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寅さんサミット jn 葛飾 ・ その終章

2016年12月06日 | 紀  東京下町の情景ウオッチ

寅さん公園から『矢切の渡し』を望む
江戸川の渡しに、恋を預けた二人です。

 

細川たかしの「矢切の渡し」が、ヒットしてから久しい。
だが・・・、柴又を訪れた機会に、”渡し”を見てみたいという方が後を絶たない。


枝垂れ柳の木の下に、丸太の船着き場
「連れて逃げてよ・・/ ついておいでよ・・/ 夕暮れの雨が降る」

「息を殺して 身を寄せながら・・・・・」
男と女の世界を、切々と歌い上げた、矢切の渡しです。 

細川たかしに乾杯。


東京下町にも晩秋、ススキの穂は、白く風にそよいでいでいました。


愛し合う男と女 、江戸川の土手を行ったり来たり
矢切の渡しに、恋を預け対岸へ渡ろうとするカップル。
二人の仲を、親とて引き裂く事は出来なかった・・・・・。
 



寅さん会館の屋上から見た矢切の渡しは、夕暮れの雨にはほど遠いにしても
松戸の風と、柴又の風が、

江戸川の川面を流れるようにそよいでいた。 



「見捨てないでね…/ 捨てはしないよ…

北風が泣いて吹く・・ /  舟にまかせる定めです


 



柴又から対岸松戸の船着場に舟は、到着しようとしています。


「親の心に そむいてまでも/ 恋に生きたい 二人です」

 


「向こう岸の松戸へ渡れば、もう二人だけ!
生まれ育った柴又捨てて、恋に生きたい二人です。
揺れながら、艪(ろ)がむせぶ、明日へ漕ぎ出す二人です」

 

石本美由紀 作詞
船村  徹 作曲

いやはや憎らしいほど、この矢切の渡しの素朴な風景に、男と女の愛し合う真髄が、
縄文人の心をとらえて離さない。

 

 

コメント (6)
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