すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

ぼんやり教師の戯れ唄は

2013年11月21日 | 雑記帳

 先月、今月と他校の授業を参観する機会が幾度かあった。
 いずれも授業に関する研究協議なしだったので、どこかぼんやりした見方のようになってしまったが、それでもいくらかの思いが残っている。

 昼下がりにぼやーっと窓の外を見ていたら、心の中に浮かんできた言葉たち。

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 見えない教師の教室は
 子どもが見えない教室は
 たとえば、声がぼつぼつと
 宙に浮かんでいるようだ


 見えない教師の教室は
 相手の見えない教室は
 たとえば、机の教科書の
 向きのねじれが騒がしい


 見えない教師の教室は
 行方の見えない教室は
 たとえば、きれいで鮮やかな
 掲示資料に囲まれる



  見える教師の教室は
  教えが見える教室は
  うなずき、笑い、問いかけの
  顔、顔、顔が空気をゆらす


  見える教師の教室は
  願いの見える教室は
  まなざし、背筋、指先の
  その直線が空気をつくる

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