私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ダンケルク

2017-09-10 18:53:16 | 映画鑑賞
第二次世界大戦中、ドイツ軍に追われた英仏の連合軍は、海辺の町@ダンケルクから海を越えてイギリスに撤退することになる。
海、陸、空の三方向から、さらに少しずつ違う時間軸で物語は進む

海辺に集まった兵士たちを飛行機で襲撃しようとするドイツ軍と味方を守ろうとする空軍パイロット。
輸送船だけでなく、民間船を使って撤退を行おうとする英国軍の中佐。
息子と一緒に自分の船を出して兵士たちの救出に向かう民間船の船長。

物語はなんとかして船に乗り込んでイギリスに戻ろうとする若い兵士トミー、空中戦の最中に海上に不時着して民間船に助けられるパイロットコリンズ等、基本的には若い兵士たちの目線で話は進むが、後ろには彼らを見守る人がキチンといる。

何とかして皆を無事にイギリスに撤退させたい中佐、「自分たちが始めた戦争に若い人を巻き込み命を失わせることになってしまった」と言い、自分の船を出して救出に向かおうとする民間船の船長。
若い兵士たちを守ろうとするだけでなく、戦争に対してキチンと責任を取ろうとする彼らの存在。

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大勢の兵士たちが集まる海岸、戦闘機が空中戦を繰り広げる空。
戦争映画であるはずなのに、海も空も浜辺も思ったよりも綺麗で透明感あり。
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各所にイギリスの誇りが感じられるこの映画を見ながら、優れた戦争映画は、反戦映画にもなるが、見方によっては優れたプロパガンダ映画にもなる危うさを孕んでいることを改めて実感。


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