見かけた掛け軸
常住不変の
真理を見失ことがあってはならない
いま山は萌黄色、そして新緑へ
松は一年中緑(翠)にして青々です。
夏になると緑に覆われて、忘れられたように影を潜める。
緑の中の翠を忘れてはならない。
林に入りて森を視ず
友の家で見かけた掛け軸
禅の言葉で奥深い意味があることが分かりました。
翠(みどり)→緑に通じると。
”翠”の字はじめて見ました。
解説:春は花、夏は新緑、秋は紅葉と感覚的な美しい。
松の翠が人の目をひくことは少ないが、寒風吹きすさぶ頃ともなれば美しい。
今まで目立たなかった松の翠の万古不易の美しさが、改めて見直されることになる。
うつろいやすい世の中の、移ろうもののみに目を奪われて、
常住不変の真理を見失うようなことがあってはならない。
掛け軸に興味を持ち過去UPしたものです。