日向ぼっこ & 押しくらまんじゅう
あちゃむし、だんべえ(秩父言葉)
貧しい農家の生活の中で、子供たちは元気に野山を走り回った。
遊びにも、家の手伝いにも一生懸命汗を流して手伝った。
数十年前の生活は戻ってこない!
子供のころ祖母から聞かされた、頓智頓才の小さな物語、方言をチョイと摘まんでみました。
そして「かめあり句会」にて”日向ぼっこ”なる兼題で詠みました。
子供たちは、日向ぼっこと言えば、”押しくらまんじゅう”を
して温まった。
お年寄りも縁側にて日向ぼっこ
秩父地方の「日向ぼっこ」に、押しくらまんじゅう。
両神山
武甲山(石灰岩で宝の山)
学校に行くとき背に両神山、前に武甲山を見ながら登校した。
朝に夕に眺めた両神山と武甲山(画像蔵出し)
あちゃむし、だんべえ~(秩父言葉)
秩父音頭には、『♪そうとも、そうとも、そうだんべ♪ あちゃ、むし、だんべ、につるし柿♪』という
合いの手があります。
秩父の方言は、この「あちゃ」「むし」「だんべ~」だというわけです。
しかし、最近では、「だんべ」以外は、ほとんど聞くことができなくなりました。
「むし」といのは、「きょうは、あついむし。」というように、
「きょうは、あついですね。」という意味で使われました。(秩父方言集から)
【日向ぼっこ】
晴れていても冬の太陽は弱い。
戸外で遊ぶ子供たちにとって、何もせずにいると寒さが身に染みて
「さみい~こった」と言いたくなるものだ。
「ちっとんべいでいいから、ぬくくしてほしい」とお天道様にお願いする。
さみい~こった = 寒いこと。
ちっとんべえ = ほんの少し
【句会にて➡日向ぼっこを詠む】
◎ 日向ぼっこウトウトウトと鼻眼鏡 (T)
◎ もて余す長き余生や日向ぼこ (Y)
◎ 日向ぼこ老婆輪になり笑う声 (A)
◎ 日向ぼこ猫の良く知る特等席 (N)
◎ 日向ぼこ歳時記膝に鼻眼鏡 (O)
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