8月20日日曜日。
ニータ有恒氏のお誘いで、アクセスサッポロで開催された「オールニューカーフェスタ」に行ってきた。
「踊る誘導員」の指南に従いクルマをパークさせ、10時58分に会場到着。
入場無料で、国内メーカーの展示車88台・試乗車87台という、クルマ好き垂涎の大イベントである。
本日は、展示車の中で、特に私の印象に残ったクルマたちを、ご紹介しましょう。
まずは、スズキの「SX4 S-CROSS」。
いわゆるひとつの、コンパクトSUVである。
ハンガリー製だというこのクルマ。
驚くべきは、その税込車両本体価格2,278,800円である。
今どきの軽自動車は、ヘタをすれば、これよりも高い。
履くシューズは、215/55R17のコンチネンタル。
フロントに横置きに積まれるのは、117PSを発揮する、1.6リッター4気筒DOHCエンジン。
ブラック基調のインテリアは、そこはかとなく欧州車調で、ステアリングは革巻である。
ラゲッジも、トノカバー下の高さがあり、必要十二分な広さ!
だがしかし。欧州生産なのに、スペアタイヤは省略され、積んでいるのはパンク修理キット・・・
どんなに私が「スペアタイヤの必要性」を叫んでも、この「スペアタイヤ廃止」の流れは、止められないようだ(涙)
とはいえ。
なにか凛とした凝縮感のあるこのクルマのスタイルは、大いに私好みである。
蛇足ながら、スズキのやる気のないセールスマンは、まったく私好みではないが・・・
個人的に大いに注目していたのが、この「カムリ」。
最近のトヨタ車のデザインは、大いにアグレッシヴで、私を驚かせてくれる。
インテリアの質感も、非常に高い!
まあ、400万円オーバーというその価格を考えると、それは当然なのかもしれないが。
流麗でのびやかなそのスタイルは、やはり大陸的である。
もはやカムリというクルマは、基本は「アメリカのベーシックカー」なのでありましょう。
「アクアクロスオーバー」も、大いに魅力的だ。
トヨタは、スバルXVやヴェゼルのヒットに触発されて、このクルマを繰り出したのでありましょう。
最低地上高も、ノーマルアクアより30mm高められており、その辺にトヨタの気合を感じる。
そしてやはり、SUVといえば、「ランドクルーザープラド」でありましょう。
その骨太な本物感は、やはり私の胸を打つ。
ホンダ車では、やはり「フリード ハイブリッド」が、印象的。
ベージュをあしらったインパネや、ステアリングの上から俯瞰するデジタルメーター。
最近老眼が進んできた私には、大きな福音となりそうだ。
日産車は、やはりこの石原裕次郎的な輝きを放つ「GTR」を、語らずにはいられない。
フロントに積まれたハイブリッドユニットは、総計570PSで、四輪を駆動する。
フロントフェンダーのエアスリットに、
ブラック&レッドのレカロシート。
男の仕事場といった趣きの、野太いグリップのステアリングに、
カーボン調のセンターコンソール。
フロアマットに輝く「GTRバッジ」は、乗り込んだ瞬間に気分を高揚させる。
トランクルームも、実用上何の問題も無い広さである。
さて、このGTRというクルマ。
この劇画調なそのタッチは、私の好みとは合い入れないながらも、このようなクルマが現実に日本で生産されていることは、やはりありがたき幸せだと思う。
「ノート・ニスモ」は、掛け値なしにカッコいい!
近年絶滅危惧種である「ボーイズレーサー」の、残り火といえましょう。
ラゲッジスペースも、なかなか広い。
私が若かったら、コレとスイフトスポーツで迷ったかもしれないが、今の私だったら、ノート・ニスモを選ぶ。
「エクストレイル」に装備されている「リモコンオートバックドア」は、動作させるのに、ややコツを要する。
スバルといえば、やはり「XV」!
私の次期愛車候補№1のクルマである(^^)
そして、その悪路走破性は本格派の、「フォレスター」。
「ジャスティ」は、トヨタの「タンク」&「ルーミー」、及びダイハツの「トール」と、4兄弟を形成する。
ちなみに、生産は、ダイハツである。
最近フルモデルチェンジした「ミラ・イース」は、なにかアルトっぽくなったようなイメージで、凛として潔白な独自性が失われたと、私は評価する。
そして、ソウルレッドな、マツダのクルマたち!
「ロードスターRF」は、宝くじが当たったら、購入したい。
また、歴代マツダ車の「パネル展」が、なかなか興味深かった。
1962年、「キャロル」。
1967年、「コスモスポーツ」。
1970年、「カペラ ロータリークーペ」。
1978年。当時小学生だった私が憧れた、リトラクラブルライトの「RX-7」。
そして1980年。爆発的にヒットした赤い「ファミリア」。
私としては、ここに1989年登場の「ユーノス・ロードスター」のパネルが無かったのが、実に残念であった。
展示スペースの、都合かなぁ・・・