今年は、花と春の女神フローラのお出ましが大変早い。冬は例年より寒かったが、桜前線は駆け足でやってきた。すでに東北地方まで達している。例年より2週間くらい早いだろうか。昨年は5月の連休前に盛岡や角館まで、前線を追いかけても間に合った。それに比較すると、驚くほどの早さといえる。
昨年秋に新春を見越して、小さな庭にチューリップの球根を植えた。桜とともに春を告げる花だ。例年、4月中旬くらいに開花期がやってくるのに、今年はすでにほとんどが開花している。長い冬にじっと耐えて春を待っていた自然の摂理にはいつも驚くばかりだが、年々のスピードアップには大きな不安もある。
地球温暖化が進んでいる兆候なのだろう。今年の3月は130年ぶりの暖冬だとのこと。20の観測地点で観測史上最高の記録という。洞爺湖サミットを前に、日本の提案には賛同が得られず、難航している。後の世代に大きな負担を残さないことを願うばかり。ひとりひとりが出来る限りの環境維持を心がけて、日々を送る以外に道はない。