早朝の草刈・露がある時がよく刈れる
馬酔木(あせび)・入会権について
牛の餌取りで、野山や田んぼに草刈に行きました。
帰りに籠の中に詰めて持ち帰り牛に与えました。少年時代の大変な
登校前の仕事でした。
草刈鎌
草刈に用いた竹の籠、世田谷岡本公園にて
草苅
画像はネットよりお借りしました。
褐色和種(赤牛)が飼育された
1、朝の草刈は三日に一回ほど
朝の草刈は、学校登校前に、日曜日は決められたように野山に行き草を刈ってきた。
牛は何時ももぐもぐしているので、草を刈ってきてもすぐ食べてしまった。
兄貴が世話係でしたから餌が無くなるとそれなりに調達して来て与えた。
また穀類もたくさん食べた。
稲藁を大量に食べますが、これに草を細かく切って稲原に混ぜて与えると、
とても美味しそうにして食べたので一層と草刈に励んだ。
牛は牧草は勿論のこと、クズやヨモギ、ススキやササなどの雑草も好んで食べます。
一方野草の中には牛が食べると有害なものおいしそうにして有害毒草についてはいろいろあるようですが、
馬酔木(あしび)を間違えて、刈り込んで牛を酔わせてしまったことがあった。
2、有害な馬酔木を与えて苦い経験
馬酔木(あせび)には、馬や牛にとって毒である有害な物が含まれいる。
少量食べると中毒してあたかも酔ったように見えるのでこの名前がつきました。
そして大量に食べれば死んでしまいます。 その毒は神経中枢を麻痺させるアルカロイドだといわれますから
人間も一定量を食べれば中毒するでしょう。
与えた量が少なかったので腰砕けになった牛は、翌日には大分に健康を取り戻した。
肝を冷やした出来事でした。
馬酔木は山のふもとに生えていてわかっているのですが、選別するのは
早く能率的に作業するのでなかなか難しいです。
馬酔木の植物
3、草刈の場は他人の土地であっても刈ることが出来た。
東京においては、他人の土地に無断で入ると軽犯罪法によって咎められます。
田舎においては野や山林の草木に於いては、入会権という判例が認められています。
◎ 入会権とはどんな権利ですか?
法律で定められたものではありません。
慣習の一種ですが、民法の参考書には、物権編で触れられていることがあります。
入会権 とは、他人の山林立ち入り所有者の支障のない雑木、枯葉など持ち帰る権利が慣習として
認められている...
入会権について詳しく
入会権とは、村落共同体等が、主として山林原野において土地を総有などし、
伐木・採草・キノコ狩りなどの共同利用を行う慣習的なことです。
入会権の客体たる土地を入会地といい,入会権の帰属主体としての村落共同体を
入会団体ないし入会集団という。
判例は、入会団体の共同所有形態を金利能力なき社団と同じ総有であるとしている。
入会権は、土地に対するものだけでなく、
此処で言う草刈等は、他人の土地に入って草刈が出来、束ねて持ち帰ることが出来ます。
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