3か月間、弁護士としての仕事が出来ないムヨンをどこまで信じているのかは定かではないが、自分がやるべきことを理路整然と話しだすロウム。共感力はなくとも目的意識がはっきりしており、迷いがないロウム。
自分たちが拉致された赤目財団の全貌は分からないが、集団のトップにいるのは姿を見せない会長らしいことを把握するロウム。会長の秘密さえ手に入れれば財団から抜け出せると踏んだ彼女だが、なんと財団の理事長の男は彼女と同じ事を考え、悪事一般に長け、行動力のあるロウムを連れて財団を抜け出そうとするのだ。その船に乗っかるロウムだが、結局計画は失敗。
出所後、ロウムが目の敵にしている企業のトップのチャンは、その理事長の妻だった女性。ロウムが服役する事になった10年前の出来事で夫亡き後財団を率い、会長の秘密が書かれた赤い手帳をホテルの貸金庫に隠しているのだ。
姿の見えない会長にどうしてこんなに皆が振り回されるのかどうしても理解できないのだが、とにかく姿を見せないその会長が赤目財団の影の支配者として全ての悪事を取り仕切っているらしい。
ロウムは、ホテルの貸金庫からその赤い手帳を盗み出す為に壮大な計画を実行するのだが、赤目キッズの一角であるナサの暴走で計画はとん挫。
チャンの裏をかくはずだった計画が破綻し、ロウムがどうしても手に入れたかった赤い手帳はチャンの手によって焼かれてしまうのだ。
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ロウムは、『今度の件で、チャンの行動に会長が疑念を抱くかも・・・』とチャンを脅す事も忘れないが、見えない会長の恐ろしさが今一つはっきりしないので、今はとにかく会長よりも、ロウムのブレない目的意識の強さの方が恐ろしかったりする。
赤目キッズたちを選抜する役割を担っていた番組のホストをしていたのは、ロウムの保護観察官のコ。こうやって登場人物が全て赤目財団とかかわりのある事が分かって来た。とにかく巨悪は赤目内部にあり・・・