始めた。シーズン初めだったことでコースが整備される前だったのだろうか?そして私自身も久しぶりのウォークで勘が鈍っていたのだろうか? 

 三笠山(観音山)を後にし、丘を下るとそこに「空知集治監典獄官舎レンガ煙突」の残骸が立っていた。「典獄」=「所長」ということだから、今でいえば刑務所々長の住宅の煙突ということになる。

          
          ※ 写真の中で肝心の煙突は看板の右横、木陰に見える長い柱状のものです。

 続いてコースは長い長い上り道になった。陽光が照り付け、汗が吹き出し、まるで夏のフットパスを連想するほどだった。ふだんの運動不足が響き、早くも息切れしている私だった。

          
          ※ 太陽が照りつける中、写真のような上り道が延々と続きました。

 目指すは三笠市街を見渡せるという「達布山」展望台である。苦労しながらも「達布山史跡公園入口」と表示されたところに着いた。

          
          ※ 看板の上方に見えるくぼみのところが登り口でした。

 そこの案内に出ていたところから「達布山」展望台に向かおうとした。上り道は融け残った雪に覆われていたがかまわず登り始めた。中腹ぐらいまで登ると雪は消えたのだが、どうも登り道がはっきりしない。笹薮が全体を覆い、かすかに人が歩いた跡らしきものが見えたので、そこを辿りながら登り続けた。おそらく直ぐにしっかりとした登山道が現れるだろうと…。
 ところが笹薮はますます深まるばかり、ついには踏み跡らしきものも定かではない、背の高い笹ばかりになった。これではお手上げ(お足上げ?)である。私は止む無く展望台に上ることを諦めたのだった。

          
          ※ 登山道らしきところは写真のような雪道、そして笹薮の道と続いていました。

 元の道に戻りウォークを続けた。すると、丘を下ったところに「達布山展望台」と書かれた案内板が目に入った。そこは展望台まで舗装され、車で行くことができる道だったようだ。私は謎が解けたような思いだった。
 つまり、当初は登山道も整備していたのだろうが、そこを利用する人は極端に少なかったのではないだろうか?つまり、ほとんどの人は車で訪れたのだろう。そうすると担当部局としても登山道の整備に熱が入らなくなり、未整備のままになったのでは、と思われるくらい笹が伸びきっていた登山道だった…。

          
          ※ しばらく行くと、写真のような案内板があり、展望台に続いていました。
            後から考えると、私もこの方向に進むべきだったのだが…。

 その案内板が設置されていたあたりが、三笠のワインづくりで有名な「山崎ワイナリー」のブドウ畑が広がっていた。とても整備されブドウ畑が印象的だった。

          
          
          
          ※ とても手入れの行き届いたブドウ畑でした。

 そこを過ぎると、後はゴールの「道の駅 三笠」を目ざすだけだった。
 国道とは違う山道を淡々とゴールを目ざした。その際、二つのことがちょっとだけ気懸かりになったが、気にせず前に歩を進めた。

          
          ※ 日当たりのよい道端には気の早いタンポポたちが咲き誇っていました。

 その気懸かりな二つのこととは…。
 一つは歩いていた前方に「美唄市」のカントリーサインが現れたのだ。しかし、マップには三笠市と美唄市の境界線を行くと表示されていたので「あゝ、ちょっとだけ美唄市域に入るのか?」的にしか考えなかった。
 もう一つ、マップでは道路脇に「義経橋跡」という木杭が立っている、と出ていたのだが、その木杭がいっこうに現れなかったが、「見落としたのかもしれない」とあまり気にせず前に進んだ。

 途中、素焼きの土管が大量に山積みされているところを通過した。マップには何も載っていなかったが気にしなかった。

          
          ※ 後から調べると美唄市にある北海道農材株式会社の工場だと判明しました。

 すると間もなく住宅街が見えてきた。そのまま進んで、国道に出た。しかし、どうも車を置いたところと様子が違う。近くの人に聞いたところ、ゴールの「道の駅 三笠」のあるところは、国道を3キロ近く行ったところだという。私はここでようやく自分が間違った道をウォークしていることを悟らされた。

 ルートを間違えてしまうという痛恨のミスは、疲れた身体に一層の疲労感をおぼえさせた。私はとぼとぼとゴールの「道の駅 三笠」に向かったのだった。

          
          ※ このルートのゴール地点の「道の駅 三笠」です。北海道第一号の道の駅とか?

