獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

オールニューカーフェスタ2017(試乗編)

2017年08月25日 | CARS&F1

 8月20日にニータ氏と行ってきた、「オールニューカーフェスタ2017」。
 何台か試乗させていただいたので、今夜は、そのインプレッションを簡潔にお届けしましょう。



 まずは、最近1.4リッターダウンサイジングターボエンジンを積んだ、スズキの「エスクード」から。
 試乗させていただいたクルマの税込車両本体価格は、258万6600円である。


 ブラック基調のインテリアだが、ステアリングのステッチを始め、そこここに散りばめられたレッドのアクセントが、印象的。


 まずはニータ氏が運転し、私は後席に佇む。




 ご覧のとおり、ニールームもヘッドルームも必要十分の広さで、一家四人のファミリーカーとして、不満なく使えることでありましょう。


 私も運転させてもらったが、低速トルクがモリモリと湧き上がるそのエンジンは、実にヨイ。
 ステアフィールにも曖昧さは無く、その適度にコンパクトなサイズと相まって、非常にこのクルマ自体は、好印象であった。
 だがしかし。冷静な目で見ると、1.6のエスクードの方が価格は安いし、カタログ上の燃費もイイ・・・
 その辺は、なかなか、微妙なところでありましょう。
 そして、声を大にして言いたいのは、今回同乗したセールスマン氏の、やる気のなさである。
 このクルマ自体はいいのに、あんなセールスマン氏から、クルマを買いたいと思う人は、おそらく皆無であろう。
 普段批判的なことはあまりブログに書かないように心掛けている私だが、あのセールスマン氏には、大きな×を与えたい。



 続いて試乗させていただいたのは、トヨタの大型セダンらしからぬ、攻めたフロントマスクが印象的な、「カムリ」である。
 グレードは、最上級の「G”LETHER PACKAGE"」(北海道地区税込メーカー希望小売価格421万7,400円)だったと思われる。




 ハイブリッドな未来感を醸し出す、そのメーターパネル。


 シフトレバー等は、このクルマのターゲットユーザーの年齢層に配慮したのか、トラディショナルな趣き。
 走らせると、なめらかでしなやかで、その凛とした静粛さと上質さは、まさに六甲のおいしい水!


 まあ、400万円オーバーのクルマなので、良くて当たり前なのかもしれないが、このカムリの素晴らしさに、私は舌を巻いた。
 こういうフィールのクルマが、もうひとまわり小さいサイズで出てくれれば、ありがたいのだが・・・



お次は、「アクアクロスオーバー」(税込車両本体価格207万9000円)。


 汗っかきの私にも嬉しい、本革巻ステアリング。
 走らせても、トヨタ車らしからぬしっかりとしたフィールのクルマで、私を歓ばせてくれる。


 かなりスポーティに、スロットルを遠慮なく踏んで走ったにも拘わらず、この短時間の試乗で13.5km/Lの燃費とは、さすがとしか言いようがない。


 アクア・クロスオーバー。
 そのビビッドなカラーを含め、実に好印象であった。
 思うにこのクルマは、スバルXVの好調を横目で見て開発されたのだと思うが、トヨタはスバルと提携しているメーカーなので、笑って許したい。



 そしてニータ氏は、トヨタの大容量系コンパクト「タンク」に試乗。


 私も同乗させていただいたが、そのルーミーで明るく、スクエアなゆえか広大な室内空間には、感銘せざるを得ない。
 視界もスッキリ良好で、このクルマを買うというチョイスに、反対する理由は無い。





 残念だったのは、この派手なカラーの「ヴィッツ」を運転できなかったことだ。
 巷の噂では、3代目ヴィッツは、登場当初よりもかなり良くなっているとのことなのだが・・・
 検証は、またの機会を、待とう。



 そしてニータ氏は、私が高く評価するクルマである、「シエンタ」にも試乗。


 今回私は助手席での同乗インプレッションとなるが、そのスッキリとした視界・攻めたエクステリア&インテリアで、このクルマはトヨタ車の中ではピカイチだと、あらためて思った。
 シエンタ、おススメの一台です。



 続いて私が試乗させていただいたのは、ホンダの「フリード+・ハイブリッドG Honda SENSING」(4WD:税込車両本体価格274万8200円)であった。


 ステアリングの上から俯瞰するタイプのデジタルメーターは、そこはかとなく、フランス車≒シトローエンのような趣。




 走らせると、その7速DCTが、小気味よくエンジンを歌わせ、きわめて気分爽快!


 このフリード+。運転して、実に愉しいクルマであった。
 シエンタもいいクルマだが、このフリードを選ぶというチョイスも、大いにアリだ。



 そして最後に試乗させていただいたのは、日産の電気自動車「リーフ」(G:税込車両本体価格364万2840円)。




 そのインテリア全体の雰囲気は、そこはかとなくルノー風味で、悪くない。
 走らせると、その加速感はまさに「地下鉄フィール」で、ウィーン!と、実に力強いのだ。


 あのドイツが、2030年までにディーゼル&ガソリン車を販売禁止すると宣言した、このご時世。
 電気自動車は、現状では、「冬期間ヒーターやヘッドライトを多用し、都市間距離の長い北海道」においては、その実用性にやや疑問を残す。
 今後、ドイツのあの宣言は、「航続距離や充電時間の長さ」に課題を残す電気自動車の、技術的ブレイクスルーに寄与するかもしれないと、私は期待している。





 そして私の愛するスバル車は、どれも大人気で、今回は試乗叶わず・・・
 まあ、スバル車については、付き合いのあるディーラーさんでいつでも乗れるので、今回は良しとしよう。



 そして、種々のカタログのほか、「お楽しみ抽選会」で「リボンナポリン」「ノック式ボールペン」「ポケットティッシュ」をGET!

 この「オールニューカーフェスタ2017」。
 冷やかし試乗好きの我々取材班にとって、素晴らしいイベントであった。

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