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山梨、忍野八海 その4

2011年06月08日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

古民家・茅葺屋根の探求

茅葺屋根といえば、
世界遺産:白川郷、京都美山:かやぶきの里、福島大内宿ぐらいしか知らない。
今回忍野村の茅葺屋根を訪ね、屋根の醸し出す良さを知り、ルーツを知ろうと忍野村観光推進課に電話して伺った。


         見事な庭を配しての忍野村兜造りの佇まい・・・癒されます

1、忍野村茅葺屋根のルーツ
東京の西多摩郡・桧原村のほうにもあるようです。
妻側を切ってあるのがあるのが一般的ですが平側(横)を切ってあるのは平兜造りというのだそうです。
養蚕農家の煙抜きのような気がします。昔は蚕は年に1回、明治になって品種改良で夏も秋も可能になり蚕室温め、その空気抜きと思います。
山梨は養蚕国、たぶん養蚕農家の母屋、蚕室兼用の住宅であったのでは。冨士裾野では地質から穀類はあまり取れなかったのでは?
ヒキノさんが仰っていた通り、忍野村役場のWさんも同じ答えが返ってきました。 
                                                                             ヒキノさんから寄せられたコメントをそのまま掲載しました。 

                              ヒキノさんのBLOG。

2、屋根の形
南会津系に属するそうです。いわゆるカブと造り
武蔵、西東京、相模、上の原の地域がこの系統だそうです。明治の初期、茅葺職人が忍野村地方に入りこのような屋根を広めたのが、現在このようにして保存され残っています。
屋根葺き職人は、田植えや稲刈りの後、出稼ぎで全国を回ったようです。
天明4年(1784)の飢饉から出稼ぎ屋根職人が出始めたとされている。


         茅葺屋根の下に咲く梅雨の菖蒲

3、茅葺屋根の良し悪さ
茅葺屋根の良さは①夏は涼しく、冬は暖かい②雨音がしない静かである③自然の材料を使い育成可能な自然資源である・・・など地球環境にやさしい屋根である。反面、屋根葺き職人が減少し①手間が掛かり費用が多額にいる②耐久性に乏しく、葺き替えにも相当な金額が必要である③火災に弱いなどのデメリットも多いので年々減少している。

4、
村からの補助
費用の3分の2を村から補助されます。限度額は30万円まで。

 資料画像です

(参考)千葉県干潟町、建坪58坪。工期98年3月
で600万円との事です。

                                         

 

  忍野村役場、Wさん有り難う御座いました

 

 

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12 コメント

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お願い (どんこ)
2011-06-08 09:13:39
本文の字を小さくされましたね。
出来れば読みやすいように元に戻していただけませんか。
そうしていただければ助かります。
写真は大きくて楽しめています。
返信する
茅葺屋根 (とくさん)
2011-06-08 18:03:42
こんにちは
我が家は東日本大震災で瓦屋根が一部壊れた。
茅葺屋根だったら壊れる事は無い。
今さら言っても始まりませんが。

南会津では大内宿と言う所が茅葺屋根で保存されている。
何度か行ってますが観光地として賑わってます。

千葉県干潟町は我が故郷の近くにある町で、その町も行って記憶に残ってます。
昔は茅葺屋根も彼方此方で見てました。
返信する
昔ながらの (横浜のおーちゃん)
2011-06-08 19:24:03
茅葺屋根はどんどん減っていますね。
葺くための手間も技術もいる上に、材料も入手しにくくなっているのでしょう。
天明の飢饉が関係していたとは知りませんでした。
返信する
Unknown (★元気ばば★)
2011-06-08 20:57:48
茅葺屋根は温かみがあります
でも吹き替えは大変見たい。
でも残したい建物です
返信する
やっぱり・・・ (momomama)
2011-06-08 22:17:09
こんばんは。維持費が大変なんですね。。
屋根だけじゃなくお庭もお金がかかりそうです。。
穀類があまりとれない所で 養蚕農家が多かった・・・なるほどですね。。
縄文人さんは体当たりで調べられ素晴らしいです。
若さを保つ秘訣ですね。。
返信する
◎どんこさん (縄文人)
2011-06-09 06:41:18
小さい字になってしまいました。
早速大きく拡大しました。

新聞なども大活字が読みやすいです。
返信する
◎とくさん (縄文人)
2011-06-09 06:45:45
》》南会津では大内宿と言う所が茅葺屋根で保存されている。
よく観光写真で見かけますが行ってないのが残念です。

とくさんのふるさとは千葉県干潟町でしたか。
たまたま資料があって掲載しました。
やはり茅葺屋根は、だんだん衰退していくのでしょう。保存や吹き替え費用が大変のようです。
返信する
◎横浜おーちゃん (縄文人)
2011-06-09 06:50:00
わが田舎も茅葺屋根が多く有りました。
材料が
大麦の茎を使いました。屋根の吹き替えをするときは、部落総出で手伝い、材料も持ちよって工面をする・・・・・という協力体制でした。

今はほとんどなくなりました。
返信する
◎元気ババ (縄文人)
2011-06-09 06:52:09

保存や葺き替えがたいへんのようです。
このような屋根の葺き替えをTVで見たことがありますがボランティヤも沢山必要
費用も馬鹿になりません。
返信する
momomamaさん (縄文人)
2011-06-09 07:02:50
ヒキノさんのコメントが参考になりました。
長野県の方なのでよくご存知です。

縄文レポート突撃隊が今日も行くいく忍野村。

村役場、町役場の方々はよくおしえてくれます。旅行などで不安なところがあったら、電話で教えを乞うのがよさそうです。
返信する

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