 疲れ果ててゴールした道の駅でちょっぴり嬉しいことがあった。
 それは道の駅の駐車場に「石炭ザンギ」と書かれた幟を立てた販売車が停まっていたのだ。三笠市の名物の一つと聞いていたので、迷わず「石炭ザンギ」(4ピース350円)を購入した。ほんとうに真っ黒な色をしていた。イカスミで黒く着色したとか、食してみると非常に美味しい味で、少しだけ疲れが取れた思いだった…。

          

          
          ※ 本当に石炭そっくりの「石炭ザンギ」でした。

                        《フットパスウォーク実施日 ‘14/05/03 距離 約9.4Km + 3Km》


※  疲労困憊の私だったが、一休みした後、無謀(?)にも隣町の美唄市のフットパスルートにも挑んだのでした。

そらちフットパスウォーク 17 三笠市 前編

2014-05-03 23:10:41 | フットパスウォーク & トレッキング
空知支庁10市14町では空知総合振興局の勧め(?)で各市町それぞれ1コースずつのフットパスコースを設定し、それをまとめたルートガイドを発刊した。いずれもが各市町の見どころを満載したルートとなっている。私はこの24のコースを時間をかけて、ゆっくりと完歩したいと思い立った。 

ブドウの実る田園の丘ルート 

   

 雪が融け、約半年ぶりのフットパスウォークである。歩くと汗ばむくらいの陽気の中、静かな、静かな三笠市の田園地帯のウォークを楽しんだ。しかし、最後に待っていたものは!? 

 気の多い私が今年やり遂げたいと思っていることの一つが、このそらちフットパスウォークである。昨年、一昨年の2年間で16市町村のルートを巡ることができた。残り8市町村である。なんとか今年中にはやり遂げたいと思っている。

 そこで今日、天候が良かったことも手伝い、三笠市に車を走らせた。
 三笠市のルートはワンウェイコースである。つまり三笠市の中心から国道12号線に向かうコースなのだ。
 そこで私は国道沿いにある「道の駅 三笠」に車を置いて、バスでスタート地点のある三笠市中心部に向かった。(2時間に1本程度しかないバス路線を予めネットでチェックして出発時間に合わせて車で向かったのだ)

          
          ※ スタート地点の三笠市市民会館の建物です。

 スタート地点の三笠市市民会館前に立ったのは、午前9時40分だった。
 三笠市は典型的な炭鉱の街だった。最盛時には4万人を数えた人口も今では1万人を割り込んでいるらしい。
 そのことを裏書きするように街の中は静かな感じだった。(ゴールデンウィークだったこともあるのだろうが)

          
          ※ 三笠市は「北海盆歌」の発祥の地として知られています。そのことの表示が誇らしげに掲げられていました。

 最初にルートは街の外れにある「千人塚史跡公園」に導かれる。北海道開拓に従事しながら命を落とした囚人1,158人の魂が弔らわれているということだ。中には政治犯も含まれていて、福島の自由民権運動家だった原利八の墓も立てられていた。

          
          ※ 千人塚史跡公園の入口の表示です。

          
          ※ 右側が1,158人の合葬の墓、左側が原利八の墓です。

 ルートは三笠市の住宅街を往くが、ようやく巡ってきた春を喜ぶように各家庭の庭先では菜園の準備をする人、花壇の世話をする人たちの姿が目立った。
 そして一つ気付いたことだが、以前だとこの時期は各家庭の庭先にこいのぼりがゆらめいていたものだが、今回は小さなこいのぼりを上げている家が一軒だけだった。子どもが少ないのか?こいのぼりを上げる風習がなくなりつつあるのだろうか?

          
          ※ ルート上、唯一見かけた小さなこいのぼりです。

 もう一つ気付かされたことは、公営住宅の類がたくさん目に入ったことだ。あるいは炭鉱労働者のために建てられた住宅だったのでは、と推測してみたのだがはたして真実は?

          
          ※ ご覧のような建物を市内のあちこちで見かけました。

          
          ※ 三笠山へ向かう途中の道路上で見かけた桜の花です。

 さらにコースは三笠市のシンボル(?)でもある「三笠山(観音山)」に導かれる。三笠山とは、この地に収容された囚人たちが故郷・奈良の三笠山に似ていたことからそう呼ばれるようになり、やがては地名にまで使われるようになったようだ。
 ただ、私が地域の方に「三笠山の入口はどちらですか?」と尋ねたとき、「観音山ですか?」と問い直されたことから、地元の人は「観音山」と呼んでいるのだろうか?

          
          ※ 三笠山へ至る登り口ですね。

          
          ※ 地元の人が「観音山」いうように山腹にはたくさんのお地蔵が立っていました。

          
          ※ 三笠山山中で咲き誇っていた桜の花です。
     
 山に分け入ってみると、ちょうど桜の花が開花の時期を迎えていた。地元の人にとっては桜の山としても慕われているらしい。
 頂上まで目ざそうかとも思ったが、実はこのルートでもう一つ頂を目ざすところがあったので、山腹から折り返すことにした。

(残りは後編に続きます。そこで事件は起こった!?)