突然カン・ハリ達に近づいてきたチョン・スミン・・・裏切ったかと思ったら、ハリ達を疑っている彼を嵌める為にチョン・スミンとハリが芝居を打ったのだ。詐欺師として詐欺師に騙されないように注意していたのに、結局墓穴を掘るという、詐欺師的には悲しい結末。
チョン・スミンが何の為に自分たちに近づいてきたのか解せない4人。以前彼らが検察と組んでやっていた事を私とやろうと唐突に持ち掛けても、普通は信じられないのは当然だ。ここでチョン・スミンは、4人の前科と詐欺容疑の手配記録を消去するという飛び道具を持ち出し(今回は一時的、1年手伝ってくれれば、永久に黒歴史を削除してくれるという破格の提案・・・)疑いながらも、彼女と手を組む事にするのだ。
怪しすぎる提案だがハリ達にしてみれば、英雄的な詐欺行為が安全に出来ればそれ以上の好条件はない。
タッグを組んで最初の案件は、クラブで流通されている違法薬物案件。裏にうごめくのは芸能人の卵を食い物にする芸能プロダクション。奴隷契約的なものに始まり、辞めたい彼女たちに「辞めてもいい」と許しながらも、最後の最期に痛めつけて放り出すという卑劣な行為とクラブを隠れ蓑にした違法行為の数々はどうやら彼らの常とう手段の様で、プロダクションの後ろ盾になっている人物をあぶり出そうとするハリ達。
芸能人の卵の女性たちに直接的に手を出すチーフマネージャーを、検察に差し出すようにお膳立てしたのはチョン・スミンなのだが、その検察官がカン・ハリの存在に気づいてしまい、カン・ハリに危機一髪が訪れる。
これで、チョン・スミンになにか思惑がある事は確定だ。
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アリョンの妹も、アリョン同様なかなか勘のいいドライバーだ。