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日経新聞、the style / artに掲載

2021年01月26日 | 総  放送(ラジオ深夜便含む)

美術の染織

伊藤若沖絵図ヒント~原画作成~川島甚平衛(百花百鳥之図)~美術染織

 

 

 

伊藤若沖絵図 ➡ 川島甚平衛の織物による綴錦壁掛に仕上げた。
本作を製作するにあたり、絵図を所有していた宮内庁の許可を得た。図案を製作する

考案部と学生3人による15巾を選び、糸の色を指定し下絵を作り、織機に前に並んだ
職人たちへ指示のもと綴織をした様子が記してある。


この複雑な図柄を考案するに当たり4台の織機を使い職人の勘と経験によって
織り上げたと言いますから技術の高さが伺われる。(下記新聞掲載分の要旨)

 


美術の染織
若沖の「動植綵絵」綴織で細やか (1/24・日経の2面に掲載)

 


   伊藤若沖・紫陽花双鶏図

 

   

 

美術の染色川島織物・2代目川島甚兵衛は、
明治時代絵画を何台もの織機で「美術染織」を完成させた。

筆で描いた絵図を織物で仕上げた。
美術染織完成図
京都織物メーカー (川島織物会館蔵)

 


2代目川島甚兵衛「百花百鳥之図」

 
   2代・川島甚兵衛 「紫陽花双鶏図」綴錦壁掛

 

2代目甚平衛は、一流な画家であっても下絵は自分の頭で考え、しっかりと明確な美術染織の完成図が出来ていたと言う。花鳥、人物の輪郭や色まですべて出来上がり、それから原画を依頼したと言います。

「百花百鳥之図」では、天上の鳥は下から見上げたような様子で描かれていた。
如何に高貴な作品であったかが文章から思い知らされます。

こんな素晴らしい伊藤若沖の絵図、そして川島甚平衛の美術染織の記事を見たとき
前回のyoutubeで見た「若沖・天才絵師の謎に迫る」に長い長い人待ち列の気持ちが理解できました。

 

織物で若沖絵図仕上げたり
             四台織機勘と経験  (縄)

 

 

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