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日本人&さくら

2014年03月26日 | 文学  コラム・エッセイ

関東地方も開花宣言

地から桜の便りが届いています。そして東京でも
25日桜の開花宣言が発表された。

見頃時期を迎えるのは都心周辺では3月末~4月初めの予想。
関東南部では各地で桜満開の入学式を迎えることができそうです。

 

昔の花見は“梅”だったとか

日本人はなぜこんなにも桜好き?

といえば花見! 桜を眺めながら飲んだり食べたりする宴会は、やっぱり格別!! 
このような花見の文化はいつ頃からあるものなんだろう?

☆ 風さそう花よりもなお我はまた 
                       春の名残をいかんとかせん (詠人知らず)

            



「花見の起源は、奈良時代に中国から伝わってきた梅を貴族が観賞したのが始まりといわれています。
その後、平安時代頃から、観賞の対象が梅から桜へと変わっていきました。
庶民にも広まったのは、江戸時代。徳川吉宗が江戸の各地に桜を植えさせ、庶民の日頃の不満を
解消させるために花見を奨励してからと言われています」


でも、数ある花木の中でなぜ桜が選ばれたのでしょう。

戸時代には「花は桜木、人は武士」という言葉もあったようですが、
それほどまでに日本人の心をとらえた背景とは?


「まず、古くから日本人の生活に密接にかかわる植物であったということが大きいでしょうね。
科学的な温度観測ができなかった時代には、桜の開花が農業開始の指標となっていました。
また、寒い冬をしのいだ後、一番初めに春を告げるのが桜の開花ということで、
桜が咲くのを待ちわびる人が多かったことも関係しているようです」

農作業の原点、大地の掘り起し、種まき、種籾の準備など等さくらが咲くことにより
農家の人たちが動き出したので有ろうか?

 


千代田観光協会HPから借用


桜の美しさだけでなく、長い歳月の中で日本の暮らしになじんできた花木だからこそ、
こんなにも日本人の心を捉えているということです。
なみに ウェザーニューズが2010年4月行った「全国お花見調査」では、
「日本の春を象徴する桜、あなたは好きですか?」という質問に対して、なんと99%の人が「
桜が好き」とのこと。いかに日本人が桜が好きが伺えます。


今年の花見は、日本人と桜の長い歴史に思いを馳せながら酒を嗜むのも粋ですね。
 

☆ 世の中は三日見ぬ間の桜かな

と、世の中を桜に例えられる如く庶民の暮らしに深く入りこんでいる。

『一重と八重の桜、しだれ桜と上向く桜、 匂う桜、巨木の桜、里の桜、桜と昆虫、桜と鳥、
夜桜、さくらと浮世絵、さくらと染物、さくら湯、桜もち・・・・・』、
忘れてはならないのが«桜とお酒»であろう。

『酒なくて 何の己が さくらかな』…に代表されるように、
昔から日本人の花見には酒は付き物です。

『おおっぴらに』戸外で酒がのめるの絶好の機会でありましょう。

                                 縄文人が桜を好む三つ条件、
                                     1、 パピプの心 ⇒ パット咲いてパット散る
                                          2、 想いでさくら⇒ 小学校校門を想う・・・
                                          3、 ワイワイガヤガヤ⇒酒なくて 何の己が さくらかな

     さ~て・・皆さんは、何時、何処で、どんな形
        お花見をしますか!?
         桜って人生の節目に見たときの想い出さくらは、鮮明に蘇る。  
        お花見シーズン到来!


         
     ・ 良き友と 旨い肴に 旨い酒  (詠人なし)

 

  

コメント (19)
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