雑誌「Will」6月号の蒟蒻問答。
その対談のさいごに堤堯氏が久保絋之氏に
「・・ところでオレの本(『昭和の三傑』)が文庫になった。文庫用の『まえがき』だけでも読んでみてくれ。面白いぜぇ(と差し出す)。」(p268)
うん。単行本は読んだのですが、
やはり気になるので集英社文庫の堤堯著「昭和の三傑」を購入。
さっそく、文庫本まえがきと文庫本あとがきをめくる。
そのあとに「巻末付録」があり、単行本が出た時に
とりあげた書評を再録しております。
さらにそのあとに
「中曽根康弘氏への公開質問状」というのが
面白く、買って読んでよかったと思ったのでした。
一箇所だけ、ちょっと引用
「憲法九条はマック・幣原二人の密談で決まった。」
ちなみに、マックとはマッカーサーのこと。
『軍人のあなたに、こんなことを持ち出すのは不本意だが・・』
言い澱みながら幣原が、戦力放棄条項を憲法に入れたいと切り出す。
マックは『腰を抜かさんばかり・息も止まらんばかり』に驚く。
・ ・・マックは言う。
『そんなことをすれば、世界の嘲笑の的になる』
この箇所を、堤氏は
「マックは三度にわたって、幣原発案説を証言している。上院の聴聞会、75歳の祝賀会、そして『回想記』である。ここで当該箇所を全文引用できればいいのだが、紙幅がない。三つの証言を読み比べる限り、ブレはない。一貫している。幣原との密談の微妙なニュアンスを伝えて、とても『作り話』とは思えない。しかも幣原が遺した種々の証言と符合する。・・・」(p356)
うん。もう一度読み直そうか、どうしようか。
その対談のさいごに堤堯氏が久保絋之氏に
「・・ところでオレの本(『昭和の三傑』)が文庫になった。文庫用の『まえがき』だけでも読んでみてくれ。面白いぜぇ(と差し出す)。」(p268)
うん。単行本は読んだのですが、
やはり気になるので集英社文庫の堤堯著「昭和の三傑」を購入。
さっそく、文庫本まえがきと文庫本あとがきをめくる。
そのあとに「巻末付録」があり、単行本が出た時に
とりあげた書評を再録しております。
さらにそのあとに
「中曽根康弘氏への公開質問状」というのが
面白く、買って読んでよかったと思ったのでした。
一箇所だけ、ちょっと引用
「憲法九条はマック・幣原二人の密談で決まった。」
ちなみに、マックとはマッカーサーのこと。
『軍人のあなたに、こんなことを持ち出すのは不本意だが・・』
言い澱みながら幣原が、戦力放棄条項を憲法に入れたいと切り出す。
マックは『腰を抜かさんばかり・息も止まらんばかり』に驚く。
・ ・・マックは言う。
『そんなことをすれば、世界の嘲笑の的になる』
この箇所を、堤氏は
「マックは三度にわたって、幣原発案説を証言している。上院の聴聞会、75歳の祝賀会、そして『回想記』である。ここで当該箇所を全文引用できればいいのだが、紙幅がない。三つの証言を読み比べる限り、ブレはない。一貫している。幣原との密談の微妙なニュアンスを伝えて、とても『作り話』とは思えない。しかも幣原が遺した種々の証言と符合する。・・・」(p356)
うん。もう一度読み直そうか、どうしようか。